人生生涯小僧のこころ

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著者 : 塩沼亮潤
  • 致知出版社 (2008年3月10日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (260ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784884748036

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人生生涯小僧のこころの感想・レビュー・書評

  • まずは読んでみるべき本です

  • 行をするうちに、世のため人のためというのはおかしいと感じる。神がやること。
    苦しい行を行なっても1人だけ馬が合わない人がいた。それは自分自身に我があったから。

  • 修行は場当たり的に降ってくる試練と対峙するイメージ
    だったが、全体的に成功するためには準備や訓練が必要だと本を読んでイメージが変わった。

  • 人生生涯小僧の心。謙虚で素直に、全ては自分の心が生み出すもの。今を大切に、幸せだと思うこと。今日より明日、明日より明後日、一つでも成長することができますように。誰かのために、生きることできますように

  • 塩沼大阿闍梨の慈眼寺を訪問するにあたり、改めて大阿闍梨の修行とそこから得たお考えなどについて知るべく著書を読んでみた。まず、大阿闍梨が行った3つの荒行、大峯千日回峰行、四無行、八千枚大護摩供行の詳細なる実施方法や実施のプロセスをみて改めてその超人的な行動に驚かされた。ふつう9日間、飲まず、喰わず、眠らず、伏せずとかやったら間違いなく死ぬというかギブアップすると思うが、それをやりおおせるモチベーションと身体的技量がすごい。そしてそれらの荒行をやり終えた上での大阿闍梨の結論は、身近なことへの感謝、謙虚であるという。特に行の最中に意識が朦朧としている中でも「世の中では食べ物もないような人がたくさんいる中で、自分は周りの人のサポートを得、こうして行に集中できるのは幸せでならない」と思っていたというのは、俯瞰して考えてみれば、確かにそういう側面は大いにあり、妙に納得させられる。

    とにかく、こんなにすごい修行の果てに得た心の結論というのは興味深いことこの上ないはずなので、多くの人に読んでもらうとよい本だと思います。

  • さまざまな行の中で私が感じた
    「人間が生きていく上で一番大事なもの」とは「足るを知ること」と、「人を思いやること」の2つです。

  • 大峰千日回峰行を達成してつかんだ世界観を、分かりやすい言葉で解説されています。
    生きていく上で一番大切なもの、それは「足ることを知ること=与えられた環境をありがたく受け入れること」と「人を思いやること」の二つ。
    一つひとつの言葉に重みが感じられ、心に響く一冊です。

  • 「大峯千日回峰行」という、超人的な修行をクリアしたお坊さんの本。その修行内容がとんでもない。5月から9月上旬までの約4カ月、毎日48キロの山道を歩くというもの。朝は午後(午前じゃないよ)11時半に起床。すぐに滝に入って身を清めて支度をする。そして零時半くらいに出発。夕方戻ってきて翌日の支度をして午後7時くらいに就寝という生活。しかも行を途中でやめることは許されず、そうなったら、腹を切るか九首を吊るかしなkればならない(そのための短刀と紐を持ち歩く)。
    さらに千日行の後には「四無行」を行った。これは、九日間、「食わず、飲まず、寝ず、横にならず」を続ける行。まさに命がけ。九日間も水を飲まないなんて、ゴルゴ13でもきついぜ。
    煩悩と欲にまみれて生きている俺は、そんなお坊さんの言葉から「チリーーーン」と響くような波動(バイブス?)を感じた。
    いくつか記しておくと、
    『調子の良い日、悪い日ではなく、悪いか最悪かのどちらかです。』
    『姿勢が悪いと呼吸が乱れます。呼吸が乱れると精神が乱れます。』
    『自分の限界を超えようと考えていたのではありません。ただ、その限界を押し上げたいと考えておりました。』
    『人生において一回目の失敗は失敗ではなく、よい経験であるととらえて同じことを繰り返さないことが大事です。』
    『私は四無業に限らず、苦難に遭うといつも「これが自分の日常なんだ」と考えるようにしております。すると、一種の暗示効果で「あっ、こんなものか」と思えるのです。

  • このひとは何とすごいことを淡々とこなしているのだろうか?恐れ入る。千日回峰行を達成するだけでもすごいのに四無行まで達成してしまった。ひとは何故生きるのかという悟りまで教えてもらった。今年一番の本だと思う。人には感謝せよ、足るを知れ、すべてを受け入れよ、今生かされていることを意識して精一杯生きよ、苦しみの中から喜びを得よ、我を捨てる、高い高い目標を持て、人から良く思われたくてやるのではなく自らやれ、自分のことは自分で、命は植物でも動物でも

  • 大峯千日回峰行者である著者がその行を通じて感じたこと、学んだことを仔細に書かれた本です。
    本書は、非常に過酷な行の中で、著者がどう考え、どのように行を克服してきたのかがわかり、自分の人生を見つめ直す良いきっかけとなりました。
    999日を終えあと1日といったところで達観し、タイトルである「生涯小僧」を色紙に記した場面は印象にのこりました。

    生涯小僧として行に取り組む姿勢、一つの行が終わっても次なる行にとりくる前向きな姿勢は非常に勉強になりました。
    現実を受け入れ愚痴らず精いっぱい生きると、そこに道が開けてくる。
    著者が、最終的に行の中で行き着いたのほ、感謝の世界だと述べてます。
    また、生きるとは、学問や行の中で得たものを生活の中でよく実践し人格を成長させて行かねばならないものだと、自分が身をもって春夏秋冬の中で暑さ寒さを感じ、あるいは人間関係の中で辛さ苦しさを感じて、こうだったんだ、ああだったんだということをひとつづつ悟り、少しずつ成長させていただくのが人生だと述べている。
    その通りだと思います。感銘受けた一冊です。
    最後に本書で一番心に残った言葉を記します。
    心を込めて生きるから心が変わり、心を込めて語るから相手の心に伝わり、心を込めて行うからみんなが感動してくださる。

  • 素晴らしい本に出会った。泣き、驚き、そして心震えました。
    何度も何度も読みたいと思います。
    『どんなに辛いことも、過ぎてしまえばただの思い出』と言う言葉がこれほどの説得力を持つ人は他にはいないと思う。

  • NHKのインタビュー番組で大変印象に残ったので更に活字で読んでみた。とてもとても真似ができることではないが、億千万の一でも実践できるような心になれればなぁ。 「不将(おくらず)不迎(むかえず)応而(おうじて)不蔵(ぞうせず)」 過ぎ去ったことをくよくよしない、これから起こりうることに思い悩まない、そとのきに応じて懸命に努める、今日一日を大切に生きて、恨みや憎しみといった瞋恚の感情を心にしまい込んでおかない。。。

  • 志のスゴさと周りの環境への感謝
    ここまで自分を追い込んで
    それでも達成しよう!とかが原動力でなく
    周りへの感謝が常に原動力となっている 

    なんか変な感じを受けたけど、私利私欲で目的に向かうよりも継続性と気持ちの高さではこのような志と行動への意味に考え方のほうがしっくり来るのかもしれない。

    さて、書かれているように初心忘れるべからず 原点回帰

    見つめ直して、おごりの部分を見つめなおす必要がありそうだ

  • メモ「良い心がけで生きるということを実践している人の体からは、非常に良い雰囲気が出てみんなから慕われます」「不将 不迎 応而 不蔵 おくらず むかえず おうじて ぞうぜず(過ぎ去ったことをくよくよしない、これから起こりうることに思い悩まない、そのときに応じて懸命に努める、今日一日を大切に生きて、恨みや憎しみといった瞋恚 しんに の感情を心に蔵い込んでおかない)」

  • 世の中にはすごいことをやりとげる人がいるものだ。断食、断水、不眠、不臥を9日間。信じられない。千日、往復48キロ山道を歩き続ける、どれだけ体調が悪くても。
    自分の弱さを知った。

  • 著者の実体験による文章が訴えかけてくるメッセージが不思議なほど心に響く。お寺に対しての関心がぐっと高まった。

  • 「足るを知ること」「人を思いやること」が人生に一番大切なこと。

    不将・不迎・応而・不蔵 (おくらず・むかえず・おうじて・ぞうせず)
    過ぎ去ったことにくよくよせず、これから起こる事に悩まない、その時に応じて懸命に努める、今日一日を大切に生きて、恨みや憎しみを心に蔵(しま)いこんでおかない。

    欺瞞な気持に溢れていると忘れてしまっている、気をつけよ。

  • お坊さんの本を初めて読んだと思う。
    読みやすいわかりやすい言葉で書かれている。

    修行中の率直な感想は、共感する。

    そして、人間は自分の力だけでは生きているのではないということ。大自然によって生かされ、神様、仏様によって、そのひとにとって、なにか意味なのか使命なのかはわからないが、とにかくなにか理由があってすべての出来事があるのではないかと感じられた。

    結局は、まわりの環境が問題ではなくて、それに対して自分がどんな気持ちで対することができるかが大切。

    生かされていることに感謝。
    そして、与えられた環境で真摯に生き、自分に与えられた使命を果たす。
    そういう気持ちを大切にしたい。

  • プロローグ なぜ千日回峰行をはじめたのか
    1章 千日回峰行とはどういうものか
    2章 私を行に向かわせたもの
    3章 千日回峰行までの道のり
    4章 心を磨く千日回峰行
    5章 いつも次なる目標に向かって
    6章 流れの中で、ありのままに
    エピローグ 人生生涯 小僧のこころ

  • ■こころ

    A.今日より明日、明日より明後日

    B.人は、自らの限界の上限を押し上げることで、成長することができる。そのためには、日々100 %の自分を出しきることを心がけるべきであ

    C.学問や行で得たことを、生活の中でよく実践し、人格を成長させる。あるいは、人間関係の中で感じた辛さや苦しさから1 つずつ悟りを得、成長する。それが人生というものである。

  • 佐々木監督の推薦書

  • 凄まじい苦行を達成した僧侶の本。月刊誌「致知」の今月のインタビュー記事で著者を知り、手にした一冊。一流の方の言葉力はスゴイと思いますが、この方も何故そこまで超人的な修行に取り組めるのか不思議。その発想が私のような凡人との違いなんでしょうね。荒業時代の写真が多数掲載されていますが、いずれも白装束に髭面。でも、最後のエピローグに掲載されている筆者の現在の写真が、袈裟に身を包み、すべての達観したような安らかな微笑みが印象的でした。

    以下、この本から、こころに留めておきたい言葉。

    ・人生とは生きるものではなく、「生かされているもの」
     行とは、人生とは、ひとつひとつ見えない徳を積み上げて
     いくもの。
    ・「何のために」というところがはっきりしてくると、
     どんな辛さも苦しさも乗り越えられます。そして皆さんに
     喜んで頂くことが自分の喜びになりますので、決して疲れ
     ませんし、どんな状況でも常にこころ豊かでいられることが
     でき、卑屈になることもありません。何かを成す前に高い
     高い目標を定めなければならないのも、こうした理由から
     です。
    ・行も、人生も、卑屈になってはいけません。楽しまなくては
     いけません。
    ・人を思いやる心というのは、まわりまわって、自分の心を
     穏やかにしてくれます。優しい言葉を相手にかければ、
     優しい言葉がどこからか巡ってきます。
    ・心を込めて生きるから心が変わり、心をこめて語るから
     相手の心に伝わり、心をこめて行うからみんなが感動して
     くださる
    ・さまざまな行のなかで私が感じた「人間が生きている中で
     一番大事なもの」とは、「足ることを知ること」と「人を
     思いやること」の二つです。
    ・「人生生涯小僧のこころ」

  • 1999年に31歳で奈良・吉野の金峰山寺で大峰千日回峰行を満行したお坊さんの本である。往復48㎞、高低差1300mの山道を16時間かけて歩くこと1000回で山を歩けるのは5月3日から9月22日までで、満行まで足かけ9年かけた。
    2000年に9日間、食と水を絶ち、不眠、不臥(ふが=横にならないこと)で行う「四無行」を達成した。「今日よりも明日、明日より明後日といつもいつも過去最高の自分になれるように神仏に手を合わせ、祈っています」という。
    親が子を思う、子が親を思う絆こそ、大自然の律であり、信仰の原点であるともいう。
    3回、落涙した本だった。

  • なでしこ佐々木監督の愛読書ということで読んでみました。 『今日より明日、明日よりも明後日』簡単に言うけど、行を完墜した人間がそう思って生きてるとは…。

  • あまりにも過酷な修練の道、その修練を全うするまでの精神統一。
    びっくりしてしまうくらいの素直な書き言葉で綴られる素朴な物語。
    それでも苦手な人とどう接するのか、というくだりが結構好きで、自分の思想と比べながら違いを楽しんでします。

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