ある少年の夢―稲盛和夫創業の原点

  • 14人登録
  • 3.86評価
    • (1)
    • (4)
    • (2)
    • (0)
    • (0)
  • 2レビュー
著者 : 加藤勝美
  • 出版文化社 (2004年4月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (437ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784883382958

ある少年の夢―稲盛和夫創業の原点の感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • 稲盛氏だけでなく、従業員等の話も散りばめられていて面白い。従業員がトップの意志を理解し実践している。すごいことだと思う。

  • 本書『ある少年の夢 稲森和夫 創業の原点』は、1979年に現代創造社より出版され、2004年に出版文化社から改訂版が出版された、稲盛和夫氏の半生を振り返る書籍である。

    稲盛氏といえば、「カリスマ経営者」「経営の神様」などの異名を持つ、日本を代表する経営者である。京セラ、第二電電(現KDDI)の創業者としてはもちろん、近年では、不可能といわれた日本航空の再建、いわゆるJAL再生を成し遂げたことで、さらに広く知られていることとなった。

    さて、ここから本題に入るが、読み始めの印象としては、「話が長すぎる……。」稲盛氏の幼少時代から、大学を卒業して社会に出るまで実に100P以上にも及ぶ。ここまで、細かい必要があるのかと、思わず途中で挫折しかけた。しかし、稲盛氏が社会人になって以降のエピソードは実に興味深い内容であった。稲盛氏が京セラを創業した背景、京セラがどのように成長したのかが非常によくわかった。冒頭で紹介していた稲盛氏の少年時代のエピソードもまるで伏線のように絡んでくる。そして、本書に登場するエピソードはどれも、当時の状況が自然と目に浮かぶほど詳しく描写されている。著者である加藤勝美氏が、本書の執筆にあたりどれほど熱心に資料収集、関係者への取材・インタビューを行ったかが、伝わってくる。インターネットのない時代によくぞここまでという程、詳しく調べて書かれている。逆にそのような時代だからこそこのような書籍を出版できたのではないだろうか。話が脱線してしまいそうなので、話を戻す。

    本文内には多くの印象的な言葉が出てくるが、その中で私が一番印象に残ったものが、
    稲盛氏が社長就任して間もない頃、インタビューで発したとされる、
    「安定は停滞です。常に変化するわが社は半年もじっとしていない。職制だってしょっちゅう変わる。つまり業績は安定しているが、そのために組織は流動している」である。

    近年、百年企業や老舗企業の条件としてよく挙げられる考え方を、やはり稲盛氏も持たれていたということがわかるからである。そして、経営を通じてフィロソフィーがいかに大切であるかを学ぶことができた。

  • 京セラの創業者、名誉会長の稲盛和夫の生い立ちから近年までの軌跡。
    生まれてから学生時代、創業時から急成長時代・不況をへて近年まで、疾走感のある氏の人生のまとめ的な本。
    いまはもう京セラってなにやってる会社だかわかんないほど、広い範囲で製品を扱ってて、でかくて会社像もよくわかんないんだけど、少なくと気風みたいなのは知ることができた。
    1から始めてでかくなるだけあって、それなりの人間ドラマがあるわけですな。

    結局やっぱ典型的な日本人経営者像が頭に残る。
    本人はエンジニア出身なわけだけど、寝食を忘れるくらいの仕事への執着、徹底的な管理、新技術の開拓の熱意…などなど。
    全部がいわゆる「志」をベースにして、その志を共有できる人材が集まって「同志」となり、急成長の基盤が形成されて、上記のようなハードワークが社風の組織が出来上がる。
    現場の作業員や新入社員と熱意を語るコミュニケーションシーンも多くて、人間臭い典型なリーダー像。
    新歓コンパで氏の近くに集まった新人が、熱いトークに耳を傾ける写真が(絵に描いたようで)妙に印象深い。

    いまはよくわかんないけど、当時はベンチャーど真ん中な会社だったんだなと…当然、仕事人間の稲盛氏が中心。
    伸びのある会社は激務が大前提。

全2件中 1 - 2件を表示

ある少年の夢―稲盛和夫創業の原点を本棚に「読みたい」で登録しているひと

ある少年の夢―稲盛和夫創業の原点を本棚に「積読」で登録しているひと

ツイートする