鉄道員裏物語―現役鉄道員が明かす鉄道の謎

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  • 彩図社
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  • Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784883927654

感想・レビュー・書評

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  • 現役鉄道員による鉄道雑学本。人身事故の処理やら勤務形態やらコインロッカーの中身まで。何気に文章がうまい。これ読んでから駅員を尊敬の眼差しで見るようになった。

  • 列車にまつわるトリビア話。やはりちょっと変わった業界だなw

  • タイトルのうさんくささとは裏腹に、読みやすい文章、丁寧な描写、少ない脚色。
    就活で鉄道業界を見てた人にとっては常識なことが多かったけど、現場目線ではこう思ってるのかへぇ〜ということも。
    人身事故の話がいきなり出ますが、リアルで気分悪くなります…

  • App Storeで85円だったので購入。

    著者は某大手私鉄勤務の現役鉄道員。今年40歳なので、内容もそこそこ新しめらしい。

    ■忍錠
    鉄道には、多用途で使用されている鍵がある。
    その鍵の名は「忍錠」。
    電車の乗務員室の扉を開ける際に使用したり、乗客が乗り降りする扉を閉めっぱなしにするなど様々な用途に使用されている。
    何よりもこの忍錠、鉄道各社で同じ物を使用しており、1本持っていれば前述のようなことが各社の電車でできてしまう。
    →今もなのか?

    ■電車の免許
    営業電車の運転に必要な資格「動力車操縦者運転免許」
    運転士は養成期間に10ヶ月近い時間をかける。免許は終身免許。

    ■駅長さん
    現場における駅長ポストは非常に少ない。一般的に誤解されていることは多いが、駅長は駅の数だけ存在しているわけではない。駅長は全駅を数分割した主要駅にだけ存在し、残りの駅には駅長代行として助役クラスや主任クラスなどは勤めているのだ。
    →知らなかった!!

    一般的に偉いと思われている駅長だが、会社全体から見れば、課長以下の立場とあって意外と肩身も狭い。
    →駅の人たちを束ねるのが大変らしい。

    ■おしながき
    電車: 1両あたり1億5,000万円ぐらい。編成売りなので10数億円。
    自動改札機: 1台約1,000万円。
    券売機: 1台1,500万円。マルチ券売機は数千万円。

  • 現役鉄道員による鉄道雑学本。人身事故の処理やら勤務形態やらコインロッカーの中身まで。何気に文章がうまい。これ読んでから駅員を尊敬の眼差しで見るようになった。

著者プロフィール

1971年、神奈川県生まれ。
某大手私鉄の現役鉄道員。
文筆業も目指すも鉄道会社に入社、勤務の傍らで執筆活動に勤しんでいる。
現在は鉄道関連の長編小説を執筆中。

「2008年 『鉄道員裏物語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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