今日、ホームレスになった―15人のサラリーマン転落人生

著者 :
  • 彩図社
3.21
  • (5)
  • (18)
  • (28)
  • (9)
  • (3)
本棚登録 : 163
感想 : 35
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784883926503

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 2009年のリーマンショック時は本当にきつかった。そして、苦しい状況に置かれている人も沢山見た。本当に、人生はいつ転落するかわからない、と思った。だから、この、今日、ホームレスになった、というのも、他人ごとではない、と思った。むしろ、ここに出てくる人物達は、もともとはエリートの人が多かったりする。皆と変わらない日常から、一気に180℃転換してしまう。震災だって同じ。今は、30代でホームレスをやっているのが珍しくない現状を知った。そうならないために、日々がんばるしかない。

  • どうにかならないのかな。地位の農工業で人員が不足している所でのバイトとか。うまく社会が回ればと思います。

  • ホームレス15人にインタビューしホームレスになるまでの過程を綴った本。
    ホームレスの実態というより、どういう人生を歩んでそうなったのか気になってたので興味深く読めた。

    明日はわが身、とまでは言わなくても、いつなってもおかしくない。
    特に若い人ではなく、年をとった中年は特に。

    ただ、この本に出てくる人はほとんどがバブルの被害者。
    バブルがはじけて保守的な人が多い昨今では、そうならないように防衛線を張っている人も多いと思う。
    身の丈になった生活をし、借金におぼれないようにするなど、回避策はいくらでもあるはず。
    リストラとか外部的要因はどうしようもないけど・・・。
    あと、本には書いてないけど、連帯保証人には絶対ならないようにしようと思う。


    それとほとんどがホームレスになる前に離婚してるけど、離婚した相手方は生活はどうしてるんだろう。

  • 目を背けたくなるような安定生活からの転落ストーリー。決して他人事ではなく、ほんの少し歯車が狂えば、まさに明日はわが身。厳しい時代になったと改めて実感。「他山の石」としたい。

  • ホームレスの実態がリアルに感じられる。かような世界が決して背中合わせではないと言い切れない。年齢とともに余程のものを持っていないと、新たな場所で働くことは難しい。今の環境が恵まれていると思うとともに、絶えずレベルアップする努力を怠らない必要を強く感じた。

  • ホームレスになるパターンは様々だが、

    会社をリストラ→再就職が困難→家のローンが払えず、家を手放す→妻、家族と離縁→路上生活

    というのが自分には可能性のある状況かと。。

    下手に家を買うものではない。
    会社は守ってくれない。
    家族は大切に。

    という教訓を得た。

    収入のセーフティーネットを自力で構築できる人が、
    どれだけいるのだろう。

  • 15人元サラリーマンがどうしてホームレスになったか。
    藤崎さんはどんな気持ちでよんでたんだろう。

  • 就職活動頑張ろう!

  • ある日突然そのときはやってくるんですね。
    身につまされる思いです。
    いままで「他人事」と思っていましたが、いつ自分がそうなるかわからないです。
    自分は手に職があるわけでもないので・・・
    所詮組織のなかでしか生きられないんですね

    失踪した人は妻に
    「平日の昼間に夫が家にいるのはみっともないからどこかへ行っててよ」
    「文句があるなら自分で料理しなさいよ」
    そのひとことで家に帰らなくなってしまった。

    捨てるのは以外に簡単なんですかね?



    [要旨]
    ギャンブル、バブル崩壊、一家離散、住宅ローン、退職…順風満帆だった人生が突然崩壊する!衝撃のノンフィクション。

    [目次]
    第1章
    エリートビジネスマンの暗転(次長の誤算(52歳・元大手総合商社財務部次長);
    外資系企業の光と影(49歳・元米国系投資銀行ファンドマネージャー) ほか);
    第2章 
    漂流するホワイトカラー(年を取るのが悪いのか(56歳・元中堅住宅メーカー営業所長);
    バブル世代は不用品(38歳・元都市銀行勤務) ほか);
    第3章 
    社長失格(ビルオーナーの転落(49歳・元ビルオーナー兼飲食店経営者);
    脱サラ・起業したけれど(53歳・元大手デパート外商部副部長・ブティック経営者) ほか);
    第4章
    明日なき若者たち(多重債務の逃亡者(31歳・元大手金属メーカー勤務);
    高校中退だもの(32歳・アルバイター) ほか)

    ■著者紹介 
    増田 明利 (マスダ アキトシ)       
    昭和36年生まれ。昭和55年都立中野工業高校卒。ルポライターとして取材活動を続けながら、現在は不動産管理会社に勤務。平成15年よりホームレス支援者、NPO関係者との交流を持つ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
    2008/11/7

  • とてもリアル。
    色々受け止める必要がありそうだ。

全35件中 11 - 20件を表示

著者プロフィール

1961年生まれ。1980年都立中野工業高校卒。
ルポライターとして取材活動を続けながら、現在は不動産管理会社に勤務。
2003年よりホームレス支援者、NPO関係者との交流を持ち、長引く不況の現実や深刻な格差社会の現状を知り、声なき彼らの代弁者たらんと取材活動を行う。
著書に『今日、ホームレスになった』『今日、ホームレスになった 平成大不況編』『今日、派遣をクビになった』『今日から日雇い労働者になった』『今日、会社が倒産した』『本当にヤバイ就職活動』『今日からワーキングプアになった』『貧困のハローワーク』『今日、借金を背負った』『今日、ホームレスになった 大不況転落編』(いずれも彩図社)、『不況!! 東京路上サバイバル─ホームレス、28人の履歴書』(恒友出版)、『仕事がない!―求職中36人の叫び』(平凡社)、『ホープレス労働─働く人のホンネ』(労働開発研究会)がある。

「2023年 『お金がありません』 で使われていた紹介文から引用しています。」

増田明利の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×