スイッチ・オンの生き方

著者 :
  • 致知出版社
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感想 : 22
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  • Amazon.co.jp ・本 (165ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784884748517

感想・レビュー・書評

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  • 著者は遺伝子暗号解読で実績を残した科学者です。「遺伝子が目覚めれば、人生が変わる」という副題がついており、科学的事実に基づいた本に、出版社側が思わせぶりなタイトルをつけたものかと思い、読んでみました。

    実際は、前半の遺伝子の基礎知識部分こそ比較的科学的ですが、後半は根拠の無い記載が目立ちます。参考文献や実例も無しに、「ポジティブ思考や環境の変化で眠っている遺伝子がオンになる」ということを繰り返し述べられても、戸惑ってしまいます。変に科学的な知識を散りばめず、最初から最後迄スピリチュアルな文章、宗教的な文章であるほうが、かえって信頼できるように思いました。

    また、読み易さを狙ったものなのでしょうが、連続した内容の文章も数行〜2ページといった単位に細切れで書かれています。個人的には読みづらい印象を受けました。実際の分量は、文字中心の雑誌の特集記事程度しかないと思います。

    齋藤孝さんの『読書のチカラ』で紹介されていたので図書館で借りて読んでみましたが、購入して読む気にはなりませんでした。

    後半に書いてある様な遺伝子のオン/オフが本当に起こり得るのか、科学的な別の本で確認したくなった、という意味では、知的刺激を受けた本でした。

  • 本書は、遺伝子工学の研究者による、生き方の指南書である。
    齋藤孝氏の著書の中で本書の存在を知り、購入&読了した。
    ● ヒトの遺伝子の99.5%は眠った状態にあり、そのスイッチをONにできるかどうかが外的環境によって変わる。
    ● 人間に生まれてきたことが奇跡的なことだし、それだけで十分に価値がある。
    素直に腑に落ちる事ばかりで、あっというまに読了してしまった。
    表紙に"子供にも教えたい"とあるが、人類が誕生できた奇跡をかみしめると、子育て世代にもぜひお勧めしたい。
    スイッチオンの生き方を実践したいものだ。

  • こんぶ店長に薦められて読んだ本
    人に薦められて本を買ってみるのも面白いもんだな
    と、最近思えてきた。

    科学者の方が書かれているが、
    精神世界?の話のようでもある。
    科学者の方が遺伝子を考えぬいてみると、
    人間にとって大事な
    非科学的ともいえることがらに到達するみたい。
    それが、とてもロマンティック☆
    大切なことをとても簡潔に平易な言葉で書いてくれている。

    旦那にはよく、私はそのうち宗教にのめりこむタイプだとか
    言われるけど(笑)

    これはそういうのではない。
    ってか、宗教もいいけど、わたしはそういうのではない(笑)

  • 一話一話がとても短い話で構成されており、遺伝子のみならず、人としての生き方にまで広がる元気になれる本。遺伝子の研究がどんどん進みその偉大な役割があきらかになっている。人はこうやって生まれた来たことそのものが、きわめて低い確率の中で生まれた奇跡であることを遺伝子が教えてくれる。そして研究すればするほど、そしてなにかサムシンググレートという何かによって宇宙が形作られてるのではないか、という壮大なストーリー。読み合わせに最適な本ではないかと思う。

  • ◎何かを選ぶときは、トーナメントを使えばいい。

    いちばん重要な望みに、持てる力をすべて注ぐ。
    ほかの事はほおっておけばいい。大事な望みひとつを残して、
    あとのものを捨てれば、自分を取り戻せる。


    ◎目的思考の抱負

    ①目的
    ②ビジョン
    ③任務
    ④方針
    ⑤努力
    ⑥望むものリスト

    「なぜ自分は生きているのか?」その答えが抱負。
    一生付き合うことになる問い。

  • これは衝撃です。
    だって、あの人と私の遺伝子レベルは99.5%同じ!
    これを疑わず素直に信じると、
    かなり嬉しくなりました。

    ほがらかに生きることならできる気がしてきた。
    今日もたくさん笑ったし、微笑んだ☆

    それでいいのかって思うと、
    ワクワクしてきた。

  • 【自分がここにいること自体ギフト】

    自分が存在すること。
    そして、今元気に存在できていること。

    そして・・・
    以下抜粋。

    ■猿と人間の遺伝子はほとんど同じ
    たとえば、チンパンジーとヒトを比べると、全遺伝情報(ゲノム)は、3.9%しか違いません。わずかの差が人間と猿を分けているということになります。

    ■ヒトの能力は99.5%同じ
    人間の全遺伝情報(ゲノム)の差は、ノーベル賞をもらう天才と普通の人を比べると、わずか0.5%の差しかありません。


    →ということは・・・。ですね♪

  • 非常に参考になる。

  • 最高

  • ●購読の動機
    「運命をひらく小さな習慣」の中で村上氏の著書として紹介されていた。

    ●この本の紹介動画
    スイッチ・オンの生き方―遺伝子が目覚めれば、人生が変わる
    https://www.youtube.com/watch?v=WmMIGeVwKCU
    孫にこの動画の視聴を勧めたい

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著者プロフィール

筑波大学名誉教授。米国オレゴン医科大学、京都大学農学部、米国バンダービルト大学医学部等を経て、1978年より筑波大学応用生物化学系教授。同大遺伝子実験センター長、先端学際領域研究センター長等を務め、99年に退官。83年に高血圧の黒幕である酵素「レニン」の遺伝子解読に初めて成功、世界的な注目を集める。90年、マックス・プランク研究賞、96年、日本学士院賞を受賞

「2021年 『コロナの暗号 人間はどこまで生存可能か?』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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