西郷隆盛人間学

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  • 致知出版社
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  • Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784884748166

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  • 自分に克つことの究極は、論語の言うように、「わがままを言わない。無理押しをしない。自分の考えに固執しない。我を通さない。」
    「誠は天の道なり。これを誠にするは人の道なり」
    人生には他人との闘いというものは、存在しない。あるのは、ただ自分の弱さとの闘いのみである。
    「宇宙エネルギーには、建設の法則を行う力と、破壊の法則を行う力がある。」中村天風
    自分を甘やかせ、奢侈(度が過ぎてぜいたく)に流れた生活をすると、自分は快適で楽しいかもしれないが、子や孫を駄目にしてしまう。
    西郷は終生藤田東湖・橋本佐内を高く買っていた。
    井伊直弼は、安政の大獄で橋本佐内という日本国家にとって闇夜の灯台ともいえる人物を断罪した。
    「命もいらぬ、名もいらぬ、官位も金もいらぬ人は、仕末に困るものなり。この仕末に困る人ならでは、艱難を共にして国家の大業は成し得られん」山岡鉄舟の江戸城無血開城のはたらきを想起して西郷が語った言葉。
    学問は最後は自分で悟る事が貴い。人は文字で書かれている書物をただいたずらに目で読んでいる事が多い。だから文字にとらわれてしまい、悟りに至ることができない。それよりも心をもって、文字で書かれていない書物を読むべきだ。
    志、すなわち目標・夢といったものは、あらゆる気・すなわち元気・気力・気骨などの将軍である。志ほど大事なものはない。人生を決めるのは、何をやりたいのか、どういう人生を築きたいのかという夢であり、ビジョンである

  • 下坐に生きる 笑顔は天の花 自分を優先することはよくない 道を行い、道を楽しむ 身を修めるには自分に克つことだ

  • 若いころの辛酸に甘んじ胆力を蓄えたからこそ、手練手管をも包み込む度量を持つ西郷隆盛。日本を代表する偉人である。より一層その志とするところを学び、胆力を錬成しなければならないと意を強くした。

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著者プロフィール

作家

「2022年 『いのちを拝む』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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