Coyote No.55 ◆ 旅する二人 キャパとゲルダ 追走 沢木耕太郎
- スイッチパブリッシング (2015年3月15日発売)
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感想 : 3件
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- Amazon.co.jp ・雑誌 (160ページ)
- / ISBN・EAN: 9784884183998
感想・レビュー・書評
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人生を変えてくれたとも言えるこの雑誌は毎号面白く、世界は広くドラマに満ちていて、人生は孤独で、誰もが旅の途上だということを教えてくれる。
今回は沢木耕太郎によるキャパとゲルダの特集。ロバート・キャパになったエンドレ・エルネー・フリードマンとゲルダ・タローになったゲルダ・ポホリレ。ユダヤ人であることや戦争といったキーワードの中で彼らがどう短い人生を生きたかを沢木耕太郎が撮られた写真の場所やドラマのあった場所を追訪する。2013年のキャパ生誕100周年展の記念講演が収められていて、『崩れ落ちる兵士』が実はゲルダが撮ったもので、かつ撃たれたのではなく転んだだけであるという結末を暴くところはぞくぞくする。
また、キャパとアーウィン・ショーが連名で出したイングリッド・バーグマンへの食事の招待状はかなりユニーク。詳細をみるコメント0件をすべて表示