なぜ「戦略」で差がつくのか。―戦略思考でマーケティングは強くなる―

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著者 : 音部大輔
  • 宣伝会議 (2017年3月10日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784883353989

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なぜ「戦略」で差がつくのか。―戦略思考でマーケティングは強くなる―の感想・レビュー・書評

  • P&Gの大先輩が書いた本。直接知っているわけではないが、見聞きした人となりが伝わって来るような本の内容でした。本の構成の仕方、言葉の選び方、具体例の選び方、など、戦略、を唱える人ならではの注意深さと意図を感じました。こんなに丁寧に人は言葉をつむげるのですね。感服しました。

    戦略は達成すべき目的があって、それをするための資源に限りがある時に有効な考え方である。ある意味、人生は時間という資源が常に有限なので、人生全て行うことに戦略があっても良いということになる。ただ、全てに戦略を考えていたらより時間を使ってしまうし、戦略的になることは、何に対してか、というチョイスがあった方がいいのかなと。ただ、誰かが毎朝同じスタバのラテを飲む、という行動って実は時間を使わないで、良い朝の集中力をゲットする、ルーティーンというある意味頭と時間を使わない戦略なのかも。ただ、時々見直す機会を作らないとより良いものに目が行かない融通きかない大人になるのかな。

    演繹的、帰納的に戦略の実現可能性を検証する、昔はよく言われたことだけど、今はちゃんとやってない気がする。特に数学的に積み上げる販売予測は森岡さんも使っているようだが、我々も原点回帰すべきなのだと思う。

    良い目的の定義はspecific, measurable, achievable, relevant, time-bound。私の目的はこれをいつも含んでいたかと問うととても恥ずかしい。そしてfocus。あれもこれもと言わない。そしてこれが達成局面を半分に分けたりすることによってより実現可能性が明確になって来る。半分の地点での目標を定める、というのは非常に有効なやり方だと思う。

    ビジネスマンがあるいは人間がPODを作っていく要素として副次的に得られた知識(セレンディビティ)を自ら整理するという行為は非常に重要だと思う。こういうものはみんなちゃんと体系化してまとめない、且つ、意識しないため違いを作るものになりやすい。冴羽獠が場数を踏んでいて相手がどう攻撃して来るのかなんとなくわかる、みたいなことなんだと思う。私が今まで12年間で学んだそれはなんなのか、忘れる前に振り返ることって大切です。毎年末やるべきことに追加しよう。

    認識しにくい資源を利用することが勝ちに繋がる。今私は仕事が多い多いと言って自分の仕事がマネージ出来てない。ただ、それは今ある資源を最大利用しているのか?チームメンバーはみんな最大限力を発揮しているのか?実は使えるかもしれない外部や内部の資源を見逃してないか?考える時間をもっと意識的に作ることが大切である。森岡さんもブレークスルーは才能ではなく、そこに意図的に時間を使うかいなかだと言っていた。

    ユーザーというのは資源である。なぜジョイが好きか、ファブリーズが好きかをもっと共有して欲しい。そしたらアイデアの宝庫になるのではないか。ジョイはヌルヌルして皿落としそうになることも、泡切れ悪いことも、手が荒れることも含めても愛してくれている人たちの声はなんなのか?

    目的と戦略を明確に持つには勇気がいる。自分が声を大にしてやったことの成功か失敗が明確になるからだ。ただ、その分、結果の解釈に曖昧さがなくなる。良い経験値がたまる。資源の失い方も少ないはず。テストマーケットなどがこれに当たる。

    より良いアイデアが出てきた、という免罪符はできる限り使うべきではない。物事がちゃんとプロセスに乗らないと実行段階で成功確率が下がってしまうからだ。これは社外では通用しない。何故なら競合が同じことをしてくるからだ。チームの資源も浪費させる。それならば最初からよく考えてプロジェクトをキックオフすべきだ。

    視点の確保の仕方は
    フィルターをかける(他の学問、時間軸、変数を変化させる)
    借りる。他の人の視点のコピーを作る。例... 続きを読む

  • 戦略は、有限な資源を使って目的を達成するための計画。有限であるからこそ、優先順位の提示必要


    資源の一つとして、隠れた内部資源。今顕在化されていないが今後差別化、優位性確立に効果あるもの。

    例えば、評価軸を変えた時の、隠れた商品特性。
    厚底が速いのではなく、厚底は楽に速い。
    楽に、効率的にスピードアップできる。
    その点を推すということ。

    戦略を作るときには
    拡散的思考で、目的や資源の再定義を行い、
    収束的思考で、戦略、戦術を作る。

    その過程においては、保管、相乗に目を向けつつ
    資源の割り振りを強く意識。再現性の確保の為にも
    評価指標、手法を事前に設定。

  • 目的の重要性とリソースが有限であることを自覚すべき。再現性。無かったらどうか?などの質問。

  • 戦略を目的達成のための資源利用指針と定義。
    その戦略によって、競合と比べて差がつく理由を、
    ①目的の解釈の仕方、②資源の解釈の仕方、③相対的に資源の数的優位をもたらす分母の区切り方として、それぞれについて詳しく書かれた内容。

    改めて、言葉の定義の重要さを感じるとともに、それらを関係者間で共有し、
    コンセンサスを得ておく必要性を実感した。
    また、解釈という言葉が随所に出てきたが、ここにかかわる人間の感性が大きく影響する余地があり、戦略に対する正しい理解をするいことで、誤った道を選択しにくい状況にもなるように感じる。

    どのような戦略であれ、その策定に携わるビジネスパーソンであれば、是非とも読んで欲しい1冊。

  • 戦略の本質が書いてある。良書。
    戦略とは、目的を達成するために資源を最大限に活用すること。
    その本質にたどり着く助けとなる。

    難解なフレームワークは出て来ず、また、本質の著述に集中しているのもよい。

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