あなたの夢はなんですか?

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  • 致知出版社
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感想 : 48
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  • Amazon.co.jp ・本 (172ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784884746964

感想・レビュー・書評

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  • タイトルからして強いインパクトを受けた作品。
    綺麗事のない事実そのものが、ありのままに書かれていて、タイトルを見たときと同じような衝撃の連続。
    同じ人間なのに、ただ産み落とされた場所が異なるだけで、これほどまで境遇が違うのかと、ただただ愕然とする。物・経済面に限らず、学びたいことを自由に学べる権利、家族や愛など、自分の置かれている環境がどれだけ恵まれているのか突きつけられる。
    短いながらにも、考えさせられることや感じるものは多い本だと思う。これも、知っておかなくてはならない現実だと思う。もっと多くの人に読んでもらいたい。

  • 世界の貧しい国々で生きている子どもたちの姿と、
    支援の現状が描かれた本です。

    ボランティア行為に含まれる多大な責任について知らされました。
    中途半端に善意を持ったところで、
    人を救うどころか殺してしまうこともある。

    って、本の趣旨は全く別のところだったと思いますが。

  • 2009年9月21日 貸し出し
    2009年9月21日 読了

    ・日本の子どもたちにアジアの貧困地域の子どもたちの現状を伝える事がとても大事な教育になる→真剣に生きることの大切さ

    何の為にそのような活動をしたのか?
    →「見てしまったから、知ってしまったから」
    見てしまった以上何かをすべき

    ◎第1章 フィリピン
    フィリピン スモーキーマウンテンで出会った少女
    「あなたの夢は何ですか?」→「私の夢は大人になるまで生きることです」

    フィリピン 首都マニラ トンド地区 スモーキーマウンテン
    ・首都の広大なゴミ捨て場 
    ・積み重ねられたゴミが自然発火→煙

    ☆1日に4万人以上の人々が飢餓で死んでいる

    世界人口 約63億 → 約20% 13億人 先進国
                約80% 50億人 開発途上国
    11億 食べ物× 栄養状態× 
    6億 今日1日の食べ物すら× 餓死寸前
    亡くなっていく人々=ほとんどが子ども90%以上
    →小さくて弱いから 栄養状態悪く抵抗力がない

    ☆世界の2割の人が7割の食料を食べてしまう
    20%の豊かな人々→世界食糧の70%を食べる
    80%の人々→残りの30%を分け合って食べる→餓死

    貧しさ、飢餓の問題本質→食べ物有る無し× 分け方にある

    日本アメリカ(世界人口の7%)→ぜいたく、世界の食糧の4割近く消費

    ※日本の食卓を支える食糧→多くは飢餓で苦しんでいる開発途上国から輸入

    20% 残飯として捨てられている→無くせばアジア1億人以上の命が助かる(ある研究機関調査)

    ☆1日10時間働いて稼ぎ50円(フィリピン)
    スモーキーマウンテン 
    ゴミ山積み→下のゴミ発酵、ガスは発生→火がつく→煙
    煙(有害物質であるメタンガス、ブタンガス、ダイオキシンを含む)

    子どもたち→貧しくて、生きる為に仕事探し→街に来ても仕事無し
    →ゴミ山
    朝5時6時〜10時間 日本円50円
    栄養失調 15歳まで生きる確立3分の1

    ◎第2章 タイ
    貧しさの為に売られて行く娘。彼女たちが故郷に帰れるのはエイズが発病して死んでしまうとき。「死んでしまうかもしれないね」→「お父さんお母さんのためだからしょうがないよね」

    ☆親が生きていくために子どもが売られる
    タイ北部 ミャンマー、ラオスの国境目の前 
    山岳民族村 カレン族、モン族
    →農業で生活、年収5万円 同じタイ人の10分の1以下
    =薬物中毒、人身売買(貧困が原因で起こる問題)

    雨期→農業× 食糧つきる→子どもが売られる(約12、3歳)
    17歳までに売られる割合50%越え
    前まで空気でHIV感染すると思われていた→子どもたち家にとじこめ、家で死ぬ

    日本円で13万程で売られる 中間業者3万 親10万

  • エピローグで池間さんは書きました。
    「一番大事なボランティアは,自分自身がまず真剣に生きることです。一生懸命生きる人じゃないと,本当の命の尊さはわかりません。」

    本当にそう思います。
    本当にこの本に出会えてよかった!
    そう思える一冊です。
    とにかく1日で読める本ですから皆さんもぜひご覧ください。
    お子さんたちやご友人の皆さんにもぜひ読ませてあげてください。

  • 俺って本当に幸せ。

著者プロフィール

行動カメラマン
(社)アジア支援機構代表理事 認定NPO法人アジアチャイルドサポート代表理事 JAN代表 沖縄大学非常勤講師
会社経営の傍ら『国際協力を通し、現地の人々から「人としての在り方」、「力強く生きる方法」を学ぼう』と1987年に講演を開始。大学「国際ボランティア論」、私塾「日本塾」、「子伝」も好評で、写真展・講演等の視聴者は150万人超。FB、Youtube発信も。代表を務める国際協力団体は今年、創立22周年を迎え、いまも10か国で活動中。著書『講演録~懸命に生きる子どもたち~』(取扱:アジアチャイルドサポート)、『日本はなぜアジアの国々から愛されるのか』(育鵬社)、メディア「NHKラジオ深夜便」「テレビ寺子屋」他

「2021年 『「生きる力」を取り戻せ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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