- Amazon.co.jp ・マンガ (186ページ)
- / ISBN・EAN: 9784883790999
感想・レビュー・書評
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夢の話を聞いているような短編集。主人公は自分の投げ込まれた状況をストーリーの冒頭から徐々に感知していく。結婚が死と直結している話が複数あったのはいかなる心理なのか。カフカ的な話と、影を持たない超現実的な絵がうまくマッチしていた。解釈は読者にまかされているので、否応なくいろいろと考えさせられた。
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good!
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蛇女がとても良かった。
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この得体の知れない感情を何と呼ぼう
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表題になってる<心の悲しみ>が好き。悲しみが取り出せてしまうところが好き。途中まで一休さんのとんちかと思ったら…。
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何度も読み返さないといけないとおもう。
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蛇女の話が悲しくて面白くて、面白くて悲しくて…頭が三角だから毒蛇…って…
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"それ"が悲しいことに気づけない、気づかないという悲しみもある。
読み終えたあとになってじんわりと沁みてくる。 -
西岡兄妹さんの作品は、読んでいる最中も、読了後も、
もや〜とした行き場のない気持ちになる…。
快いかといえばそうだし、気持ち悪いといえばそうだし。
多分、日常心の奥で思っている<負>の気持ちが
作品で多々見つけることが出来、ゆっくりと検証しながらも、
最終的には納得してしまうからだろう。
「もう二度と読みたくない」
そんな気持ちにもなるけど、妙に安心感があるんだよなぁ…。
(10,03,03) -
悲しい夢みたいな話の短編集。穏やかな凶気。
個人的には目の模様がある動物の皮膚を、黒く塗るというシーンが悲し過ぎて夢に出そうでした。