人物を修める (致知選書)

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著者 : 安岡正篤
  • 致知出版社 (1986年6月17日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784884741310

人物を修める (致知選書)の感想・レビュー・書評

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  • 住友銀行幹部の『東洋思想十講』が本書にまとめられたそう。当時の住友銀行には大変素晴らしい研修があったものだ。前段で学問の道、活学について古今東西の事例を挙げて説き、続いて仏儒道と日本について概説。当時の政治情勢、国際情勢を交えながら(今と変わらぬところが奇妙)、教養を修めた真の指導者の出現を訴えて、講義を終えている。

  • ■人物を修める

    A.ものを考える際は、次の「思考の3 原則」に留意すること。
    1.目先にとらわれず、長い目で見る。
    2.物事の一面だけを見ないで、多面的・全面的に観察する。
    3.枝葉末節にこだわることなく、根本的に考察する。

    B.「人間ができている」ということの具体的内容として、まず「骨力(元気)」がある。それが発達すると「志(生きる目標)」が生まれ、そこから「反省」「義利の弁(識別・弁別)」「見識」「胆識(実行力の伴う見識)」が生まれる。これらが備わり人間の内容が発達してくると、その人に気品・風格が生まれる。

  • 昭和52年に住友銀行の幹部の教養を高めるために、10回にも渡って行われた東洋思想講義をまとめたもの。タイトルの通り人間学に焦点が当てられており、儒教、仏教、神道だけでなく特に人間学の古典である老荘思想の深遠な哲学を現代に掘り起こしている。人格形成の教養について非常に読みやすい内容になっており同感できる点が多いものの、弱いために「無理だ」と思ってしまう自分がいる。そして、その弱さのためにロジックやべき論に頼っているところもなくはない。知っていることと体現できることは異なる(論語読みの論語知らず)。さてどうしようか?自分がどうありたいということを改めて考えたい1冊。

  • 古典を勉強したいと思ったらまずは安岡先生に当たれ。それがベストだと思い、以来安岡先生にはそのスタンスで臨むようになった。今回は仏教と老荘に対する解釈を知りたくてこの本を手にとったんだけど、原始仏教から「坐」法というものが中国(の道教との融合)を経て禅に発展し、日本で消化(昇華)された歴史の概観を大雑把に掴むことができた。儒教、仏教、道教の要諦を(個人的には古神道にも触れて欲しかったのだが、)知りたければご自身で確認あれ。だが、著者の執筆の意図はそれぞれの教えを個別的に理解するのではなく、それらを全体的に、自己の内面化にあっては統一的に理解することにある。それが「人物を修める」の主題であることは間違えないようにしよう。

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  • 「道徳」とは何か?
    「人間」とは何ぞや?
    「人物を修める」とはどういうことか?

    「忘年会」の本当の意味は?
    「馬鹿殿」さまの本来の意味とは?
    「事務」と「時務」はどちらが大切なのか?

    知識から見識、見識から胆識へ

    私たちが教養として身につけておきたい
    東洋思想である儒教、仏教、道教等の根本原理を
    実生活に即して解説した安岡人間学の本です。

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