あとからくる君たちへ伝えたいこと

著者 :
  • 致知出版社
4.05
  • (13)
  • (16)
  • (9)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 134
感想 : 19
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (122ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784884747312

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 読みやすくて、とても分かりやすい。


    こうだったからこそ、こういうふうになれた。
    という考は人生をよりよくする。

    いつも人を喜ばそうと心がける人は、気付く人になれる。


    ここが、なるほど!やってみよって思った。

  • 後輩にお勧めする本、その7。
    中学生向けの講話ですが学ぶことがあります。

  •  凡事徹底を呼びかけている人…ということを小耳に挟んだので,読んでみようと思って地元の図書館を物色したのだが,著者の本は一冊もなかった。仕方ないので県立図書館で検索してみると,この一冊だけが引っかかってきたというわけ。ま,それくらいの人なのだろう。確かに,イエローハット,素手でトイレ掃除…などという印象がある人ということだけだからなあ。ある人が成功者になると,すぐにその考え方を教育に取り入れようとするのが,あんまり好きじゃないんだよなあ。
     さて,本書について。
     著者が中学校で行った講演が2つ収められている。言っていることは「いいことだなあ」って思うこともたくさんある。がしかし,やはり引っかかるところも多々ある。従順な会社員をつくるための方策に思えて仕方ないのだ。
     例えば、こういうセリフ。

    決まったルール,規則の制約を自分が受けていて,それをきちっと守る。そして,守っていることに何も苦痛を感じなくなったとき,それを本当の幸せというのです。(本書105ぺ)

     これって,とても危険な思想ではないだろうか。既存の規制,与えられた規制に合わせて生きることが幸せに通じるというのだから,こんな怖い話はない。既存の規制には従う方が、波風立たないことは確かだろう。がしかし,その規制に疑問を持って意見することも,同時に大切なはずだ。そうじゃないと,よりよい社会は作れない。
     校則を守らせようとする教師側が用意した講演って、こんなものだとは思うが,おそらく,生徒たちはそういう教師の意図も見透かしているのではないか。
     
    環境がどうあっても,自分のできる努力を積み重ねる(61ぺ)

    「季節のせいにしたり,環境のせいにしたりしているうちは,自分の責任をはたすことにはなりません」という言葉に続いて,上のような言葉がけをしている。

    「あたえられた場所で咲きなさい」というような本があったが,このような発想もまた,よりよい環境をつくる努力をしよう,という芽さえ摘み取ってしまいそうだ。
     環境を変えようと努力しながら,しかも,その環境の中で精一杯自分の力を発揮する…せめて,そう言ってほしいものだ。
     
     社会の環境,規則,ルールなどは全て受け入れること。これが幸せに生きるための(グチグチ言わないで、諦めてその中で努力するための)テクニックなのだろう。

     わたしが同意した言葉もある。

    机の前に座らないで,ペンを持たないで,便箋も出さずに封筒も置かずに手紙を書こうと思っていても,その手紙は永久に書けません。(39ぺ)

     とりあえずパソコンの前に座り,キーボードを打ち始めること。これで,このブクログが書けたり,レポートが書けたりすることは確かである。

  • 感想
    感謝を持つ。人を喜ばせようとする。周りをよく観察するようになる。気遣いができる人の周りにはますます人が集まるようになる。

  • It is important to have a deep "interest", a deep "impressive" heart, and a "gratitude" heart.

    深い「関心」を持って、深く「感動」する心を持ち、そして「感謝」する心を持つことが大切です。

  • 2019/8/9

  • 著者が各地で行った講演内容をまとめた一冊。10代向けの本なので、子どもたちにも伝えやすい内容だと思い手に取った。生きる上で、シンプルだが大切なメッセージが詰まっている。
    凡事徹底 という言葉がぴったり。

    共感した内容☆
    ①《気配りができる人間になるためには、一つのことを徹底的に行うこと(著者の場合、掃除)と、いつも人を喜ばそうという気持ちをもつことが大切であるということ。》
    ある物事を徹底的に行うためには、細かい部分まで目を向ける必要があるし、どうやったら上手くできるのかを考え続けることになる。次はこうしようとか、あれこれ考えて、もっとよい方向にできないかを模索しながら実行する。このような経験を繰り返すことで、他の事でも気づいたり想像力を働かせたりして、気配りができるようになっていくのだと感じた。

    ②《素直な心をもつためには、
    何事にも自ら「関心」をもつ➡︎「感動」する心をもつ➡︎「感謝」する心をもつことが大切。そのためには、自分で目標を立てる。そして決めたことを必ず守る。》すなわち三感王!
    自ら厳しいルールをもうけて行動していくことで、「強い心」がもてるようになる。それが、幸せの土台になっていくのだと思った。

  • 三感王になります。感心感動感謝、そしてルールは守ります。素敵な本をよみました。

  • どんなにつらい、
    苦しい体験も、
    決して無駄にはなりません

  • 〈本から〉
    人生をよくする「三つの幸せ」
     ①「してもらう」幸せ
     ②「できるようになる」幸せ
     ③「してあげる」幸せ

    人を喜ばすことが人生をよくする

    周囲の人の喜びが自分の幸せになる

    できない理由をいくら探しても、人間はよくならない

    一所懸命に掃除をすると、気づく人になれる

    気づかなければ、よい人生は送れない

    本当の幸せは「何もない」ところから生まれる

    本当の幸せとは、いつまでたっても色あせず、飽きないもの

全19件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

昭和8(1933)年、東京生まれ。昭和27(1952)年、疎開先の岐阜県立東濃高校卒業。昭和28(1953)年、デトロイト商会入社。昭和36(1961)年、ローヤルを創業し社長に就任。平成9(1997)年、社名をイエローハットに変更。平成10(1998)年、同社取締役相談役となり、平成20(2008)年、取締役辞任。平成22(2010)年、退職。創業以来続けている掃除に多くの人が共鳴し、その活動はNPO法人「日本を美しくする会」として全国規模となるほか、海外にも輪が広がっている。著書に『凡事徹底』『続・凡事徹底』(以上、致知出版社)、『鍵山秀三郎「一日一話」』『すぐに結果を求めない生き方』(以上、PHP研究所)などがある。

「2020年 『大きな努力で小さな成果を――平凡なことを非凡に努める「凡事徹底」の生き方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

鍵山秀三郎の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×