名言中原中也―生誕100周年記念企画

  • 彩図社
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感想 : 19
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784883925971

作品紹介・あらすじ

中也の詩集や研究書は数多く出版されていますが、その「肉声」に焦点を絞った本はありません。
生誕100周年記念企画として、稀代の詩人中原中也が、友人や恋人、家族などに語った言葉を集めました。
日記や手紙などにも目を通し、心に染みる名言をピックアップ。
この1冊で、人間中原中也が浮かび上がります。

感想・レビュー・書評

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  • 何で中原中也を知ったのか忘れたが、汚れつちまつた悲しみに……を読みたくて買った。

    名言から人となりがわかってよかった。

  • 現在で言う、中原中也のツイッターみたい。
    中也さん自身が感じられる。

    それによって、さらに作品は面白さを増すように見えた。
    詩ってクリエイティブ。

  • どこを開いてもかっこよく、どこを読んでも素晴らしい。中原中也という一人の人間にぐっと歩み寄れた気がする。何かある度に開いて読みたい一冊。

  • 中也の生活、考え、環境などが分かる「名言集」。大学2回で出会ったこの作品は、中学時代の時に出会った中也よりも遥かに大人に見えた。

  • 大学時代、大好きな先生のゼミでやってた詩人。
    ゼミの日が来る度に「中也中也」と云ってたから、取ってない同期から「ダチか!」って突っ込まれたな。

    中也はかなり好きなタイプのツンデレなんで、この1冊を読んでるだけで悶絶できる。
    ああ、たまらん!
    まぁ、理想はツンが殆どのツンデレだけど。

      「ふーん」
      小林の元へ去る恋人・泰子に掛けた言葉。

    でも、

      「お前はおれがこれまでやってきたことが、ほんとに無意味だというのか」
      中也の理解者であり、優れた評論家であった小林に、自身の詩を罵られた時の言葉。
      中也には詩しかなかった。
      理解者が小林。

    この関係性の複雑さと、中也の人間性がたまらなく好き。

  • 抉られた感覚があります
    どうにも痛切でちょっと泣きたくなったけど、詩人って言うのはこんな人なのかなって思ってしまってしまった。
    やっぱり何か違うんよね、一言一言がいちいち印象を残してしまうのって凄くないですか?
    真っ直ぐを貫ける人はやっぱり強くって脆くって羨望。
    わたしこういった男性になってみたいなって思ったの。

  • 愛しくて
    悲しくて 

    泣ける...... 儚いな

    中原中也が どうしようもなく
    人間らしくて 不器用で 

    大好き

    09/01/04

  • 私はこういう激しく社会適応の難しそうな人を好む傾向があるのだろうか。
    彼の言葉(語録しかり手紙の文面しかり)はすべて直球で激しい。豪速球である。
    そしてその真っ直ぐさゆえに時に人の心を刺し、世間から誤解を受け、そして自分自身を傷つけてゆく。
    その痛ましさはどのページのどの一言からも読む者の心を刺す。

  • ぶっきらぼうなのに繊細。ニヒルで熱い。ださくてかっこいい。大好き★★★★★★繰り返し読みます。

  • はぁーかっこいいよ。
    名言って好きだけど。
    30年の人生って…この人の生きた意味がある

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