いい音ってなんだろう/村上輝久

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著者 : 村上輝久
  • ショパン (2000年1月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (271ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784883641437

いい音ってなんだろう/村上輝久の感想・レビュー・書評

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  • ヤマハの調律師、村上氏の自伝風物語

  • 全てのピアノをストラディバリウスに変える東洋の魔術師、とドイツで絶賛された調律師・村上輝久の自伝

    とにかく面白かった



    本人の幸運な調律師人生もさることながら、
    ミケランジェリ、リヒテル、ポリー二といったビッグネームの素顔をこれ程まで読者の眼前に立ち現せる著作は初めてだ

    ミケランジェリの演奏会後の楽屋、全ての訪問者を断ってくれと頼まれた著者の前に、どうしても会わせて欲しいという人物が現れた。
    結局あきらめて帰ったが、その人物はビル・エヴァンスだった

    ポリーニの「ドルチェ」に調律してほしいという要求に迷っていると、甘いケーキを持ってきて食べさせ、これが「ドルチェ」と言われ、納得できた

    など、興味深いエピソード満載である

    実際に調律師として、友人として関わったからこそのリアリティーだろう
    そこまで信頼を勝ち得たのが彼の人徳というか、あくまで謙虚な姿勢と誠実さであることは、文章の端々から感じ取れる
    もちろん本人はひけらかさないが、調律の腕が抜群だったことが大前提にあるだろう

    修行時代の開始が札幌だったことも親近感を感じる
    遠藤道子、安川加壽子、田中希代子など、黎明期の演奏家とのつきあいも、興味深い

    ピアニストたちのこだわりぶりが参考になる
    0.1ミリの深さの違いや、アフタータッチの好み
    一流の演奏家が、そんなレベルの感覚で勝負していることにちょっと驚いた

    自分のピアノに向かう姿勢にも大きな影響を受けた

    個人的にはもっとピアノのメカニックな部分の話を聞きたかったが、それは専門的だし企業秘密もあるのだろう
    一般向けの著作としては十分面白かった

  • ミケさんはやっぱりおっかなかったんだろうなぁ。

  • 星がひとつなのはまだ読んでないからですよ。

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