「成功」と「失敗」の法則

著者 :
  • 致知出版社
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  • Amazon.co.jp ・本 (135ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784884748227

作品紹介・あらすじ

27歳で京セラを創業、52歳で第二電電(現KDDI)を起業し、両社あわせて約5兆円の企業へと躍進させた事業家が自らの体験をもとに語る。仕事にも人生にも法則がある。その法則にのっとった人間は成功し外れた人間は失敗する。稲盛哲学のエッセンス17編を収録。

感想・レビュー・書評

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  • 成功に驕ることなく、もっと謙虚に、さらに懸命に努力を重ねること。
    才能は天がたまたま自分に授けてくれたものであって、その才能を自分のためだけに使うようなことがあってはならない。

    その通りですね。
    自分が習得した知識、技術は人に伝えなくてはならない。常々感じてることでも、いつの間にか忘れてしまう。
    そんなときは稲盛さんの言葉を思い出すようにします。

  • 成功と失敗。。。その違いはなんだろうか?

    時に、失敗はないと言う。

    しかしながら、
    それをひとつのきっかけとして、
    失敗と呼び、反省して次につなげられるといい。

    そして、そんな目線を持てるとき、
    それは失敗ではないと言う。

    成功と失敗は、きっかけという視点から表裏一体であると思う。

    著者の言葉から、
    成功と失敗の違いに注目するのではなく、
    その境目を知り、その分かれ道をどう選ぶのか?
    そんなきっかけをくれる。

    書かれていることは、もしかしたらいづれかで聞いたことがあることのように感じるかもしれません。
    しかし、それをいつもどこかで振り返ることは難しく、
    また、すっと入ってくる振り返りはあまり機会がないように思います。

    さっと、スッキリ読める一冊で、
    自分の中にある成功へのきっかけを振り返ってみてはどうでしょうか?

    追伸:読み返すときに、留まる言葉はその時その時で違うのかもしれません。。。

    自分のこと時に留まった言葉は、

    「努力して、煩悩を押させることが必要です」

    ということ。

    良いことやチャンスは自然とやってくるのではなく、
    チャンスが舞い降りてきやすいように、
    周りを整えておく必要があるのだと改めて心したいと思いました。

    焦っているとき、やることがいっぱい詰まっていると感じるときに、
    そんな時こそ、深呼吸のように読んでみるといいかもしれません。

  • 持ってる

  • 「豊かさ」とは「足るを知る」と言うこと。
    日本人は得たものを棚に上げ、常に不足を感じてしまい、幸福度が低い生き物らしい。

    貪欲、怒り、愚痴の三毒は控え、
    利己的にならず利他の心を常に持ち、
    不足を感じない人になりたいと思った。

  • 筆者の考える人生の目的は、生まれた時より魂を高めること。何かに成功することも試練であり、驕らない人間でいられるかが試されている。自分に才能があったとしても、たまたま神が与えてくれたものなので、皆のために使うべきだ、と。
    良い仏教かなんかの本読んだ感じ。

  • 稲盛和夫さんの考え方について学べる本です。とても心に響く言葉が多く、印象に残る一冊でした。
    「人間は理性を使って、利他的な見地から常に判断ができれば、いつも正しい行動がとれる。」という言葉は今後の人生を歩む中でも大切にしていきたいです。

  • 真の成功とはを考えさせられた一冊。
    苦難も試練、成功も試練、全て自分が少しでも美しく善い人間となれるよう、その魂を高め、浄め、磨き上げていくことにあると学びました!
    このタイミングで出会えたことに感謝です。

  • 人間は、108つの煩悩があるといいます。その煩悩中でも最も強い煩悩が、貪欲、怒り、そして愚痴の三毒だといいます
    努力して、煩悩を抑えることが必要です
    豊かさとは足るを知ること
    与えられた仕事を天職と考える

  • 自分が慢心している時の戒めの本という印象を受けました。ちょっと自分にはまだ早いかも。
    地獄も天国も同じ場所。心の在り方、受け止め方次第でどちらにもなる。という考え方には感銘を受けました。
    当然、反省と対策は必要ではあるけれど、愚痴ばっかり言ってても幸せにはなれない。今いる環境で感じれる幸せを目一杯感じながら精進したいと思わされました。

  • 稲盛さんの仕事に対する「一生懸命」の姿から学ぶことは多い。
    ・ 試練を通じて人は成長する
    ・ 幸福は心のレベルで決まる
    ・ 誠を尽くし、誰にも負けない努力を続ける
    ・ 反省ある日々を送る
    ・ 働くことの大切さ
    ・ ひたむきに打ち込む

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著者プロフィール

1932年鹿児島県生まれ。鹿児島大学工学部卒業。59年、京都セラミック株式会社(現京セラ)を設立。社長、会長を経て、97年より名誉会長に就任。84年、第二電電(現KDDI)を設立し、会長に就任。2001年より最高顧問、2010年には日本航空会長に就任する。代表取締役会長、名誉会長を経て、15年より名誉顧問となる。84年、稲盛財団を設立し、「京都賞」を創設。毎年、人類社会の進歩発展に功績のあった人々を顕彰している。2022年8月逝去。その他著書に、『稲盛和夫の実学』『アメーバ経営』『稲盛和夫のガキの自叙伝』『高収益企業のつくり方』『人を生かす』『従業員をやる気にさせる7つのカギ』『成功への情熱』『生き方』等がある。

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