ROSE GARDEN ―ローズガーデン(1) (Holly Novels 01)

著者 :
  • スコラマガジン(蒼竜社)
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本棚登録 : 213
感想 : 19
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  • Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784883862641

作品紹介・あらすじ

森で迷子になったスネアを助けてくれたのは、村外れに住む美しい天使・カイルと、信心深い悪魔・ウォーレンだった。天に戻れず嘆くカイルが可哀相で、スネアは二人を訪ねるようになる。そんな時、スネアはウォーレンから過去の話を聞くが…。-愛を探して彷徨う、天使と悪魔のせつない恋の物語。

感想・レビュー・書評

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  • 木原先生のファンタジーも最高です!
    独特の世界観で魅せられました。ハリウッドで映画化してくれないかな…って本気で思った(笑)
    悪魔や天使、魔物のいる昔話系BLです。好みは分かれると思いますが、好きな人にはたまらない…

  • 優しい悪魔×思い上がり天使
    村の外れに住む悪魔と天使。会話もなく、天使は悪魔を憎んでいた。そんな時現れ人間の子供をきっかけに2人の関係に変化が起きる
    とにかくカイルが天使なのにまぁ傲慢で顔だけで、まさに反吐が出るってタイプですけど。悪魔の献身を当たり前のように受け、それでいながら悪魔をとことん嫌悪し、天使の優位性を疑わないクズです。
    悪魔のウォーレンは人間とのハーフで祖父母に育てられ、たくさんの悲しい思いを乗り越えて、天使を愛して。

    正直なんでカイルかなー。いやいや、なんでカイル?ってなる…

  • 一巻のみ既読なので星なし。
    村の外れに暮らす悪魔と天使のお話+その秘密を知ってしまった男の子。

    ファンタジー苦手だけどおとぎ話のようで(ダークファンタジー風味だけどw)さくさく読めました。

    悪魔と人間の間の子であるウォーレンの境遇が悲しく切ない…その反面、理由があるにせよ自分の境遇を嘆いてばかりな身勝手な天使カイルにムキー!となりつつ。
    こういった相反する二人を書くのが本当にうまいなぁ。ファンタジーだし!と思ってたけど安定の木原節。

    最後のスネアとお嫁さんの話?これからどうなるの!とザワザワ。ウォーレンの幸せな姿が見たいな~( ;∀;)

  • 木原さんは性格の悪い人間を描くのが本当に上手いなぁと。
    それが悪魔ではなく、天使側のカレンっていうのが
    この本のミソ…な気がしています。

    悲劇的な境遇にさらされながら、
    カイリへのためには自己犠牲を厭わない
    悪魔と人間の合いの子、ウォーレン。
    彼の人となりを知る人は、みんなウォーレンがいい人で大好き。

    そんな彼が愛した天使カレンは、
    天上界でも一二を争う美貌の持ち主だが、
    美貌以外の能力は低く、薔薇を咲かせることしかできない。
    自分のことしか考えられず、ウォーレンを敵視し傲慢に傷つける。
    2巻でやっとカレンの性格矯正がなされて、最後は幸せにハッピーエンド。

    カレンがどうも好きにはなれないので、
    すっきりはしないのですが、耽美で心に残る作品でした。

  • これって続編ないのかな?
    ものすごい不完全燃焼なんですが

  • なにぶん、壮大なお話になってますのでたっぷり2冊分ですよ。
    読み始めたらやっぱり先が気になりすぎて、一気に2巻ぶっ通しで読んで
    しまいました。1巻のラストとか、もう物語のエンディングを地味に示唆
    するみたいな恐ろしさがあり、続きを読まずにはいられません。
    いや…でも続き読んで、凄まじいバッドエンドを想像したりして、途中
    から何度も辞めたい、と思ってたんですけれど、ハッピーエンドですこぶる
    読後感も良い感じです。
    木原さんにしては珍しく、本当に読後感が良くてすかっとしました。

    傲慢な天使と、優しい悪魔のお話です。

  • 黙々と読んでしまった。切ない。人間と悪魔の混血ウォーレン、悪魔というだけで冷淡に欺き忌み嫌う自己中天使のカイル。どっちが悪魔なんだっていう…。

    バリバリ羽を食べちゃったけども。脇に登場する子供スネアの視点が真っ直ぐで余計に切なくていい。

    この作家さんにしては物理的なとこで人間臭い滑稽さはなくてw おとぎ話な世界だった。メンタルなとこはやっぱり人間臭いから好きw続き早く読もう〜

  • 性格の曲がった天使と、信心深い悪魔との物語。
    初めと終わりの関係の変化にぐっときます。
    もうちょっと続きも見てみたいなぁと思わせる幕引きでした。

  • ウォーレンのじいちゃん、ばあちゃん…(´;ω;`)

  • 悪魔と天使の話です。

    題材としては典型的ですが、ストーリーは典型的なワケがありません!木原さんだもの!!!

    慈愛に満ちた悪魔と性格のひんまがっている天使の話です。

    悪魔の天使に対する一途な愛情が可哀想すぎてみてられませんでした・・・・・
    なんでそんなやさしいんだ・・・。・゚・(ノД`)・゚・。

    一途ラブが好きな方ではなく、一途ラブだけど報われないのが好きな方にオススメかな・・・・

    天使の性格の悪さに嫌気が差したので★みっつ・・・スイマセン。

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著者プロフィール

高知県生まれ。1995年「眠る兎」でデビュー。不器用でもどかしい恋愛感情を生々しくかつ鮮やかに描き、ボーイズラブ小説界で不動の人気を持つ。『箱の中』と続編『檻の外』は刊行時、「ダ・ヴィンチ」誌上にてボーイズラブ界の芥川賞作品と評され、話題となった。ほかの著書に『秘密』『さようなら、と君は手を振った』『月に笑う』『ラブセメタリー』『罪の名前』など多数。

「2022年 『コゴロシムラ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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