トンデモ偉人伝―作家編

著者 :
  • 彩図社
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本棚登録 : 62
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784883925643

感想・レビュー・書評

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  • Audibleにて。

    すごく面白かった!
    初めに作家名が挙げられ、経歴、エピソードが淡々と綴られていく。もちろんツッコミどころ大アリのエピソードもあるので、そんなときには著者のツッコミが入ってクスリとする。
    中には聞いてるとき「嘘でしょ」「きもちわる」と思わず声に出しちゃうエピソードもあって、でもだからこそ高尚な存在に見えていた作家を身近に感じられて良かった。

    個人的に歴史的名作を教養として知っておきたい願望があって、でもそういう作品はなんだかとっつきにくくて読みにくかった。
    でもこの本を読んだ後だったら「こんな難しい話だけど全然普通に人間が書いてるんだもんな〜」と取り組みやすくなったような気がする。

    後、普通にこの本から学んだこともある。
    ある作家さんのローマ字日記をパチって英語で日記書いてみよっかなって思ったり。
    「作家は人に残された最後の職業。他に転身できない最後の職業。服役囚でも、入院患者でも………死刑囚でもできる仕事は、作家しかない。」って言葉がお世辞抜きで刺さったり。

    参考文献とか信ぴょう性とか出所とか正直気になるけど、まぁ一つの読み物として面白かったです。

  • 夏目漱石の「I Love You」の訳。日本人なら愛してるとストレートには言わない、で「月が綺麗ですね」と意訳せよ! というのには、感銘を受けた。他も色々と面白かった。

  • きっと文豪と呼ばれる人達は聖人君子みたいな人に違いない!
    そういった固定観念をぶっ壊します。
    でもより身近に感じられて作品を読んで見たくなる。そういった本。

著者プロフィール

1979年、兵庫県生まれ。2002年、同志社大学法学部法律学科卒業。上京後、業界誌出版社の編集長を経て、2020年より独立。偉人や歴史、名言などをテーマに執筆活動を行う。2011年の東日本大震災を機に、筆名を「真山知幸」へ変更。『ざんねんな偉人伝』『ざんねんな歴史人物』(学研プラス)は計20万部を突破しベストセラーとなった。そのほか、『企業として見た戦国大名』(彩図社)、『ざんねんな三国志』(一迅社)など著作40冊以上。名古屋外国語大学現代国際学特殊講義(現・グローバルキャリア講義)、宮崎大学公開講座などでの講師活動やメディア出演も行う。最新刊は『偉人名言迷言事典』(笠間書院)。

「2021年 『経営者100の言葉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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