野武士のグルメ

著者 :
  • 晋遊舎
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本棚登録 : 272
感想 : 37
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  • Amazon.co.jp ・本 (196ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784883809103

作品紹介・あらすじ

ロング&ベストセラー漫画の原作者が描くひとりメシの美学…。

感想・レビュー・書評

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  • 一人で初めての店に入るのこんなに躊躇されるんだ。意外。でもほんとに店に入るには勇気がいるものだ。「孤独のグルメ」の心の声がそのままで楽しかった。

  • こんなふうに頭のなかでひとりごと言いながら、ひとりで食事をするのはさぞ楽しかろう。
    しかしわたしにはできないのだ。野武士ではないし、おじさんでもないから……。

  • 「死んだ杉浦日向子と飲む」→入浴の女王「七人の酔客」4万円の和箒の掃き心地とはいかなるや?

  • 螟上?邨ゅj縺ォ莠輔?鬆ュ蜈ャ蝨偵〒繝薙?繝ォ縺ィ辟シ縺阪◎縺ー繧帝」溘∋縺滓ァ伜ュ舌r謠上>縺溘?御ケ晄怦縺ョ辟シ縺阪◎繝薙?繝ォ縲阪r隱ュ繧√?縲∵キア螟懷ッ昴k蜑阪?繝吶ャ繝峨〒辟。諤ァ縺ォ縺翫↑縺九′貂帙k縺励?√ヱ繝ウ螻九?蝟ォ闌カ繧ウ繝シ繝翫?縺ァ螟暮」溘r縺吶∪縺帙k閠∽ココ繧呈緒縺?◆縲後♀縺倥>縺輔s縺ョ螟暮、峨?阪〒縺ッ蛻?↑縺?ー玲戟縺。縺ォ縺ェ繧九?ゅ◎縺励※縲∽サ雁屓隱ュ縺ソ霑斐@縺ヲ縺ソ縺ヲ縺ェ縺ォ繧医j蠢?↓蠑輔▲縺九°縺」縺溘?縺ッ縲碁?遏ウ縺ョ遏ウ蜑イ譯懊?阪↓蜃コ縺ヲ縺上k繧ィ繝?■繧?s縺ィ繧ソ繧ォ繝?縺輔s縺ョ莉翫□縲る怫轣ス蠕後?√←縺?@縺ヲ縺?k縺?繧阪≧縺九?ら┌莠九□繧阪≧縺九?ゅ◎繧薙↑縺薙→縺梧ー励↓縺九°縺」縺ヲ縺励∪縺?⊇縺ゥ縺薙■繧峨?蠢?↓霑ォ縺」縺ヲ縺阪◆縲

  • 久住氏の食にまつわるエッセイ集。
    『ひとり家呑み〜』ほどくだけた感じではないが、その独特の世界観で満ちている。

    冒頭のエッセイは、『文庫版 孤独のグルメ』の巻末に掲載されていたものとほぼ同じ。
    (タイトルは同じで、中身の表現が若干だけ異なる。)

    ニヤッとさせられるものばかりではなく、例えば「おじいさんの夕餉」のように少し物悲しいものがあったりして、この作者の優しさが感じられた。

    私が気に入ったのは、「タンメンの日」。

    タンメン自体も良いし、今どきの自己満足ラーメン屋への皮肉もいい。

    [more]
    (目次)
    釜石の石割桜
    生野菜定食、焼肉付き
    冷やし中華ライス
    雨漏りのコの字カウンター
    殿様の麦とろ飯
    朝のアジ
    九月の焼きそビール
    悪魔のマダム
    死んだ杉浦日向子と飲む
    七人の酔客
    タンメンの日
    おじいさんの夕餉
    おはぎと兵隊
    かっこ悪いスキヤキ

  • 面白い。文章は東海林さだお風かな。

  • 図書館本。漫画だと思ったら違った。この本の面白いところは、「この店はこれが名物で美味しいですよ」という紹介ではないところ。まずい店だったり、ふれあいだったり、哀愁が漂ってたり、庶民的な感覚で書いてある。珍しかった。会話のテンポが、TVの「孤独のグルメ」みたいw

  • 著者久住昌之が、日常生活の中で入る店でのエピソードを面白く書いた本です。漫画孤独のグルメのエッセイ版。

    冷やし中華とはどうあるべきか、旅先で入った店でおかみのエピソードを聞いたり、野武士的な振る舞いに憧れるが小心でできないもどかしさなどなど、食を楽しむ著者に好感が持てます。

    気楽に読める一冊ですのでぜひ。

  • コミック版を先に読んでいたのだが、原作も面白い。食にまつわるルポ的エッセイ集。

    『釜石の石割桜』が絶品。港町・釜石の静かな夜が何とも言えない雰囲気で描かれる。『釜石の石割桜』の原型は谷口ジローと共著の『孤独のグルメ』のあとがきだろう。

    コミック版には描かれていない作品もあり、コミック版を先に読んでいても、十分楽しむ事が出来た。

  • マンガとドラマでマニア的な支持を得ている「孤独のグルメ」の原作者によるグルメエッセイ。本書の設定は、著者が野武士にあこがれ、その心で食事をするという、コレまたマニアックな展開だ。

    で、著者の述べる「野武士」とは何か。飯屋の引戸をガラッと勢いよく開けて、案内を待つ間もなく椅子にドカッと腰を下ろし、「酒!」と怒鳴る。どうやらクロサワ映画の野武士のようだ。やはり野武士といえば、クロサワか。

    しかし、著者は野武士にあこがれるだけで、実際にクロサワ野武士のごとく振る舞うことはせず、まずいラーメンにも心の中で不満を述べるだけ。そして、食後に思いっきり後悔し、店の悪口を言う。加えて、なぜこんな店に入ったのだろうと自己嫌悪。およそ野武士らしからぬオチが待っている。

    ま、行く店行く店で、野武士のごとく暴れ叫び、そんな武勇伝エッセイを語られても読者としてはついていけない。

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著者プロフィール

1958年生まれ。マンガ家/ミュージシャン。美学校出身。滝本淳助とは、『タキモトの世界』や「東京トワイライトゾーン」(「タモリ倶楽部」内のコーナー。1989年に日之出出版から書籍化)などでコンビを組んだ。

「2015年 『滝本夢絵日記』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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