夜をわたる月の船 (Holly NOVELS)

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著者 : 木原音瀬
制作 : 日高 ショーコ 
  • 蒼竜社 (2009年11月20日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784883863761

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夜をわたる月の船 (Holly NOVELS)の感想・レビュー・書評

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  • おっさんの魔性が炸裂。普通じゃないって、怖い。

  • 穏やかそうな表紙とタイトルだなーと読み始めたら
    結構初っ端からキッツいです。

    上司である受けが強引に攻めに関係を迫るけど
    攻め視点でのセックスがめちゃくちゃエグい。
    BLでのレイプって大概はSFみたいに
    「嫌だったけど気持ちよかった★」となるけど
    あんなに壮絶に嫌がってるとは…。

    良くも悪くも精神が健康で普通な攻めは
    その後故意ではないけど交通事故に遭わせてしまい
    罪悪感を感じてしまうのですが、
    その罪悪感をきっちり押してくる受け。
    色々と怖い。

    傍目からはきちんとして見える受けが
    壊滅的に生活力がないのは哀れでした。
    母子近親相姦にあったうえに、
    きちんと子育てしてもらえなかったんだな…
    旦那だと勘違いしてたからなんだろうな…
    病んでいたとはいえ、母はひどいなぁと思います。

    もちろん父はもっともっと最悪だけど、
    14やそこらで妊娠する母もなぁ…

    受けの生い立ちは可哀想なんだけど、
    受けを可愛いという気持ちには至らず…
    50間近のおっさんが(いくら日高絵でも)
    全裸ですり寄ってセックスをせがむのは
    若干グロテスクな絵面…。

    あんなに嫌がってたのに攻めが受け入れた気持ちは
    あんまりわからないし、
    受けが攻めを何で好きなのかはよく分かりませんでした。

    それよりも母を妻として受け入れて愛していたのに
    裏切られてエピの方が萌えました。(BLじゃない)

    攻めがお人好しだなぁと思う作品でした。

  • この作品で何より印象的だったのはそつがなく穏やかな雰囲気のおじさまという外面からは想像も出来ない底知れない黒さを持つ柴岡の存在です、実際にいたら面倒臭いことこの上ないですがこの話の中ではそれがとても面白いです。
    心理が読めず不可解で不気味さも感じられる・・・それは読者も主人公も同じで、まるで2人を少し遠目から傍観しているかのようなリアリティがありました。
    救いはありそうで無いようなモヤモヤが残るけど、今後彼らが辿るのは本編よりは距離が縮まった展開なんだろうなと漠然と感じられる終わり方でした。脳内妄想が美味しいです。
    かなり柴岡が特殊なので人を選ぶかもしれませんが私は割と気に入っています、ただ少しスピード展開な気がしたので星三つにしました。

    この作品に限った事ではないですが木原さんの作品はヒトの抱える闇というか、物語なのに妙にリアリティがある人間描写が怖くもあり、かといってページをめくる手は止められない・・・そんな読み進めるうちにどんどん深みにハマっていく魅力があります。
    あと憎しみから愛情に変化する決定的な分岐点がない描写の仕方が好きです・・・別の色を少しずつ垂らして色を変えていくようなじわじわ侵食していく感じが好きです。

  • 半世紀近く生きたおじさまがまぁ素直な子で!!!
    嬉しくて目が治っちゃって、それに落胆してまた死のうとしてるのが面白かった。
    自分の単純さに辟易してるんだろうなーww
    不幸しか知らないから未来が怖くて仕方ないって思考形態は可愛いとは思うけど、めんどくさいよ!!!

  • 痛くて重くて壮絶なトラウマが あって、パワハラがあって虐待 があって…ものすごく読んでる のがストレスになりました。な のに、読みやめることが出来な い(>_<) どうなってしまうの か、どんな答えを出すのか、最 悪のことも想定に入れて、読 了。正直、萌えどころはありま せんでした。でもストーリーに はとにかく引き込まれるし。。 まるで柴岡の抱える底なし沼に 引き込まれて行くような( ・_・;) 河瀬は完全に救うことが出来た のだろうか?読み応えのあるお 話でした。

  • 木原音瀬らしいダークな話。あんまり救いもない気がする。

  • ごく普通の会社員と、できる風に見えて、かなり真っ黒なおじさまのお話。
    木原さんの作品は萌えとかその以前に人間の怖さや弱さを強く感じてしまい、大好きなのに読み進めるにつれ胸や胃が重くなっていくような印象があります。
    これはまさにその代表であるように感じます。
    裏表紙のあらすじからだけでは分からないことが沢山あるのでぜひ読んでいただきたいですが、かなり読む人を選ぶと思います。
    ストーリーは面白かったのですが、冒頭から中盤にかけて丁寧に進んでいた話が、後半から読者の追いつけないスピードで展開したように感じます。ある意味これも異常性?
    最後の最後まで、良くも悪くも誰にも感情移入できない作品でした。

  • 「つまらない」ことはなかったけれど、
    どこにも共感できる部分がなかったというか・・・心を動かされるものがなかった。

    最初に関係を結ぶに至る経過も、後半、男を世話していく経緯も無理がありすぎ。
    そして、受けも攻めも相手に気持ちを傾けていく流れが不自然というか、全く理解不能。

    私にはハードルが高すぎたんかね。

  • 私ならほっとくよなと思いながら、やっぱり愛なのねってなる。実際めんどくさいおじさま。

  • なんかドロドロ。
    健康的な明るい展開が少なすぎて、後味が…

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