真理先生

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著者 : 根本敬
  • 青林工藝舎 (2009年1月22日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784883792771

真理先生の感想・レビュー・書評

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  • 「サブカル」版自己啓発書。(サブカルという用語については本書劈頭にて著者自身述べているところがあるのであくまで「サブカル」)
    前著夜間中学でもその傾向が見られたが、出版編集におけるデジタル化の波は例えば「電気菩薩」や「ディープコリア」のような体裁を最早許さない域に達しているのか。

  • とにかく笑えるネタが盛りだくさん。この笑いの源泉こそ、根本敬の深い洞察力による。
    特に、一般人の人生にある光と陰をルポルタージュする腕は相変わらず見事。第二章の河村さんの話は、吹き出しつつも人生の業を感じる優れた作品。
    また、政治的なことに関する洞察も非常に冴え渡っていて、一つ紹介。

    「それでも毎年八月六日(広島)九日(長崎)の原爆投下、そして十五日の敗戦当日を迎えると、各新聞、マスコミはこぞって戦争版『ダメゼッタイ』キャンペーンを繰り広げている。しかし既に『リアルタイム』というヤツで戦争を知る人々は年々減るばかりで、戦場へ送られ、実際に兵隊さんとして戦った人は八十一歳より上の男性ばかり。
    戦時下としてのその頃日々を営み、時に空襲を受けたりと、当時を記憶する『女、子供』のうち、その子供すらある程度の記憶を残しているのは既に七十歳ぐらいから。と、最早マス・メディアによる夏の風物詩と化したこの『ダメ。ゼッタイ』で『二度と繰り返してはならない』キャンペーンの期間中、“道具”としてどうしても必要な、戦争の語り部たる『生き証人』達の激減と老齢化にともなう諸問題に、一本の番組やひとつの記事をつくるにも、その舞台裏で思いがけない苦労があると思う」

    マスコミによる、道具としての戦争体験者の取り上げられ方に関しては、非常に憤慨していたため、こういう論評もあるかと、根本敬の慧眼に脱帽。

    後半の短いコラムはイマイチなものもありますが、全体としては非常に楽しい読書時間を堪能できます。

  • 根本先生ぶっ飛んでるなー。個性が強烈過ぎてまだ体に(頭に?)馴染まないけれど、中毒性はありそう。楽しめる領域まで持っていきたい。

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