電信柱の陰から見てるタイプの企画術 (宣伝会議)

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著者 : 福里真一
  • 宣伝会議 (2013年11月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784883352906

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電信柱の陰から見てるタイプの企画術 (宣伝会議)の感想・レビュー・書評

  • とっつきにくい部分はあるけれど、励まされたり、ああ、なるほどと思えたり、エッセーとして面白かった。

    最近、テレビとかで、社会はこうでも自分はね、とちゃんと自分の道を見極めてる人に目がいく。
    この人もそーゆー人で、自分語りがうまくできてる人。

    私は、変にインプットばかりで、自分の意見どれやねん!って感じにもなってきちゃってるけど、それはそれで取捨選択の結果だよね、とそれも何かに書いてあった引用なわけで。

    ほとほとこんな自分に疲れつつも、企画は記憶だ、という言葉を胸に、がんばりたいものです。

    アイデアが浮かばない時、けして頭を真っ白にして考えてはいけないとゆーことは、念頭に置きます。たまに忘れてしまうから。思いつかなければ、そーゆー手法をたまに取り入れれば、スランプなんてないかもわからんよね。

  • 自然に口角が上がる本。電車の中で読むのは危険なほどおもしろい。共感できるところが多く、わたしも賑やかなフリした電信柱の影タイプなんだと痛感。福里さんも普通の人なんだと思える一冊でした!

  • 明日があるさを使ったジョージアのCMがバズッた背景には著者の前向きアレルギーという特性があったというエピソードが印象的だった。前向きに対して距離があるからこそ人々の固定概念を打ち破り本質を貫き心を捉えることができたというコミュニケーションデザインの好例やと思う。
    心開いてないって言われるのが自分と一緒すぎて、でも電通で働けてるのは羨ましすぎて複雑な気持ち笑

  • まったりとした流れの企画本ですが、要所要所で示唆に富んだ指摘と遭遇できる。
    オーソドックスな企画法とは、どの商品にも、企業にも、生まれたからには、その生まれた理由があると思うので、そこを考えるということ(P190)。

  • 才能がない、ということに気づく。
    自分は、自分ができることしか、できない。
    (目が覚めるようなアイデアや斬新な企画は浮かばないが、普通の人なら普通こう考える、感じる、という感覚に長けていること。
    これまで自分の身の回りに起きたことを、客観的に、その時の感情も含め、記憶していること。自分の中にないものは出てこないから、記憶のストックがどれだけあるかが企画力)
    左側に人生、右側に商品。

  • なにかを期待して読むと肩すかしをくらう本。
    がつがつしていないときにぴったりか。

  • p155 自分にできる程度のことしか自分にはできない、とあきらめていれば、そういうプレッシャーは生まれません。

  • 「キョトンという音が聞こえてきそう」「ギザギザハートの子守歌みたいな人」など、文章が独特で面白かった。もっと文章を書いてほしい。たくさん読みたいです。

    特にD通のSさんと福里さんの正直ベースの切りあいがとてもスリリングでした。

    本人気が付かず、正直ベースで周りの人を切っているから、さけられているような気が...します。

  • まさかあの福里さんが本をだしておられるとは・・・
    電通入社時のエピソードも含めて暗さがつきつめられておもしろい個性になっている。笑 

    ノンタレントCMの様な一般人がでるCMはかえってTVでは特殊に見え、タレントが今では身近なおとなりさんの様に感じるという記述に気づかされた。確かにタレントは勝手なイメージが視聴者に有る分補足説明も少なくてすむしなぁ。
    あとクリエイターがだす自分らしさをクライアントは求めていないという点。当たり前なんだけどクリエイターである以上目的が倒錯してしまう人は多いと思う。気をつけよう。

    いつか一緒に働いてみたいものです。

  • 気合いが入り過ぎていた私に平常心を取り戻させてくれた本。イタイな私。。。
    読み物として、普通におもしろく、特に
    結婚式の疑問点は完全に同意見で爆笑してしまった。
    その辺りから一気読み。
    (ドライそうなリケジョにアフォな質問をして怒られたことを思い出しました。)
    企画の出し方のヒントは意外にも小出しにあって、ちゃんと勉強にもなりました。

  • 気軽に読める。でも世の中のちょっと変わった視点(商品と直接的でないもの)のほとんどは福里さん絡みなのね。

  • まるで自分に自信をお持ちでないCMプランナー福里さんのエッセイ。
    それでも業績は素晴らしいものだし、どうせ天才肌の人なんだろう…と思って読み進めていたら、なんだか思考回路が自分と似ていてすごく親近感を持った。
    三十代まで成果を上げられず仕事をしていた、とか自分はスクールカーストの「下の人」だった、とか野心が無いみたいな話とか……。
    福里さんが成功されたのは自分の立ち位置をきちんと確認して、そこから企画なり何なりをされたから、というのがすごく腑に落ちた。
    頑張って自分を偽るのではなく、本当の自分と向かい合って、それを受け入れてそこから自分のできることを探す、みたいなスタンスがすごいと思った。
    自分を客観視することは簡単なことではないので、それは福里さんが賢い方だからこそ為せた技でもあるのだろうけど。
    この本を読んでから福里さんの代表作のCMを見ると、彼の言動の一致の度合いに驚くぐらいだった。
    自分に自信を持てない私にとって、すごく為になる本だったと思う。
    私も表に出て光を浴びるタイプではないが、陰日向にいる身として、いろんな記憶を身につけていきたい。

    「性格を変えるより、アイデアで解決してしまったほうが、全然ラクだ」

    「やはり、人間、何もないところから何かは思いつけませんから、必ず、自分が過去に経験したことや、読んだ本、観た映画、とにかく、過去の全ての記憶の中から、思いついている。」

  • ―――人は、自分にできることしか、できない。―――

    吉本総出演のジョージア「明日があるさ」、樹木希林らの「フジカラーで写そ」、トミーリージョーンズが宇宙人で話題のBOSS、トヨタこども店長、信長と秀吉、TOYOTOWN、エネオスエネゴりくん、マルちゃん正麺などなど、誰もが親しみを感じるCMを作り出したCMプランナーの本。

    序盤こそ、同じこと何回も言うてはるー!と思うほど謙虚というか卑屈というか補足が多かったのだけど、後半になるにつれ、どういう過程で私たちの日常に寄り添うCMたちが生み出されていくのかがよくわかった。

    暗い人だからこその自己分析がおもしろかった。
    会社員になった理由は、自分には何もないから、何かをあきらめた結果だというのが、私にはよくわかった。
    この考えは、「本当に才能のある人は、それをしないではいられない人だ」という親の考えに基づいている。小説家になる人は小説を書かずにはいられない、ピアニストはピアノを弾かずにはいられない、そういう人たちが才能が有り、いいものが生み出せる、生み出す資格をもっている。
    でも、ただの会社員を続けることによって出会ったCMプランナーの仕事は、もはや著者の才能。

    本書の題名は、当事者として出来事に参加している人たちより、電信柱の陰から見ているような僕たちのほうが一部始終を覚えている、その記憶力のストックこそが企画力につながっているのではないかという見解に由来している。
    作品作りは無から何かを生むように見えて、おのおの持っている過去の記憶からできている。あくまでも自分が見聞きした経験から作られる。本でも、映画でも、出来事でも。その必要な記憶の量は、物事の中心にいた人気者よりも、陰から羨望のまなざしを向けていた自分のような人間のほうが多いのではないかということだ。

    暗くて人づきあいが苦手で気弱でもこんなにおもしろい仕事ができるんだと勇気をもらえる一冊。

  • たいして人生楽しくない分、これまでやむなく得てきた知識を活かそう、という発想が面白かった。たいして人生は楽しくないとあるが、休日より月曜日が楽しみ、という時点で相当に人生が楽しいはずだと思う。

  • テレビの中に、ごく普通の人が登場すると、かえってすごく特殊に見える。逆に、いつもテレビに出ている特別な美男美女が登場したほうが、テレビの中ではごく普通に見える

    企画とは、記憶である

  • ・自分には才能がないと決めていると、
    ニュートラルに考えられてラク。

    ・後ろ向きな人がつくる前向きなもの。
    後ろ向きな人にも受け入れられる。

    ・左側に商品、右側に人生。

    ・結局のところ仕事を楽しんでいる。


    企画することがすごく好きなのは、すばらしくて、
    自分にしかできないことをやる、
    そのために自分をしっかり知ることがだいじなのかと。

  • さくらももこのエッセイみたいです。
    すっごいおもしろいです。ぷぷぷ。

  • 宣伝会議に連載されていたものをまとめたモノ。最後にインタビューがつく。著者の福里さんとは、一度お仕事をさせていただいたことがあるが(CMとして実らなかったが)、こんな考え方をしているとはわからなかった。賞をいくつも受賞されている大御所で、作風からすると「共感」とつくる人だと思っていたのだが、「電信柱の陰からみている」とは。

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