女性のための「修身教授録」

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  • 致知出版社
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (282ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784884748661

感想・レビュー・書評

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  • 今の時代とは合わない部分もあるような気がしたが、女性として大切にしておきたい考え方が書かれているような気がした。

    中にも、告げ口について書かれていることがあり、告げ口は人間最大の罪と書かれていたが、本当にそのように感じた。

    子供と関わっている中で告げ口と言うのは本当に多く見受けられる。ただ言われた方も言っている側もそして聞いた側もいい気持ちにはならない。告げ口がなくなるような学級を作っていきたいと思った。

  • 女性のための「修身教授録」。昔に書かれた内容なので仕方ないのかもしれないけれど、男女平等、男女同権を目指さなくてはいけない現代社会には時代遅れ。でも、男性、女性といった性別問わず身に着けたほうが良い共通の価値観として学ぶべき内容はあったかな。

  • 20150202読了
    昭和11年から1年間、大阪府女子師範学校本科の三年生(18歳の女子)を対象に行われた講義のまとめ。●時代がかった内容もあるにはあるが、普遍的な教えが中心。●P77「夫が落ち目に向かった時、いかなる態度に出るかによって、夫人の真価は決する」●P86我が子が天から享けて生まれてきた天分をできるだけ十分に発揮し実現するような人間、かつ人に対して親切な人間に育て上げること。子が「好き」ということを天分の芽生えと考える。たとえそこに真の才能がなくても、天分の「二葉」があると考えてかかるほかない。●P100当時、おしゃべりの女性は印象悪いみたい。おしゃべりの人間は実はお人好しで、お人好しであるとは「少々知恵が足りない」、また別のページでは「ていのいいお馬鹿さん」とのこと。●P106おせっかいは親切とは違う。おせっかいにはどこか「我」がつきまとうので聞く側にしてみればうるさい・しつこい。おせっかいがよくないという根本は、とかく他人のことばかりと気にするあまり、肝心の自分自身をおろそかにしているから。先方から求められず問われない限りはくちばしを入れない、差し出口はよほど慎重に考えるのが修養の工夫。言葉を慎む。●P246報いを求める心から抜け出して初めて心清らかになり人間の気品が出てくる。人目につかぬところで善根を積むよう努めていると、善行に対して報いを求める心持が薄くなる。●P254現在の一挙一動はそのまま未来の子どもの中へ種子として蒔かれつつある。●P197おしゃれの心掛け。あまり流行の先端に走らないこと。女性らしさ、その人らしさ、調和。結局は気品を失わないのが根本。

  • 五日市図書館にあり(要、あきるの取り寄せ)

  • 昭和10年代前半の女子師範学校の女生徒に対する修身の授業録。
    家庭を守り、良人を支え、子供を躾け育てていくという女性観に根差した教えは、現代との時代の違いを感じさせるが、古い考え方と切り捨てるのではなく、生物として自然かつ合理的な役割分担かもしれないと思わせる。
    そうした女性向けの部分を除いても、最上を意図し、意志を即実践とする、やり続けること、腰骨を立てること、飯菜交互別食、礼など、男にとっても大いに参考になった。
    09-117

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