ねじ式: つげ義春作品集

著者 :
  • 青林工藝舎
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感想 : 29
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (455ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784883790517

感想・レビュー・書評

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  • 昨晩、わけのわからない夢を二つ続けて見たので『ねじ式』を再読。一つめの夢では、わたしはある航海日誌を読んでいたのだが、見たことのない漢字が頻出する。「囗(囗の中にイカリマークの右半分)のように眠った。」という文章があった。二つめの夢では、わたしは同僚と理科室のような部屋で、液浸標本の液体の交換作業をしていた。新しい液はエタノールでもホルマリンでもなく、ツナ缶の油である。本作でもそんな夢の論理が貫かれている、と思う。目医者ばかりではないかのコマを見るたび、アルバレス・ブラボの写真《眼の寓話》が目蓋に浮かぶ。

    この作品集は初出誌と同じサイズ。大きな紙面で読めるのは嬉しい。

  • 確かに独特の魅力がある

  • むむむむむ。。。
    通が読めば名作なのだろうが、ちょっと僕の感性には合わなかった。つげ評論(あるのかな?)をじっくり読み込んでから再挑戦したい。

  • 本を整理してたら久しぶりのねじ式である。読んでると、まぁ割ともっさりしてるのも多いなぁ、と。ぶっちゃけ覚えてるのも少ないし。でもやっぱゲンセンカンが一番好きで、なんか出てくる奴らおかしいし、つーか主人は顔がホモだし、女主人はあまりにもやばいし、ばばぁしか町にいないし、ぎょえっぎょえっ、ってまじぱねーす。

  • この逃避隠遁願望は良い。

    おかっぱ少女に
    「にしらはろくな銭もねいくせに海だ山だってけつかる本当にたまげたもんだ」
    って挨拶されたい。

  • 学生のとき、フレスコ画の授業でこの表紙の絵を模写してしまった程好きです。

  • 不安定にはなる、でも変に納得できるというか、あえて理屈を差し挟む隙を持たせてあるんだろうか。
    夢の話だけに。

  • 凄まじい漫画。オチが無いのに、余韻がスゴい。「李さん一家」が特に良い。

  • 凄いとしか言えない。

  • つげ作品の代表作。自身の悪夢をそのまま画にしたシュールかつ魅了的。この作品に影響を受けた漫画家は多いはず。
    気分は憂鬱になるが、ぜひとも読んでもらいたい1冊です。

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著者プロフィール

つげ 義春(つげ・よしはる):1937年生まれ。漫画家。

「2024年 『つげ義春が語る 旅と隠遁』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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