凡事徹底 (活学叢書) (活学叢書 12)

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  • 致知出版社
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  • Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784884743482

感想・レビュー・書評

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  • 「人間は義務でやらなくてもいいことがどれだけやれるかということが人格に比例していると思います。」

    この一文に凝縮されていると思う。

  •  『凡事徹底』という言葉を言い出したらしい鍵山さんの本をやっと読んでみた。が,この創作4字熟語の事については,何も書かれていなかった。松下幸之助さんから学んだとかも書いていない。いったいこの言葉の出典はだれなのか。言い出しっぺ,出てこい!
     最近の学校が,児童生徒にこの凡事徹底を呼びかける事が多くなっているのがとても気になっている。
     しかし,次のような文章を読めば,鍵山氏本人は「人に強制するものではない」というようなことを言っている気がする。以下は,トイレ掃除の研究に来たある会社の社長さんの言葉について解説している部分である。

    なかに,ものすごく感激した社長が,「これは素晴らしい。明日から会社でやります」と意思表明される方もいますが,私は「そんなことは絶対駄目です。そんなに感激したのなら,まず,あなたが明日からやってほしい。そして,できれば最初は自分がやっていることも人に知られないくらい早く行って,社員が来たら,だれがやったか知らないけれども,トイレがきれいになったというようなところから,一人光るところからはじめてほしい」というお話をしているわけです。そういうふうな入り方をしないとものごとはうまくいかないと思います。(本書,89ぺ)

     やっぱり,こういうことはどれだけ外から強制しても,それがなかなか出来ない子(こういう子は必ずいるのである)を非主体的にするだけだ。そんな学校では,教師の締め付けばかりがきつくなって,一体何のために凡事徹底をやっていたのか,よく分からなくなってくること必至だわ。
     「凡事徹底」の言い出しっぺを知っている人は,ぜひ,コメントください。

  • 感想
    まずは掃除をするところから。自分の範疇を超えて環境を整える。少しずつでも良いから継続する。繰り返すうちに周りを見られるようになる。

  • 2023.1.4→2023.1.8
    ✨凡亊徹底
    ✨微差の積み重ねが絶対差となる。
    ✨良樹細根ー根深ければ葉繁し。土台があってこその成長、基礎を固め見つめ直していこう。
    ✨自分にとって不都合なことは他者にとっても不都合。思いやりをもとう。
    ✨感謝、感動がいい縁をつくる。
    ✨整理整頓、清掃、清潔。
    気づく人になるために
    ①掃除を徹底して行う
    ②いつも人を喜ばす
    ✨小さく生きて大きく遺す

    まず掃除、整理整頓の徹底。その積み重ねを意識しようと思った。ありがとうございました。

  • 掃除を通して身につくのは
    自分の心の動きを観察する習慣
    人の欲に気づく力

    今はストンと落とし込めてる感じはない。
    けど実践が大事。

    まずは隣のデスクもきれいにするところからやろう

  • 凡事徹底、小中学生の時ある先生が呪文のように事あるごとに言っていた。当たり前のことを当たり前にやる、これが意外と難しい。実は出来る人はほとんどいないと事あるごとに言っていた。
    『良樹細根-根深ければ葉繁し』
    根が広く深く張っていれば必ずいい木になる。「西濃運輸の運転手で、商品を届けにいくとローヤルだけが手伝って荷物を下ろしてくれる。こういう会社へ勤めろ。」じんときました。天職ってなんだろう。待っているだけじゃ出会えないけど。

    『修羅場を潜ったり、いろいろな体験をしても、自分の心をしたたかにはせず、いつまでも純粋であっていただきたい。』
    『自分の生活はこじんまり小さく。』
    掃除をして少しでも高める。中学の担任にも、掃除ができないやつは高校に受からないぞと口酸っぱく言われた。徳を積むことにも繋がるのだろう。「掃除をすると人が変わる」は本当だと思う。あの時の自分達は輝いていた気がする。

  • ・凡人徹底=当たり前を徹底的に=掃除
    ・「よく気づく人になる」「小さく生きて、大きく遺す」
    ・義務ではないことがどれだけやれるか

  • 一番大事なこと・特別なこととは瑣事(つまらないこと、小さなこと)を徹底すること、と説いた本。
    全体的に頻繁に「掃除」を勧めてくれる。

    ローヤル(現:イエローハット)の社長
    「物を整理し掃除することは頭を掃除することでもあり、ムダや汚れに気づくようになる」

    掃除好きな人におすすめ。

  • どんなビジネス理論より、この方の考え方、生き様が根底にないと何事も上手く行かないと思う。

  • 凡事徹底

    当たり前のことを人よりも丁寧に行う。自分の核に必要なことだと思う。若い頃にこの本に出会えてよかった。結果は大切だが、過程がしっかりしていなければ満足はいかないと思う。日常を見直すことで変われる。

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著者プロフィール

昭和8(1933)年、東京生まれ。昭和27(1952)年、疎開先の岐阜県立東濃高校卒業。昭和28(1953)年、デトロイト商会入社。昭和36(1961)年、ローヤルを創業し社長に就任。平成9(1997)年、社名をイエローハットに変更。平成10(1998)年、同社取締役相談役となり、平成20(2008)年、取締役辞任。平成22(2010)年、退職。創業以来続けている掃除に多くの人が共鳴し、その活動はNPO法人「日本を美しくする会」として全国規模となるほか、海外にも輪が広がっている。著書に『凡事徹底』『続・凡事徹底』(以上、致知出版社)、『鍵山秀三郎「一日一話」』『すぐに結果を求めない生き方』(以上、PHP研究所)などがある。

「2020年 『大きな努力で小さな成果を――平凡なことを非凡に努める「凡事徹底」の生き方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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