ピアノ初見のうまくなる本

著者 :
  • ハンナ
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本棚登録 : 28
感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (96ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784883643172

感想・レビュー・書評

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  • 私自身楽器は全然ですが、興味深いです。

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    「本書では、著者が初見の極意を伝授。初見への苦手意識を払拭し、様々な楽譜にすばやく対応し適確に表現するためのポイントを解説。著者のアドバイスを参照しつつ実際に初見奏に挑戦できるつくりになっています。」

  • 初見の訓練ってすごく大切なのに、なぜか音楽教育において重要視されない気がする。
    新曲視唱と同様に、レッスンや音楽学校の授業に組み込むべき。

    あとがきで著者が書いているように、初見は基礎でしかなく、深い楽曲分析と演奏研究の方がメインであることはそうなのだが、両方できるのがベストだ。

    今まで多くの人に初見のアドバイスを求めてきたけど、役立つものは一つもなかった。

    「初見が苦手なら暗譜が得意になる」
    「初見ができるより、1曲をじっくり取り組める方がすごい」
    と励まされたり(そんなこと聞いてないのだが)、

    「初見は練習しなくていい」
    「怖い先生が横にいると思って止まらずに弾く」
    「遊びでいろんな曲を弾いてみよう」


    と難しめの課題を紹介されたり。

    初見が得意な人は、
    「なんで得意か自分でわからないのよね。なんか手がその形になっちゃうの」
    と。
    そして、初見ができない人を心から不思議がる。
    どんなに説明してもわからないらしい。

    そして大人になって初見を勉強しても伸びることは伸びるが、子供の頃に身につけた人とは比べ物にならない。
    それは絶対音感のようなものである。


    どの人のアドバイスも合わない時は、驚くほど呆れるほど簡単なレベルから、うまず、懲りず、諦めず、やるしかない。
    何百、何千と初見練習するしかない。
    そのことに、もっと早く気づけばよかった。
    つまり、いわゆる(この本にも載ってるような)初見練習に向くとされる曲より、もっとはるかに簡単な譜面から、大量にこなせばよかったのだ。
    バイエル上巻ぐらいから。

    この本に載っている曲は良い練習になったが、曲想まで守って弾くのはまだ無理だな。
    今から死ぬまで毎日初見したら、定年の頃には人並みになっているかもしれない。

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著者プロフィール

作曲、演奏、執筆、イラスト描き…と幅広いジャンルで活躍中のマルチアーティスト。テレビ番組にも数多く出演。クラシック音楽の楽しみ方を広げるべく、全国でコンサートやセミナーを開催している。

「2018年 『バレエ音楽をききましょう!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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