- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784883752157
作品紹介・あらすじ
廃墟に遺された手記が物語るのは、異次元から侵入する怪物たちとの闘争と、太陽さえもが死を迎える世界の終末…。H・P・ラヴクラフトの先駆をなす宇宙的恐怖。"ボーダーランド三部作"の一つとして名高いSFホラーの傑作!書き下ろし訳者あとがき付。
感想・レビュー・書評
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●異次元から侵入する怪物たちとの闘争と、太陽さえもが死を迎える世界の終末……。訳者・荒俣宏による書き下ろしあとがき付。
▼詳細
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前半は不気味な家や豚のような化物など出てきて、ラヴクラフト的な怪奇小説なのか?!と思わせておいて、後半になると突然未来の果ての宇宙へ飛んでいってしまい、よく分からない描写が終始続くようになってしまった。正直、前半のワクワクを返してほしい。
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■書名
書名:異次元を覗く家
著者:ウィリアム・ホープ・ホジスン
■概要
廃墟に遺された手記が物語るのは、異次元から侵入する怪物たちとの闘争と、
太陽さえもが死を迎える世界の終末…。
H・P・ラヴクラフトの先駆をなす宇宙的恐怖。
“ボーダーランド三部作”の一つとして名高いSFホラーの傑作!書き下ろし訳者あとがき付。
(amazon.co.jpより引用)
■感想
不思議なSFホラー小説です。
かなり昔の小説らしく、言葉遣いも独特です。
なので、読みにくい部分もあります。
ただ、このSF感、クライマックスに向かっての浮遊感は凄いです。
SF、心理、宇宙、妄想、といったものが入り乱れています。
つまり、読んでいると何でもアリ。
訳が分からないということになります。
この何でもありな感じは、種類は違うけど不思議の国のアリスとも通じる感じかな。
こういうのは読んでいて少し疲れますが、やっぱり好きですね。
でも、やりすぎている作品は、手にをえないですが・・・
3部作の残りは一冊。
寂しいですが、楽しみたいと思います。 -
注文。団精二訳のハヤカワ文庫版を所持しているが、年数が経ち茶色になっているためナイトランド業書で揃えようと思う。因みに団精二氏は荒俣宏氏のペンネームだ。
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ボーダーランド三部作の第二巻。
先頃、同じく『ナイトランド叢書』から刊行された『幽霊海賊』は、ホジスンらしい海洋怪奇小説だったが、本書はラヴクラフトを彷彿とさせるSFホラー。しかも、怪奇よりSF寄りだった。巻末の刊行予定にある『〈グレン・キャリグ号〉のボート』が、タイトルを見る限り、やっぱり海洋怪奇小説っぽいので、三部作の中でも異色なんじゃないだろうか。
対して、『廃墟の中から拾った手記を編者が公開した』という伝聞形式は、英国の怪奇小説ではお馴染みの手法。