あなたと、恋がしたい (ベリーズ文庫)

著者 :
  • スターツ出版
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本棚登録 : 18
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (481ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784883819126

作品紹介・あらすじ

広告代理店で働く25歳の果歩は、同僚の結婚パーティーでイケメンデザイナー兼社長の昴生と出会う。ノリが軽い彼とはこれっきりと思っていたが、昴生は偶然にも果歩の隣人だった。それ以来、彼氏と破局し傷つく果歩に、昴生は会うたびにちょっかいを出してくる。しかも彼の食事を作る"メシ係"に任命されてしまう始末。あんなにイヤだったのに、いつの間にか彼が気になる存在になって…。

感想・レビュー・書評

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  • 揺れ動く乙女心…ではなくて、振り回される乙女心という感じ。
    揺れ動く対象もいましたけど、それよりもお相手の彼にぶん回されてた気が。
    ちょっとチャラめなキャラも大好物なので、読んでて楽しかったです。
    ヒロイン相当可愛いんだな…っていうのはまぁ割とありがちですけど。
    このレーベルにしては珍しく、大人っぽいシーンもそこそこ描写されてました。
    本編だけでしっかり長いのですが、せっかくなら番外編という名の続きも
    読んでみたかったなぁ…と。

  • 恋も仕事も右肩下がりで自分に自信をもてない果歩と、見た目も職種も華やかなのにノリが軽すぎるのが一見玉に瑕な昂生の、時にじれったく時にドキドキする、可愛いラブストーリーです。

    昂生の発言は序盤では特に、チャラチャラとしたセクハラまがいの台詞が目立ちます。
    そんなノリの軽さの奥にも、信念や野望といった芯があることや真面目な顔が垣間見えることがあり、ドキドキしました。
    果歩はとても可愛らしいヒロインで、強がって言う台詞や想い人のために起こす行動などは、見ているだけで癒されるようでした。
    この二人の会話の応酬が小気味よいくらいのテンポの良さで、平均的な文庫本約2冊分の481ページというボリュームを意識させられることなく、最初から最後まですらすらと読めます。
    軽快な会話から離れて甘やかな空気の流れるラブシーンや、昂生以外の人と果歩との異なるリズムの会話など、物語の緩急もほどよくついており、最後までこのお話の世界に惹きつけられました。

    作者の他作品にも共通しますが、このお話でもまた、脇役キャラも含め登場人物みんなが生き生きとしていて良かったです。
    それぞれの個性が確立されているので、想像がふくらみます。
    HPには番外編があるそうで、そちらも読んでみたくなりました。

  • 初めは、仕事も恋もうまくいかず落ち込んでいる主人公の果歩と軽い調子で誘いをかけるオレ様な社長デザイナーの昴生。昴生のからかうような態度やいじわるな言葉の裏の優しさが魅力的。果歩は、好きになっちゃいけないと思うのに、それでも胸のときめきは止められなくて・・・少しずつ近づいたり、立ち止まったり、変化していく二人の関係とそこに刺激を与える元カレや上司との絡みに読んでいるとハラハラしたり切なくなったりします。程よいストーリーの波があり一気に読めました。また、果歩の可愛らしさや昴生や他の男性キャラの色気のある容姿や仕草の表現がうまくドキドキ。果歩と昴生のやりとりもテンポが良く面白くてひき込まれます。読み進めるほどに果歩も昴生も魅力が増して、ハッピーエンドに心がほっこり。

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著者プロフィール

2011年に作家デビュー。著書は「フラチなボディガード」(発行:プランタン出版)、「騎士団長と『仮』新婚生活!?」(発行:ジュリアンパブリッシング)など多数。乙女系シナリオライターとしても活動している。

「2018年 『社長といきなり新婚生活!?』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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