- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784883927081
作品紹介・あらすじ
「宇宙から見た地球は、たとえようもなく美しかった。国境の傷痕などは、どこにも見あたらなかった」
――ムハメッド・アーメッド・ファリス(ソユーズTM-3号乗組員)
「失敗は選択肢ではない」
――ユージン・クランツ(フライト・ディレクター)
「夢を捨てずに引き出しにしまっておけば、いつか必要になったときに、取り出すことができるんだよ」
――秋山豊寛(日本人初の宇宙飛行者)
「この国は、60年代が終わるまでに人間を月に着陸させ、無事に帰還させることを約束すべきだ」
――ジョン・ケネディ(第35代アメリカ合衆国大統領)
「地球は青かった」
――ユーリ・ガガーリン(人類初の宇宙飛行者)
「これは、一人の人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては偉大なる飛躍である」
――ニール・アームストロング(人類初の月面着陸者)
ガガーリンが人類初の宇宙飛行を成し遂げてから約50年。その間、人類は月に降り立ち、宇宙ステーションの建設を進め、宇宙空間での長期滞在を可能にした。
本書では、宇宙飛行士や技術者、政治家など、宇宙に魅せられ、宇宙開発にすべてを捧げてきた者たちの発した心震える名言を100本収録。
彼らの言葉は、果てしない宇宙を体感したからこそ得られる、深い感動と情熱に満ち溢れたものばかりだ。
感想・レビュー・書評
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☆信州大学附属図書館の所蔵はこちらです☆http://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BA91652223
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宇宙に行きたい。自分の目で地球をみたい。
【紙の本】金城学院大学図書館の検索はこちら↓
https://opc.kinjo-u.ac.jp/ -
この手の本の中で最も心にしみる。
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アポロ11号の月面着陸のテレビ中継は正座して見ていました。13号の時は学校休んでテレビ見ていました。
当時は子どもながらも感動していたことを思い出します。 -
この手の本にありがちな発言をただまとめただけではなく、その宇宙飛行士のエピソードも添えられているのでそちらも楽しめる。
「過去から学ぶべきことは多いものの、われわれは過去にいきてはならない。未来を夢見なければならないし、夢見ながら眠り続けていてもいけないのだ。」デイヴィッド・スコット -
20101207読了。
宇宙にまつわる名言とまつわるエピソードを紹介。
特殊な環境で発せられた言葉ばかりのせいか、なんだか身近に感じられる発言が少ないように感じた。 -
宇宙に実際に行った人たちの言葉がまとめてある本。
ひどく心に響く言葉が多い。
そう考えると人間の代表として宇宙に行った人たちは、改めて偉大だなぁと思った。
とくに東欧系の宇宙飛行士の言葉がすきだ。 -
これはおすすめです!感動するし元気が出ます。
誰かの言葉→解説、という構成なのですが、どちらの文章もよいです。
【概論】
カガーリンの初飛行から48年、人類初の月着陸から40年。地球では、国籍ベースで38ヶ国・500人の人達が宇宙に旅立ちました。
人類60億人中、0.0000075%という僅かな宇宙飛行士の言葉や、宇宙開発という壮大なプロジェクトに関わった人達の声が詰まった本です。
【役立つ点】
宇宙開発とは、時に国同士が意地を張り合い、時に協力しあう壮大なプロジェクト。
国籍も異なるたくさんの人々が、ひとつの目標(それが「月に行く!」だとかわかりやすくて夢のある話だから人は魅了されますね)に向かって長い時間とお金をかけて(時に命を懸けて)突き進む、プロジェクト。
故に、例えば宗教のような文化的思想が宇宙飛行士の選定になったり、宗教に起因する発言が問題になったりすることもあるようです。
会社や仕事に日本国籍ではない人が増える今、どんなプロジェクトでも起こり得る衝突が、宇宙開発という、民間人には夢のような世界でも(だからこそ?)起きていると思うと、諦めてはいけないんだなぁ…と視界が少しだけ開けた気がしました。
宇宙から見ると、地球には国境の線は見えないそうです。
最初のうちは自分の国ばかり眺めていた宇宙飛行士たちも、そのうち自分の大陸を眺め、最終的にはいろんな国籍のメンバーが、ひとつの地球を眺めていたのだそうです。
宇宙の話から一気に自分の手元に視野を戻すと、いやはやなんともお恥ずかしい限りです。
振り返ってみると、意外とプロジェクトマネジメントにも使える本なのでは?と思いました。
(あっき)