改訂 図書館概論 (現代図書館情報学シリーズ)

制作 : 高山 正也  岸田 和明 
  • 樹村房
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  • Amazon.co.jp ・本 (209ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784883672714

作品紹介・あらすじ

司書は,日本の図書館を指導・管理するための専門職である。本書は,司書の知的基盤である,図書館の意義や機能,種類,史的発展,図書館組織の運営,図書館専門職の条件,さらには図書館情報学の関連・類縁学術分野の理論の紹介等,図書館情報学の内容をあるべき水準で習得できるよう記述した。改訂にあたっては,図書館を取り巻く環境の変化に対応し,記述内容の更新・向上を図った。

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  • 2017.8.29改訂第1刷発行
    【目次】
    監修者の言葉
    改訂の序
    序文(初版の序)
    1章 図書館とその歴史
     1.図書館とその社会的意義
      (1)図書館とは何か
      (2)社会の記憶中枢としての図書館
      (3)図書館の定義
      (4)情報管理組織としての図書館
     2.図書館の種類とその構成要素
      (1)図書館の種類
      (2)図書館の構成要素
      (3)システムとしての図書館
     3.図書館の歴史
      (1)古代の図書館
      (2)中世の図書館
      (3)近世の図書館
      (4)近代の図書館
     4.日本における図書館と出版の現状
      (1)図書館の設置数と職員数
      (2)蔵書と利用
      (3)資料費
      (4)日本の出版状況
    2章 図書館の機能とサービス
     1.図書館と情報資源
      (1)情報資源と記録情報の意義
      (2)図書館資料の中核を占める印刷資料
      (3)図書館資料としての非印刷資料
      (4)ネットワーク情報資源と図書館
     2.図書館の機能とサービス
      (1)図書館の機能
      (2)図書館サービスと活動
      (3)図書館業務の基本特性
     3.パブリックサービス(直接サービス)
      (1)閲覧・貸出サービスと複写サービス
      (2)レファレンスサービス
      (3)利用教育・読書相談
      (4)視聴覚資料の提供
      (5)世代別サービスと障害者サービス
      (6)図書館行事・集会と場の提供
      (7)アウトリーチサービス
      (8)その他の特別なサービス
      (9)電子的なサービス
      (10)図書館のPR
     4.テクニカルサービス(間接サービス)
      (1)資料の選択と収集
      (2)資料の整理
      (3)資料の蓄積と保存
     5.図書館員の倫理およびコンプライアンス
      (1)コンプライアンス・倫理
      (2)「図書館の自由に関する宣言」(日本図書館協会)と「図書館の権利宣言」(American Library Association)
      (3)「図書館員の倫理綱領」(日本図書館協会)
    3章 公共図書館
     1.公共図書館とは何か
      (1)近代公共図書館の誕生
      (2)公共図書館の存在意義とあるべき姿
      (3)現代日本の公共図書館
     2.日本における公共図書館の成立と展開
      (1)近代公共図書館思想のわが国への導入とその後の変遷
      (2)図書館法の制定と再出発
      (3)低迷からの脱却と急成長
      (4)行財政改革の進行と経済停滞の中での公立図書館:1980~90年代の状況
      (5)2000年以降のサービス改革をめぐる動きとその他の状況
    4章 公共図書館以外の各種図書館
     1.国立図書館
      (1)国立図書館とは何か
      (2)世界の主要国立図書館
      (3)日本の国立図書館
     2.学校図書館
      (1)学校図書館とは何か
      (2)日本の学校図書館
     3.大学図書館
      (1)大学図書館とは何か
      (2)日本の大学図書館改革
     4.専門図書館
      (1)専門図書館とは何か
      (2)専門図書館の種類
     5.図書館同種施設および類縁機関
      (1)図書館同種施設
      (2)図書館類縁機関
    5章 組織としての図書館
     1.図書館の運営
      (1)図書館経営論の必要性
      (2)図書館の経営管理の概要
      (3)経営対象としての図書館:図書館のガバナンスの確立
      (4)図書館の経営評価
     2.図書館の職員と組織
      (1)図書館職員体制
      (2)館長・管理職の職務
      (3)専門的職員の資質向上・研修
      (4)図書館を支える人々
      (5)図書館の組織構造
     3.図書館の施設・設備
      (1)図書館建築
      (2)図書館の設備・備品
      (3)施設・設備に関するその他の留意事項
     4.図書館の協力と連携
      (1)図書館協力とその種類
      (2)類縁機関との連携
     5.図書館のプレゼンス(存在感)向上に向けて
      (1)マーケティング(marketing)
      (2)PR(public relations)
      (3)ブランディング(branding)
    6章 図書館に関係する機関・団体
     1.図書館関連団体
      (1)図書館協会
      (2)その他の図書館関連団体
      (3)学会・研究会
     2.出版・書店
      (1)出版
      (2)書店・出版取次
     3.その他の関連組織・団体
      (1)国立情報学研究所
      (2)科学技術振興機構
      (3)図書館業務代行業(指定管理者)
      (4)図書館支援団体
    7章 将来の展望
     1.コンピュータの発達と図書館
      (1)コンピュータの出現と発展(1980年代まで)
      (2)インターネットとデジタル図書館(1990年代から2000年代)
      (3)電子書籍とウェブの高度化(2010年代以降)
      (4)情報探索行動の変化と図書館
     2.社会状況の変化
      (1)少子高齢化社会の影響
      (2)地方自治の変化
      (3)戦略的経営の必要性
     3.教育の変化
      (1)問題解決能力の育成
      (2)生涯学習への支援
     4.学術情報流通の変化
      (1)学術雑誌掲載論文の増加と電子ジャーナル
      (2)雑誌の危機
      (3)オープンアクセス
      (4)機関リポジトリ
      (5)オープンアクセスジャーナル(OAジャーナル)
      (6)オープンサイエンス
    付章 図書館を支える諸学問
     1.図書館学と図書館情報学
      (1)図書館学から図書館情報学へ
      (2)図書館情報学の教育と研究
      (3)図書館情報学の構成
      (4)図書館情報学から情報学へ
     2.周辺的な学問領域
      (1)文書館学・博物館学
      (2)書誌学・出版学
      (3)計量書誌学・科学計量学・計量情報学
      (4)情報工学
      (5)メディア論
      (6)情報分析論
    参考文献
    資料1 図書館の設置及び運営上の望ましい基準
    資料2 図書館法
    資料3 国立国会図書館法(抄)
    資料4 ユネスコ公共図書館宣言 1994年
    さくいん

  • 本当に網羅的に記載されている。指定管理者制度の記述はもう少し詳しくてもいいかも?司書課程の各科目で詰まったら見たい本。最初に読むと浅すぎて混乱しそう。

  • テキストだから仕方ないけど、現状を肯定しすぎで物足らない。

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著者プロフィール

1941年生まれ。専門は図書館情報学。慶應義塾大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。慶應義塾大学文学部教授を経て、国立公文書館館長。現在は慶應義塾大学名誉教授。(株)ライブラリー・アカデミー塾長。著書『歴史に見る日本の図書館』(勁草書房、2016年)、『現代日本の図書館構想』(編著、勉誠出版、2013年)、『改訂 図書館概論』(共編著、樹村房、2017年)、『別冊環⑮ 図書館・アーカイブズとは何か』(共著、藤原書店、2008年)、訳書にマイケル・K・バックランド『イデオロギーと図書館――日本の図書館再興を期して』(監訳、樹村房、2021年)など。

「2022年 『図書館の日本文化史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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