エルネストの鳩舎

著者 : 鳩山郁子

• 青林工藝舎 (2013年7月16日発売)

感想・レビュー・書評

[竹輪麺麭さんの感想 · 2022年4月15日]

鳩を転がしてたらパンになっちゃって、途端にエンガチョされる話が良かった、東欧のアニメーションみたい。
表題作は鳩舎のデザインと風景が美しい、夏の何となく憂鬱な曇天と湿った砂浜を彷彿とさせる。

[みみみんさんの感想 · 2021年7月26日]

予備知識なく寝台鳩舎からの流れでエルネストの鳩舎を読んだのがなんか良かった。繋がってるようで関係ないのかもしれないけど。全体的に鳥や羽が題材になってる印象の短編集。わずか数ページしかない作品も凝ったイラストや、ない脳みそをフル回転させて読まなきゃならないほど解読が困難なストーリーなので、読みごたえありまくる。宇宙の成り立ちとかが書かれてるみたいに不思議で難解で、心象風景は美しくて切ない詩みたいな、哲学みたいな感じ。夢と現実を行き来できるこの感覚がもうたまらなく好き。

[inuinuyamaさんの感想 · 2018年10月19日]

2013-7-26

[Ksculさんの感想 · 2016年4月22日]

【透明感と残像。】
表題作が好きです。
銀河鉄道の夜や耳をすませばを思い出す、
爽やかさ、メルヘンさ。
心が透き通ります。

[snow3さんの感想 · 2013年7月14日]

パラボリカ先行販売。サイン会に参加してきてしまいました。
小心者なのでよっぽどの勢いが無いとサイン会とか行けないのですが、勢い付いて参加してしまいました…！はわぁ…！

とはいえここでは本の事だけ。
鳩山さん、結構いろんなイラストのお仕事も常に引き受けていらっしゃるのに、比較的コンスタントにしっかり漫画も刊行して下さって嬉しい。ここ最近特に多方面に精力的に活動されているような。
昔から変わらず、だけれど常に新鮮であるというのは素晴らしい。それは全ての理想でもある。

今回も短編集だけれど、全編に「鳩」というか「羽」のイメージでまとめられている。幻想感の強いものから、『コリン〜』のようなコミカルなものまで、改めて鳩山さんの幅の広さを実感する。
今でこそ美麗さや耽美な印象が強い鳩山さんだけれど、初期作品を見るとやっぱり青林工藝作家だよなというのを思い出す。そのちょっとした癖が大好きなのだけど。

今も昔もやっぱり好きだなぁ。

[猫丸(nyancomaru)さんの感想 · 2013年6月7日]

エルネストの鳩舎　鳩山郁子オフィシャルオンラインストア
http://ernest5.ocnk.net/

IkukoHatoyama 鳩小屋通信 officialブログ
http://spangle2.exblog.jp/

青林工藝舎のPR
｢昔、私は少年で、
白い漆喰造りの鳩小屋で
たくさんの鳩を飼育する
鳩舎守りだったの

描き下ろし表題作「エルネストの鳩舎」ほか、初期作品「Crushed Lilacs」「糸底の疵」も収録。巻末「コリンとノルウェイメープル飛行隊」モノクロポスター綴じ込み。

収録作品
「エルネストの鳩舎」「カケスの森」「Parlor Roller 鳩」「アルソミトラ・マクロカルパ君」「登檣礼」「鳩を捨てる」「クサヒバリ」「糸底の疵」「Crushed Lilacs」「コリンとノルウェイメープル飛行隊」｣

[猫丸(nyancomaru)さん · 2013/07/05]

鳩山郁子サイン会「エルネストの鳩舎」
鳩山郁子作品集「エルネストの鳩舎」刊行記念展Special event
◆7月13日［土］
第一部：13:00～15:00 第二部：16:00～18:00
●定員：各回40名（要予約）
●料金：1900円（作品集＋展覧会入場料込み）
■会場　parabolica-bis［パラボリカ・ビス］
■東京都台東区柳橋2-18-11　■TEL: [phone]

鳩山郁子作品集「エルネストの鳩舎」刊行記念展
2013年7月12日［金］～8月5日［月］
■月～金／13:00～20:00　土日祝／12:00～19:00
■入場料：500円（開催中の展覧会共通）
http://www.parabolica-bis.com/SHOP/ev_87.html