- Amazon.co.jp ・本 (156ページ)
- / ISBN・EAN: 9784883810154
作品紹介・あらすじ
パオは都会の片隅の1軒家に生まれた。パオの母親のネロは、3匹の子犬を産んだ。3匹の名はパオ・コロ・トトだった。とてもささやかで暖かな家族だった。しかし、パオたち兄弟は離れ離れに…そして、そこで起こるさまざまな出来事…。パオは強くなっていく…。2000年、春。ケータイサイトで発表され、アクセス数2000万件を突破した連載小説『Deep Love』シリーズ。その第1部『アユの物語』に登場したパオがアユと出会うまでのもう一つの物語。
感想・レビュー・書評
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恋愛小説カテじゃないよね、社会派小説にとりあえず分類。
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年間21万匹もの犬やネコが殺されている。
その事実を知っている人はどれだけいるだろうか。また、知った後に何か行動をしようとした人はどれだけいるだろうか。私はその事実を知っていました。ガス室で殺されていく犬の動画を見たこともあります。背筋が凍る思いでした。けれど、私には何1つできなかった。否、やろうとしなかっただけかもしれない。
街を歩いていて、針金をつけた犬やネコを見かけたことのある人は少なくないはずです。自分よりも弱い存在を虐めあげる行為はこの上なく愚かしいものです。そんなことにも気づけないほどに病んでいる人には、哀れみすら感じます。弱い存在として描かれているのは、何も動物だけでなくホームレスの人も同様です。奪い合わなければ生きていけないような世界でもないのに、どうして人は優しくなれないんだろう。
動物は物ではないのだから流行に乗って買って、飽きたら捨てるなんていう愚かな真似は辞めてほしい。こんな台詞ばかり溢れていても、本人が変わろうとしなければ変わることなんでできないのだろうけど。この本の売り上げの一部は動物ボランティア団体ホーム・アニマル・ソサエティに寄付されるようです。 -
■09109.
<読破期間>
H21/8/24~H21/8/27
<本の内容>
パオは都会の片隅の1軒家に生まれた。パオの母親のネロは、3匹の子犬を産んだ。
3匹の名はパオ・コロ・トトだった。とてもささやかで暖かな家族だった。
しかし、パオたち兄弟は離れ離れに…そして、そこで起こるさまざまな出来事…。
パオは強くなっていく…。 -
動物愛護の精神に★★。
動物がディズニー宜しく人間並みの動きを見せる。
ウサギが犬をかばうシーンはありえなさに怖くなった。
本編読んだ時に、この人の文章スタイル分かってたけど、
今回も読みながら脱力。
本を貸してくれた人には悪いけど、これを渡された時にゃ
「うわぁ」って思った。
どう評価しろと言うのだ。 -
パオとは、アユが飼っていた犬。
アユが死んでパオは一人になってしまったが、ホームレスに拾われてホームレスと生きていく話。 -
最初のアユの物語で出てきた犬のパオのお話。本編とは別になっている。
パオが生まれて、人間の都合で捨てられて、アユやおばあちゃんと
出会い、最後には安らかに亡くなるまでのはなし。
この話はとても感動した。
動物を大切に育ててほしいと思った。 -
この本Deep Loveの特別版で内容は繋がってはいない本です。
内容は、人の勝手な都合で捨てられた犬たちの事が描かれています。
保健所でパオの姉・コロの死んでいく様子を読んで、
私は涙を流しそうになりました。
捨てられた犬たちは何の罪もないのに
人の勝手な都合によって悶え苦しみ、
壮絶な最期を迎えるのが許せなかったっです。
最期は痛ましかったが、パオはアユに拾われ、
おばあちゃんに可愛がられ、穏やかな最期を迎えられたから、
幸せだとわたしは思いました。
この本を読んで動物の大切さをより知ることができました。 -
パオの物語は、とても感動する本です。
はじめは飼い犬だったが飼い主の都合でしょうがなく飼えなくなってしまい野良犬になってしまいます。
パオはとても優しい飼い主さんのことが大好きでした。
パオは人間はみんな優しいと思っていましたが、野良犬になって残酷な人間がいるということを知ります。
パオはどんなにひどいことをされても生きようとしました。
その必死に生きようとするパオに感動しました。
動物は人と同じように生きているのだから、もっとその命を大切にするべきだと思いました。 -
号泣する本です。
犬好きの人には残酷な本、ととらえる方もいますが
私はもっと動物と生きたいなあと実感した本でした。 -
この作品は、ディープラブの別冊になります。
アユの物語でもでてきたパオという犬が生まれてからアユと出会い、
そして最後の死んでいくまでのお話になっています。
パオは、3人兄弟の末っ子でお母さんと4人で幸せに暮らしていました。
しかし、ある時兄弟が離れ離れになってしまいます。
そこからが悲劇の始まりです。
人間は残酷です。
動物だって同じ生き物なのになぜ簡単に殺してしまったり、虐待できるのでしょうか。
その現実に悲しくて悲しくて胸が痛みました。
どうして人は、優しくなれないのか…。
この本を読んで、いつになってもなくならな現状に複雑な気持ちになりました。 -
「Deep Love」シリーズ最後の特別版。都会の片隅で3匹の子犬が生まれた。その中の一匹、パオに起こるさまざまな出来事。第一部に登場したパオがアユと出会うまでのもう一つの物語。
命って人間だけがおもいわけではないのだなぁ・・・
とか感じています♪ -
感動の最終第4弾!!すぐ読み終わった。パオがアユに会うまでの話でDEEP LOVEのアナザーストーリー的な内容。序盤でいきなりパオが話し出すから若干の違和感を感じたもののそれは仕方ない。ここでも母親犬のネロが家族を愛して死ぬ『愛』というテーマが重視されている。貧しいけど幸せだったパオは激動の人生をまっとうしたと思う。ここでも時代に流されしわ寄せをくらう弱者が描かれていて切なくなった。余談であるが毎年21万もの犬が殺されていると思うと悲しい気持ちになった。これで僕のDEEP LOVEは終幕を迎えますが、人が死にすぎ………。義之が一番の生存者な感じがする。そしてゼミ論であるが『真実の愛』がケータイ小説に描かれるという点でDEEP LOVEをまとめようと思う。個人的にはケータイ小説好きです(笑)
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やっと読み終えた。
アユの物語から始まる、「Deep Love」四部作。
道徳の教科書とエロ本を足して2で割った物語から始まり、都市伝説を経て、そして最後は動物愛護団体へのエール。
本田透(電波男)の「4部作を通して読むと手塚治虫の火の鳥に匹敵する壮大なストーリーであることがわかる。作者は天才だ!」という発言に乗せられ読み始めたわけですが、確かに壮大なストーリーです。ある意味。
4部作通して読むと、違った角度からものを見ることが出来そうです。
(小説家を名乗るのは意外と簡単なのかもしれないとか) -
動物使うのはずるい
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舌を切られた子犬。
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感想を書いてネタバレするコトを嫌うのでまずは「読む」ことをひたすら薦めます。
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アユに拾われたパオ・・・拾われる前のパオの物語がこの本を読んで明らかになる!!なぜパオの舌は切られてないのか・・・パオには兄弟が2匹いた、しかし2匹とも人間の手によって殺された・・・。
今の時代いらなくなった犬や猫そして動物は殺されていく・・・。年々増加しているのは事実!!この本を読んで皆の生き物に対する考えが少しでも変わってくれること願います!! -
虐待してる場面がいくつかあったけれど、本当に人間嫌われるな。
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なんか泣けるというか,悲しい..読むのが辛くなってきます(p□`。q)
でも良いお話♪ -
微妙といえば微妙