ふるさと納税の理論と実践 (地方創生シリーズ)

制作 : 事業構想大学院大学ふるさと納税・地方創生研究会 
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784883353873

感想・レビュー・書評

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  • ふるさと納税の全体像について知りたいと思い、読んでみました。
    自分としては、ふるさと納税の課題や問題点を特に知りたかったのですが、どちらかというと、メリットに重点を置いている本だと思いました。
    しかも、「ふるさと納税により使えるお金が増えた自治体のメリット」に重点が置かれており、それとは逆に「ふるさと納税により使えるお金が減った自治体」の扱いは、かなり小さいように思います。

    世間一般では「ふるさと納税万歳!」とされている印象を受けるのですが、本当にそれでいいのだろうか、という疑問があります。
    個人的には、そろそろ、ふるさと納税を見直す時期が来ているような気がしています。

    それはともかく、誤植が多い本でした。
    執筆の段階というよりも、校正や編集の段階でつぶすべき誤植が目立った気がします。

  • 自治体がいかにうまく制度を扱えるか

    ■概要
    ふるさと納税の現状と課題、効果について。全国レベルでみると、納税額の総和は最大化されない。むしろ52%が取り分で、残りました40%が返礼品、10%弱が手数料や広報にかかる諸経費。
    それでもやる意味があるのは、返礼品を地元に紐づけたものにすることで、地域特産品や地元の観光資源のプロモーションになるから。
    定住人口の増加は望めないけど、関係人口は増える余地あり。
    また一般財源化することによるリスクはある。ふるさと納税制度が終了した後の予算をどうするかを考えておかないと、歳入減少に苦しむことになるため、あくまで一般財源化は慎重になるべきなのか?

    ■所感
    事例やポイントを把握するのには役立った。

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