さようなら、と君は手を振った (プラザCOMIX Hollyセレクション)

著者 :
  • スコラマガジン(蒼竜社)
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本棚登録 : 286
感想 : 18
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784883863730

感想・レビュー・書評

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  • 小説と一緒に購入。 コミックから読みました。 余韻に浸ることが出来る作品です。

  • 内容紹介
    従兄弟の誠一を一途に尽くす啓介と、誠一の切ない恋愛物語が実力派・深井結己により、ついに漫画化となって登場!!

    久しぶりに会った従兄弟が運んできたのは、ほろ苦い青春の記憶だった…。

    従兄弟の氷見啓介が田舎から上京してきた。なし崩しの面倒を見ることになった誠一は、アパート探しを手伝いながらも、実は気まずい思いだった。十年前の夏、啓介に心酔した誠一は、「高校を卒業したら迎えにくる」と約束したまま、戻らなかったのだ。
    相変わらずのダサいメガネ、髪形、服装にうんざりしつつも、誠一は再び欲望のままに啓介を抱くようになる。しかし啓介は優しく受けとめるだけで…。
    その後を描いた書下ろしあり!

     *原作:木原音瀬

    +――――――+

    原作小説の漫画化バージョンです。
    小説ではこのお話「さようなら、と君は手を振った」(啓介視点)の続編となる「僕がどんなに君を好きか、君は知らない」(誠一視点)と「空を見上げて、両手広げて」(成長した啓介の一人息子、貴之視点)がありますが、それは含まれていません。ただし、漫画には描き下ろし20ページの短い続編「夏の果実」(結婚後の啓介視点)が含まれています。

    <以下ネタバレ有り>

    何がすき、どこが好きって、やっぱ、啓介(受け)に黙って引越しされ、空っぽの部屋に帰ってきて呆然とする誠一(攻め)と、啓介が戻ってしまった田舎まで態々追いかけて行ったのに、何をしても離れないと思っていた啓介から「見合いして結婚することになった」と告げられた時の誠一、そして、一人東京に戻る列車に乗って、もうどんなに恋しくても啓介には手が届かないことを知り涙を流す誠一のシーン。
    優柔不断で好き勝手して、何の見返りも求めない無償の愛情を注いでくれた受けを散々傷付けた結果、攻めがボロボロになるところがたまりませんでしたっ。。

    小説では続きがあるのですけどね。

  • 深井さん贔屓もあったけれどergoで毎回一番楽しみにしていた作品。
    マンガのほうが誠一の軽薄さがよく出ている。
    啓介の見返りを求めない愛がすごかった。

  • 重い原作がさらに深井さんの手により重くなった気がします。
    いつも木原さんのお話を読むときは楽しみなんですが、
    時間がたっぷりあるときに読んでいます。
    今回もそんなキモチで読ませていただきました。

  • 涙は止まれられない(〒_〒)

著者プロフィール

高知県生まれ。1995年「眠る兎」でデビュー。不器用でもどかしい恋愛感情を生々しくかつ鮮やかに描き、ボーイズラブ小説界で不動の人気を持つ。『箱の中』と続編『檻の外』は刊行時、「ダ・ヴィンチ」誌上にてボーイズラブ界の芥川賞作品と評され、話題となった。ほかの著書に『秘密』『さようなら、と君は手を振った』『月に笑う』『ラブセメタリー』『罪の名前』など多数。

「2022年 『コゴロシムラ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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