三池炭鉱宮原社宅の少年

  • 15人登録
  • 3.20評価
    • (0)
    • (3)
    • (0)
    • (2)
    • (0)
  • 2レビュー
著者 : 農中茂徳
  • 石風社 (2016年6月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (249ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784883442652

三池炭鉱宮原社宅の少年の感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • 前半,ただの少年体験記なのに何でこんなに面白いんやろなニューシネマパラダイスに似てるからかなと思いながら読み進め,中盤からの熱さにノックアウトされた感じ。リスペクトが素晴らしい。炭鉱映画を見直したくなる。

  •  上野英信は「1960年4月現在、三井三池労組の子どもは日本で最も幸福な子どもである」と言い放ったらしい。

     著者は僕より17年早く大牟田で生まれる。しかし、僕が小学生の頃、僕の小学校区にあった社宅の記憶と、そして僕らの遊び・・・、まるで同じ時代を生きていたかのように記憶が蘇る。昭和30年代の宮原社宅の少年の記録は、昭和40年代の僕の少年時代の記憶と重なる。ただ、僕には三池闘争の記憶はないけど。僕の小学生時代、三池闘争と三川坑の炭塵爆発を経て石炭はすでに斜陽になり、高度経済成長から取り残された故郷はまだ「戦後」を色濃く残していた、ということなんだろう。

     子どもたちと大人たちの大牟田弁の会話が、身体に沁み入ってくる。

全2件中 1 - 2件を表示

三池炭鉱宮原社宅の少年の作品紹介

三池争議の吹き荒れた昭和三〇年代の大牟田。炭鉱社宅での日々を遊び盛りの少年の眼を通して生き生きと描く。

三池炭鉱宮原社宅の少年はこんな本です

ツイートする