新装版 月的愛人(ルナティック・ラバーズ)

著者 :
  • 青林工藝舎
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感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (206ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784883792412

感想・レビュー・書評

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  • この人、外れがないなぁ……と感心。
    ということはつまり、最上も最低もない。
    品質が限りなくフラット。
    どの作品であっても、初体験が最上の体験になるのだろう。
    私の場合は「電気蟻」の入っている『パラノイア・スター』だったが。

  • 4年前に中野の古書店で手に入れた丸尾本3冊のうちの1冊です。

    『月的愛人』はですね、私の大好きな「耳ナシ芳一(前編・後編)」が入ってるんですよ。だからお気に入りです。「無抵抗都市」は私が読んだ丸尾末広作品の中でもストーリー的に読み応えのある作品なのでお気に入りの一つです。

    丸尾末広独特の、一本の糸の様に顔のパーツが連なる描写を味わうならこの一冊は手放せないかと思います。

  • ルナティックラヴァーズ

    声に出すだけで丸尾末広先生の世界に飛べそうな気がする

  • 買いそびれ思い出し購入。
    1980年代末~1990年代前半に『ガロ』その他の雑誌に発表された短編集。
    連載打ち切りになったという「犬神博士」のアーキタイプ(タイトル同じ)も
    未完ながら面白い。
    完結した『犬神博士』が、切られたところからそのまま続いたのではなく、
    別の物語になっていったことも興味深い。
    小泉八雲「耳なし芳一のはなし」や江戸川乱歩「屋根裏の散歩者」の本歌取りも見事。
    何より絵が美しく、つい、ボーッと眺めてウットリしてしまう。

  • 2012/02/05/Sun.購入。
    2012/02/13/Mon.〜02/15/Wed.
    「無抵抗都市」P.150上段のコマはベックリンの「死の島」だよね。
    この絵好きだから嬉しかったな。

  • 耳なし芳一の話が好き

  • 耳なし芳一(?)が素敵すぎる。胎児転げ出るとか(笑)
    無抵抗都市もいい。白黒の絵はちょっと前のが好きかも

  • 無抵抗都市がいいですね

  • 2010/1/11購入。

  • ─僕の歌は誰からも理解されず、僕が歌うとみんなは怒るのです─片耳の聴覚を失ったフォークマニアの芳一は夜な夜な墓場へギターを持って出かけて行く。死者に自作の歌を聞かせるために。「耳ナシ芳一」その他「極楽小屋」「赤眉」「屋根裏の哲学者」「無抵抗都市」等収録。

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著者プロフィール

1956年、長崎県生まれ。15歳で上京後、『リボンの騎士』でデビュー。漫画とイラストレーションを数多く手がける。主な作品『少女椿』『月的美人』『笑う吸血鬼』『パノラマ島奇談』や荒俣宏『帝都物語』の挿絵など。

「2018年 『丸尾画報DX III』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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