- Amazon.co.jp ・本 (289ページ)
- / ISBN・EAN: 9784884747954
感想・レビュー・書評
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”四書五経の五経の1つ。
変化の書(Book of changes)。時と兆しの専門書。
<キーフレーズ>
・変易、不易、易簡
・時中…時に中たる(あたる):「その時にぴったりの」
・八卦六十四卦(か)
・卦辞(かじ)…卦の示す時の全体像を説く
・爻辞(こうじ)…その時の成り行きを六段階で説く
・雲をよび、大地に恵みの雨を降らす
・潜龍→見龍→君子終日乾乾す→躍龍→飛龍→亢龍
・潜龍…確乎不抜の志
・見龍…基と型をつくる
・躍龍…激しく動きながら機・幾・期を観る
・飛龍…自らの内に陰を生じさせて陽の力を調整する
・亢龍…惜福。不足を自分のなかに見いだす
<きっかけ>
2016年6月人間塾課題図書。” -
【2015/6/17】
紹介者:米山勝規
レビュー:米山
中国古来から占いとして形作られたという「易経」。
ただ、これは孔子の解釈を経て教えとしても世にでるようになる。この本はその易経を人生にどう生かすのか、ということがわかりやすく書かれています。
孔子を経ても解釈を一つに絞られていないという「易経」だからこそ、自分の人生にどう当てはめても自由! -
易ってすごい!と感動!!
今どの場面にいるのかな〜、あまりよくないように見えるけど、いい兆しかな?などとと思うと、ちょっとワクワクします。
志を高く持ち頑張りたいです。 -
易経の歴史や大枠が簡易にまとめられているので、易経の位置付けや概要をつかみたい方向き。ある程度、易を学んでいる方だと実用しにくく物足りなく感じるかもしれません。
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基本的にはビジネス書。
成功を収めるための指南書、リーダー論。
易に関する本は初めて読んだけど、そうか、陰陽の考え方も易学だと思えば、その思想はわりと自分にも浸透していたのかも。
兆しを見過ごさないこと。
隠転させないためには、自分の中で陽を極まらせないこと、か。 -
易は占いではなく教養なのだと分かった。
64個ある卦のうち、本書で重点的に紹介されているのはたった1個。たった1つの卦だけで、本が1冊書ける程の示唆に富んでいる。
そして、たった1つの卦の説明が、人生にも、仕事にも、家庭にも、様々な場面に当てはまる。
こんなストーリー豊かな卦が64もある。
いつか、他の卦についても知ってみたい。 -
易経の解説書。易の解釈が定まっていないらしく著者なりの解釈で人生、とくに会社の場合を用いて解説している。
引用も多いがわかりやすい。読んでいて過去と向き合うことは多いものの楽になれる本。 -
難しいと思っていた易経が、こんなにも面白い学問だったのかと、まさに目からウロコの書。非常に奥が深く、この学問を極めることが人生を豊かにすることに直接結びつくのではないかと感じ、心高ぶるものがある。
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「時」を知る、「兆し」を知るための専門書、「易経」。
読めば読むほど興味深いです。
人が、人として、人とともに、よりよく生きるための知恵。
「時」の考え方と、「吉凶悔吝」の教えが特に印象的でした。
「時」がぴたりと合ったとき、「役割」を果たすことができる。
それは自分の功績ではなくて、その場その時そのことを行うことが正しいことだったのであり、実行した自分は役割を果たしただけ、という考え方。
「吉凶悔吝」は事実から目と心を背けなければ、そんなに悪いことにはならないよ、という教え。
『易経』は今の私には難解すぎて読めませんが、少しずつ解説書を通して学びを深めて、いつか読み込めるようになりたいです。