- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784883353392
感想・レビュー・書評
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借りたもの。
同著者『広告コピーってこう書くんだ!読本』( https://booklog.jp/item/1/4883351793 )の内容を、質問を受けてそれに答える、相談(対談)形式の文章。
著者が関わった案件を基にハウツーしている。
とじ込み付録には、案出しの際の、ぐちゃぐちゃ手書きノートがそのまま掲載。
一番興味深かったのは、コピーを作るにあたっての8つのポイント集。
奇をてらった?ような企画・コピーが炎上することが目立つ昨今、肝に銘じておきたい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
広告コピーってこうやって書くんだ
・なぜいいかを考える
・コピーを書くは、散らかす→選ぶ→磨く
・100本を書くには、100人の違う関係性から
・他人の気持ちをカッコつきでわかってあげる
・コピーは時には自分と全く異なる価値観や正反対の意見の人に向けて発信する
・過去の自分の気持ちも大切に
・ボディコピーは対象物への思考の深さ
・ひとはコピーでウソをつく
・書き手の喜び、読み手の喜び
・意味で書いて、生理でチェックする
・書いたコピーを前に何人が動くのか
・言いたいことを言わせてあげる
・スキがあるほうがモテる、参加したくなる
・一見地味にみえても、世の中の人が本当に必要とするアイデア
・正論こそサービス精神を持って語ろう
・コピーはそういえばそうだね
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コピーライターって面白そうだな!と思った
あとプロも基本に忠実なんだなあ。
散らかす、選ぶ、磨くのスリーステップは他の仕事にも活かせるんだろうね -
やっぱり、脳みそのアウトプットを言語化することは大切だよなぁ、散らしまくりたい
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どうすれば一人前のコピーライターになれるか、どんなことを勉強しておくといいかなど、よくある質問に答えてくれている。
なるほど〜と思うことがたくさんある。
たとえばタクシーのコピーを書くとき、自分が子どもだったら?大学生だったら?というように「人」を変えるとたくさんの種類のコピーが書けること、ひらめきは考え尽くした後に起こることなど。 -
コピーは、技術よりも地アタマがよくないとうまいものが生まれない。
コピーを考える、書くこと自体が脳トレ。
谷山さんの読む講義は、コピーライターへの憧れを強くし、そして今すぐに地アタマをよくしなければ憧れで終わってしまうと焦らされた。
コピーライターに向いている人は、「変で素直な人」。
素直(他人と同じことを感じられる)さを重視するところが、アートとの違いだなと感じた。
受け手と作り手、双方向の視点で考える話は自分の仕事向上のためにも使える技なので日頃から意識しよう。
袋とじの、考案ノート大公開は、プロの思考が追体験できて面白かった。
谷山さんもすごいが、やっぱり糸井重里さんって本当にスターなんだなと改めて思った。 -
たまに読み返したい。
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自分らしさはいらない。
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谷山さんは、天才的なひらめきを持つ人ではない。ロジカル思考型だとわかって、なんだか安心しました。
いちばん心に残ったのは、【言葉は万能ではない】という一言。言葉の限界にぶち当たったときに、本屋さんでこの一言を見つけて、ボロ泣き。万能じゃなくても、だれかに響く言葉を見つけていけばいいんですね、きっと。谷山さんは苦笑してましたが、『100万人を抱きしめられないから、コピーを書く』というのは、まさにその通りだなと思いました。
現役のコピーライターは、とても励まされる一冊でしょう。袋とじは必見です。 -
100万人を抱きしめられないから、コピーを書く(笑)