評価の急所(へそ): パラダイムシフトを迎える人事評価
- 日本生産性本部 生産性労働情報センター (2013年7月2日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (102ページ)
- / ISBN・EAN: 9784883724574
作品紹介・あらすじ
人事評価は組織を映す「鏡」である。<br> 評価の仕組みを見れば組織のことが見えてくる。<br> わが社でだれが優遇され、だれが上に昇るのか。組織のナンバーワンは、どうのようにして決まるのか。それは組織が大切にしている「価値」を、わかりやすい形で示している。だから、評価の仕組みを通して、企業の価値観をこれまで以上に熱心に伝えていく必要がある。<br> 本書は、日本労務学会学術賞受賞「人事評価の総合科学―努力と能力と行動の評価」(白桃書房2010年)のエッセンスをぎゅっと搾り、多忙なビジネスパーソンが人事評価の急所(へそ)を理解できるよう、分かり易くその要点をまとめている。人事評価というブラックボックスを、「見える化」するスタートラインに立つための一冊。<br><br>9つの急所(へそ)<br>1.人事評価の歴史は、東洋ではおそろしく長い<br>2.絶対評価は公平だが不正確、相対評価は正確だが不公平である<br>3.人事評価は甘くなる宿命にある<br>4.人事評価には、東洋と西洋の文化的違いがはっきりと浮き彫りになる<br>5.左脳的評価と右脳的評価を連携させよう<br>6.成果を意識しにくい職場に、目標による評価はなじまない<br>7.多面評価はわれわれの能力を超えている<br>8.人事評価では、結果が信頼できるのかと、その方法で評価して<br> いいのかという、二重苦に悩まされている<br>9.不満は評価の友である<br>
感想・レビュー・書評
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人事評価の担当になった人が、まず手に取りやすいように、と作られたような薄い一冊。
ただ、中身が薄すぎて、急所(へそ)はわかっても、明日からなにをしてなにを勉強したらいいかまでは示唆してくれません。
まずは大枠を見て、人事評価も考課も処遇にも、完璧はなく、その成り立ちを引きずったり限界があることを理解することに役立ちそうです。詳細をみるコメント0件をすべて表示