言うこと聞かない!落ち着きない! 男の子のしつけに悩んだら読む本

著者 :
  • すばる舎
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  • Amazon.co.jp ・本 (184ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784883999682

作品紹介・あらすじ

男の子の行動を変えるのに、厳しくするのは逆効果。「今すぐ」を求めない。気長に待つ。「具体的な言葉」で、何度でも教える。1日30回、笑顔にする。叱らなくてもちゃんと伝わる方法。

感想・レビュー・書評

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  • ※Kindleで読了

    育児本は、その道の学術的な専門家、ママパパさん、お医者さん、助産師さんや保育士さんの本が主にたくさん売ってますが、今回は「パパでもある男性保育士さん」のお話です。
    現場の方が書かれた本はノウハウ本が多いので、具体的な行動指標が書かれている反面、自分の子供がそのケースに当てはまらない場合や、
    もうやっている場合はそこからの広がりが乏しい場合も多いですが、
    この方は、悩んだ時にどう考えるか、という大枠でも捉えているので、あ~なるほど、と思う部分が多くありました。

    まずは、ママにとって男の子は「男性」なので、
    そもそも分からない!理解できない!部分があって当然だということ。

    「もう~~~!」って言葉がたくさん出たり、
    「なんで?!」って思ったり、
    そんなことが女の子よりも多い(と一般的に言われている)男の子育児ですが、
    1日30回息子を笑顔に出来るように、これから5%変わろうと思いました。

  • 「男の子とは、女の子とは」「男親とは、女親とは」にやけに拘った書き方に少し抵抗があったけど、まあ異性だから理解できない、とすれば気持ちは楽になるのは間違いない。意識の持ち方から具体的な声かけの方法まで、いくつかのヒントを貰った。
    息子はまさに我儘放題の3歳児。5歳になれば落ち着くという言葉に希望の光を見た気がするが、同時に5〜6歳で人格形成がほぼできあがる、との記載に怖くなった。すぐに感情的になってしまう自分の接し方を変えられるだろうか。怒らずに優しく伝える。分かってはいても、それをしてたら永遠に身支度が終わらないし永遠にご飯を食べ終わらない。5%変わればよいと著者は言うけれど、日常の中ではその5%がけっこう難しい。それでも、親が5%変われば子どもは50%変わるというのなら、やってみない理由はない。まずは、怒りたくなったら深呼吸して手をつなぐことから始めよう。

    備忘メモ
    ・○○せずにはいられない、を受容する。
    ・罰予告(脅し)は即効性はあるけど、本当の意味では身に付かない。
    ・ 10回言ってやっとできるのは、それまでの9回があったからこそ。
    ・叱るときは具体的に。5Wを使った叱り方(何してるの!どうして○○なの?)、単語だけ(靴!)では伝わらない。
    ・1日30回笑えば10年間で10万回。その日に10回怒っても30回笑わせたら大丈夫。
    ・愛情ある関わり、人としての常識、たくさんの笑顔。親にこの3つがあれば子どもは素直に育つ!

  • 図書館で予約がいっぱいで、すっごく待った末に読みました。
    著者は子供の気持ちが分かるから保育士になったという男性。
    どんな秘訣が書いてあるんだろ~と思って読んでみたら、意外と普通のことばかり書いてあって、ああ、このままで大丈夫なんだ、と思えました。
    本の中に出てくる男の子は、暴れん坊で、最近は「俺」とか言っちゃって、でもまだまだ甘えん坊の息子とバッチリ重なって、おかしくなってしまったくらいです。
    ママの私がニコニコしてれば大丈夫。1日30回は子供を笑顔にしてあげよう、などが特に印象に残りました。
    簡単に読めるのでお勧めです。

  • すぐ拗ねる、反抗する、妹を叩く、乱暴な言葉を使う4歳児に困って。やった方が良いのにできてない内容がたくさんあって、自分の対応を見直そうと思った。

    個人的に一番響いたのは「この続きは抱っこして叱れるか?noなら感情的になってる」という所。叱ってる時を思い返すと、怒鳴ることも多く、抱っこなんかできるか!!と思ってしまってる、ということは感情的になってる。この本を読んでから、叱る時は心の中で抱っこしてるつもりにしたら、口調が柔らかくなった気がする。
    まだ感情的に怒鳴っちゃうことも多いけど、変わるのは5%だけで良い、を信じて少しずつ変えていきたいと思う。

    ・しつけは教えること。今すぐできなくても構わない。
    ・10回言って改ったらラッキー。
    ・きつく怒るのは絶対ダメなことをした時だけ。
    ・5w語を使わない。何してるの→危ないからやめなさい
    ★この続きを抱っこして叱れるか?noなら感情的になってる。
    ★××しないと××だよ(悪い事)→◯◯したら◯◯しよう(良い事)
    ・1日30回子供を笑顔にさせる→10歳までに10万回
    ・できなくて当たり前と思う
    ・好奇心を10秒満たせば落ち着く
    ・堪忍袋にはストレス、満足袋には満足感がたまる。満足袋がたまっていれば、堪忍袋は切れない。
    ・生まれた時は「元気なら良い」だったはず
    ・ないもの探しせず、あるものを見る。

  • 最高。この本に書いてあること、忘れず過ごしていきたい。

  • 0歳と2歳の男の子の子育て中。
    平日はほぼワンオペ。自分の時間はこの2、3年間ほとんどなくて、朝から晩まで子どもの相手と家事。
    もう何もしたくない、1人になりたい、イライラが止まらない。こんなこと思う自分がもっと嫌で落ち込んでた時、思い切ってベビーシッターを頼んで、1人カフェで一気に読んだ。

    クスッと笑える男の子の習性に「あるある!」が止まらなかった笑。
    今までなんとなくモヤモヤしていたものが、知識として入ってきてすごくあたまが整理できたし、子どもとの関係を改めて考えさせられた。

    しつけの方法や、母親として望ましい在り方を勉強できてよかったと思う。

    その中でも1番ハッとさせられたのは、子どもたちを産んだ時、1番の願いは「この子が元気に成長できますように」だったのではないかという言葉だった。

    たとえ、日々手がかかって大変だったとしても、

    「一番の望みはかなえられたのです。  なんとすばらしいことでしょう。  本当は 24時間笑顔でいられるくらい、ありがたいことなのです。  そのイライラのひとつひとつは、本当はどれもニコニコのもとだったのです。一番の願いをかなえてくれた神様に感謝!  すくすく育ってくれた子どもに感謝!  です。」

    という気持ちを忘れてはいけないなって。

    子どもが大きくなった時後悔しないように、子供との毎日毎日を大事にしたいと思わせてくれた一冊だった。

  • 2020/06/26

    3歳の息子は落ち着きがない。特にご飯を食べるのに時間がかかり、大抵1時間以上かかるが、5歳になったら落ち着くと知って、今は耐えようと思った。

  • 甥っ子の誕生が待ち遠しくて読んだ。
    男性保育士が書いた本なので、男性目線から男の子の特徴、父親と母親の育児方法の違いが説明されている。
    男の子の育て方で1番大事なのは「受容」。行動の裏には必ずメッセージがあり、まずはそれを理解してあげることが大切。危ない遊びをしていたとしてもそれは認めてほしいからで、頭ごなしに怒っていては萎縮してしまう。
    親も子も楽しく生きるための考え方、ノウハウが勉強になった。

  • すごく良かった!「悩んだら」とは言わずに誰にでも読んでほしい。余裕の少ない現代社会でついつい怒りがちなのをちゃんとどの様にしたら良いかも、と説明してくれる。納得する事とても多かった。

  • うちの子まさに「言うこと聞かない!落ち着きない!」男の子です。私は毎日イライラ&怒ってばかり。藁にもすがる思いでこの本を読みました。結果・・・読んで良かった。大丈夫だよ!頑張ってるね!と言ってもらえてるようで気が楽になりました。すぐの実践できそうな思考転換の方法がのってます。おすすめします!

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著者プロフィール

神戸市に於ける23年間に渡る6箇所の保育所勤務を経て、2004年4月、こどもコンサルタントとなり、笑いと笑顔をキーワードに、子どもおよび子育てに関するさまざまな研究・執筆・講演を全国で展開。
どんな子どももすぐに笑顔になるそのユニークな保育は、メディアからは「スーパー保育士」と呼ばれた。家庭では2男1女の父。
KANSAIこども研究所所長、日本笑い学会理事、関西国際大学・教育学部非常勤講師、他 FMラジオパーソナリティ、新聞コメンテーター(朝日・読売・毎日)

「2022年 『保育の困ったラクラク解決本』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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