コア・テキスト経済学史 (ライブラリ経済学コア・テキスト&最先端 8)

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  • 新世社
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  • Amazon.co.jp ・本 (339ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784883840731

感想・レビュー・書評

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  • とても読みやすく、高校生でも読めると思います。むしろ高校生用の例えば受験参考書なんかよりも読みやすいと思います。経済学の本にありがちな「だ」「である」調ではなく、「です」「ます」調ですので、自然に気楽に読んでいけると思います。1章ごとのページ数もさほど多くなく(むしろやや少なめで)、初学者向けです。経済が苦手な人や初めての人には最適だと思います。

    ちなみに掲載内容としては、重商・重農主義→スミス→マルサス・リガード→マルクス→新古典派→ウェーバー→ケインズ→戦後→現代、となっています。

  • 実はこの本の筆者は自分のゼミの先生なんで、どう書いていいものやら悩みました。
    タイトル通り経済学の流れを歴史を追って紹介しています。
    非常に読みやすく、一般的な経済学の本に見られるような「である」調ではなく、「です」「ます」で書かれているので、大学生だけでなく、政治・経済を勉強している高校生でも抵抗なく読めるのではないでしょうか。
    井上先生らしいタッチで書かれているので読みやすくなっています。
    アダム・スミスやリカードといった古典派経済学の確立から非常に難しいマルクスの典型的な部分、ケインズからマックス・ウェーバーとシュンペーター、戦後のミクロ・マクロに至るまで代表的な理論や成り立ちを記述しており、各経済学者の古典を読むための導入の本としても役に立ちます。
    難しい経済学を歴史から優しく教えてくれる一冊です。

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著者プロフィール

1962年、千葉県生まれ。経済学者。中央大学商学部教授。千葉大学人文学部卒業。京都大学大学院経済学研究科博士課程修了。著書に『二つの「戦争」ー競争観をめぐる現代経済思想』(講談社現代新書)、『市場経済学の源流ーマーシャル、ケインズ、ヒックス』(中公新書)、『コア・テキスト経済学史』(新世社)等多数。

「2017年 『「新しい働き方」の経済学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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