一流になる人 二流でおわる人

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  • 致知出版社 (1999年4月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (241ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784884745639

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一流になる人 二流でおわる人の感想・レビュー・書評

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  • 友人が「おもしろいかも」と言って貸してくれた。
    正直、野村監督も特に好きというわけでもないし、米長さんもよく知らないので手が伸びづらかったけれど、読んでみたらおもしろかった。

    特に、努力をして同じことを続けていてもそれ以上伸びない、努力の方向を変えなければいけない、という言われてみれば当たり前だけれど、でもなかなかできないな、と思った。

    米長さんは完全に聞き役に徹していてそれもまた偉いなと思った。

  • 野村監督と、棋聖である米長邦雄が
    一流になる人、二流でおわる人をテーマに語る本。
    それぞれ勝負の世界に身をおきつつ、独自の視点で会話形式になっているので
    非常に読みやすい。
    野村監督の権藤野球批判、南海の暗黒時代の吐露などは直接的で非常に面白い。

    以下抜粋。
    ---------------------------------
    (野村)
    ・監督業は「見つける」「育てる」「活かす」ということが根底にある
    ・単なる数字であるデータを、試合の中で生きたものにしていく。その処理の過程に人間臭さがたち混ざっていく。
    ・選手の意志どおりにやってうまくいったのは、たまたま。たまたま結果オーライなのでそれを認めていくという結果主義では、真の強さは絶対にモノにできません。
    ・データで説明されると、否応ありません。納得せざるを得ません。データによって納得させることにより意識が変わっていきます。もっとも一度や二度で心の底からすっきり納得できるものではありません。データで説明されると、不承不承でも納得せざるを得ない、というところが正直なところです。
    ・意識変革は蝸牛の歩みのごとし
    ・データであれば全てよし、というわけではありません。データはわかりやすくなければならない。わかりやすければ納得できる度合いも高まる。納得すれば感じて動くようになる。これが感動です。人間は何によって変わるかといえば、それは感動です。データは感動をよぶ素材でなければなりません。

    ・勝った試合はいくら反省しても、よかったよかった、ということで意識に浸透しない嫌いがあります。その点負けた試合は失敗や考え方の間違いが多くあったということ。本当の意味での反省のチャンスであります。
    ・データは選手の意識改革をうながす最高の武器だということです。
    ・一つの集団はリーダーの器量以上のものには決してなりません。
    ・人を動かすには3つの方法がある。
    1.利益を与えて動かす
    2.論理で動かす
    3.感動で動かす


    (米長)
    ・「練習量では誰にも負けないつもりだった。朝早くランニングをする。夜更けてから素振りをする。だが私が出て行くとそこにはいつも野村がいた」(南海の選手談)

  • この本は野村さんの対談をまとめた一冊です。
    野球と将棋は相通じるものがあると野村さんは語って、
    野球の理論を将棋に置き換えて説明していました。
    努力は自身の能力を限界に持っていくものだという言葉が
    とても心に残りました。
    人間はいつまでも努力しなければならないと感じました。
    一時の努力をして達成感を感じるよりも努力を惜しまずに努力し続けることの方が一流になるために必要なのだとおもいました。

  • 将棋の話はあまり興味がないと思っていて、意識的に読み飛ばしていた可能性もあるが、野村氏の話には含蓄がある。

    違う結果が欲しいなら、(それまでとは)違う考え方をしろ

    ヤクルトの小早川選手にこう言った氏のことばが印象的だ。

    進歩するということは変わることであり、自分が変わることである。

    同じくヤクルトの飯田選手を挙げた「器用は弱い、不器用は強い」という言葉は名言だと思う。同時に勇気付けられた。
    すぐなんでもできてしまうから、立ち止まって考えない。創意工夫がない。

    香典の額で人間は計られるという言葉もドキッとした。

  • 野村克也氏の著書の中でも異彩を放つ一冊。
    野村作品を多数読んだ人、読んだことがない人でも、是非読んでほしい一冊。

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