モービー・ディック・イン・ピクチャーズ 全ページイラスト集 (Switch library)
- スイッチパブリッシング (2015年12月20日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (592ページ)
- / ISBN・EAN: 9784884184476
感想・レビュー・書評
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「ぜんぶ本の話」で池澤夏樹から紹介された本を取り寄せた。池澤曰く。
「 『白鯨』を各ページごとに文章を一部抜き出して、残りをイラストで埋める、それを全ページでやった大作でね。翻訳は柴田元幸。ページによって文章の量はまちまち。けっこう長めのときもあれば一行のときもある。これも事前に『モービー・ディック』が頭に入っていると、「あの場面の絵だな」とすぐにわかる。たいへん楽しい本なんだ。
これが高い本だろうと思ったら安いの。税込2100円。これはお得だよ。 592頁で! しかも全部カラー。普通に考えたらこの値段では作れないはずだけど、船がらみの企画だから、某財団からお金が出たらしい。そういうやり方もあるんだね。この本で柴田氏に火がついて、『モービー・ディック』を全部訳すと言い出したらしい。」
翻訳書の完成から7年経ったけど、まだ柴田元幸さんは新訳を出していない。
出たら、直ぐに買いたい!
もう誰が読んでもそう思う筈だ。
そう思わせる本だった。
付箋紙は、もはや海にぬっと突き出す白鯨の頭のようになっている。背表紙を見れば、太っちょの青いひとの頭が色とりどりのモヒカン頭を生やしている。付箋紙は映画のチラシを千切って作ったものだからだ。
ホントは、ひとつひとつの付箋内容と、絵の感想を付け加えたい処だけど、それをやり遂げたとしても、本書を読んだから「白鯨」を読んだことに一向にならないように、本書の内容を1割ほども伝えることにはならないだろう。
引用文章は、それほどに「白鯨」の全体像を示していないし、マットの絵は、それほどに抽象的・奇妙奇天烈・挑発的だったからである。
ただ繰り返し描かれる髑髏、銛、マッコウクジラのイメージは、最後の数十ページで最高潮に達する。期待していた映画のクライマックスシーンは省略される。‥‥そして、突然、分厚い本は終わりを迎えた。
あゝこれが「読了」ということなのか。
柴田元幸は、いったいどこで躓いているんだ?
版権か?採算か?
それとも、まるで神か悪魔か何ものか解らぬ
モービー・ディックにエイハブ船長が敗れた様に
あの柴田元幸でさえ、翻訳に躓いてるというのか?
そ、そうですよね〜
私も「柴田元幸の新訳が出たら」と「白鯨」を読む条件を設定しています。つまり、少なくともこの1年間は読まな...
そ、そうですよね〜
私も「柴田元幸の新訳が出たら」と「白鯨」を読む条件を設定しています。つまり、少なくともこの1年間は読まなくても良いということです(^^)。
でも、ナマの「白鯨」の「トゲ」に触れたのは、良い経験でした♪
Amazonで、残り1点になっていたので、ついつい買ってしまいました。
ちゃんと、読めるかどうか、わからないので、...
Amazonで、残り1点になっていたので、ついつい買ってしまいました。
ちゃんと、読めるかどうか、わからないので、レビューはできないかも知れませんが。
ありがとうございました。
お、おおっ(←意味不明)!
素晴らしい。
お、おおっ(←意味不明)!
素晴らしい。