人生論としての読書論

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著者 : 森信三
  • 致知出版社 (2011年9月16日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (350ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784884749255

人生論としての読書論の感想・レビュー・書評

  • 乱読ダメ出しは厳しいなぁ・・・
    乱読大好きなんで

  • 「本を読むのはちょっとナー」という人は、最初にコレを読むといいかも。

  • まず思ったことは、書斎を持つこと、1日50頁必ず読書すること、の2つである。この2つは読んでいる間で実践するに至った。
    さらに、結びで、読書をこゆる一路、つまり実践の大事さを解き、20代後半から30代半ばの間の実践を自伝にすること、そのあとの5年も自伝にすること、最後に50代になったら、自らの半生を自伝にすること、を人間の責務ととく。
    この言葉に、私は日々の記録の大切さを改めて感じ、ブログへの取り組み方を考え直した。

    よっては私はこの本を実践の本と思い、3つの行動変革に落とし込むことができた。

    とても心に響く良書であった。

  • タイトル通り読書を語ることで人生を語る。読書について一歩一歩着実に丁寧に論を進めていき、最終的には読書をしないことは生きることへの冒涜であると語る。ここに至る論を読んできたため、これが暴論とは思えない。納得できる。
    教員向けに書いているだけあって、一部説教じみた個所もあるが、読書の大切さ、必要性をこれでもかこれでもかと説いた書である。私見では、齋藤孝の著作よりも読書に対する思いが溢れていると思う。読書することへの意欲が大いに刺激された。

  • 「とにかく真に正しい読書と言われるものは、それによって二度とない人生を正しくかつ力づよく生きてゆく力の源泉となるのでなくてはならぬとと思うのである。」

    自分に置き換えて考えると、今の仕事で結果が出せてるのも本当に読書のおかげに感じる。
    仕事だけでなくプライベートや自分の成長に読書は欠かせない!

  • 昭和45年ごろ書かれたもので、文体は古いが、文字は大きく読みやすい。半日で読了。同意できるし、良いこと書いてあると思うが、少し膨らませすぎのように思う。350ページもいらない。内容的には100~200ページで充分なのでは?

  • 深い。これは深い。

    「人生二度なし」「真理は現実のただ中にあり」を信条に、その生涯を教育に捧げた昭和の思想家、森信三先生の読書論です。実践に基づいた独自の教育論を説き、全国各地で精力的に講演活動をされていた方です。読書論に関する著作はひととおり散策してきましたが、本書を通して、知識の希求に関する自分の覚悟の浅はかさをひしと思い知らされることとなりました。

    著者の選書の基準は以下の三つ。
    ・人間の生き方そのものを求める宗教的哲学的な読書
    ・直接職業に関係する専門的な読書
    ・広義における教養並びに識見を培う読書

    書物には人間を取り囲む森羅万象が反映されている。●書物を読むということは、人間が幾多のすぐれた人々を使って、この無限に複雑な現実界の諸相を探知しようとする努力に他ならない。としながらも、●叡智が得られる正しい読書とは、本を読むことそのものではなく、「叡智の映像」の象徴であったものを、自身の努力と工夫によって「立体としての生ける叡智」に復元するまでのプロセスである。との主張が一貫しており、あくまで日々の実践を重んじる姿勢に教育者としての熱意を感じました。

    読書の面白さに溺れて、眼前の実行をなおざりにすることなかれ。

    食べ物は肉体にとっての栄養であり、読書は精神にとっての栄養である、とは古今東西さまざまな読書論で述べられていますが、著者は、このことを本当に理解している人は少ないと言います。私たちは「近ごろ忙しくて、とても本など読んではいられない」とは言いますが、確かに「近ごろ忙しくて、いっさい食事をしていない」という人は一人もいないはずです。読書は自己確立に不可欠なものだと分かってはいても、人間は、精神における養分の不足をわが身に差し迫った深刻な飢餓感として自覚することはありません。そして無知に甘んじてしまう、という部分に、本当にはっとさせられました。

    そして、本書で一番ぐっときた部分、出版のすゝめ。著者は教師はその生涯において、少なくとも三冊の著述をすべき義務があると力説しています。

    ●二十代後半から三十代前半の実践記録を、三十五歳前後に。●三十代後半から四十代前半の実践記録を、四十五歳前後に。●五十代の後半には、教師生活において最も充実した成果を挙げた時代の記録を、自伝として出版すべし。会社員や銀行員で短歌や俳句をする人は、単なる趣味のためでさえ、自分の歌集や句集の自費出版のために、五年七年とボーナスの積み立てをしているもの。いわんや教師たるものが、生涯に三冊程度の自著を十年一冊の割で刊行する程度のことは当然であろう。こう結ばれた最終章を、思わず居ずまいを正し、深く深く受け止めました。

  • 読書にたいして、ここまで考えたことがなかった・・・

  •  森信三全集の全25巻のうち第20巻に掲載されているタイトル。これまでに一般公開されていないかったが、最近発刊された。世の中にたくさんの読書論や読書術の本があるが、読書論の根底にあるのが生き方の流儀であると書かれた貴重な一冊。

     読書は人間が生きる上でいかに必要欠くべかざるものであり、本を読まない(読む時間がない)ことは人生を真剣に生きることを廃業したとまで言わしめている。つまり、書を読まぬは生への冒涜。そして、読書は心の食物であり養分であり生きる力の源泉となる。

     読んでいて気になったのは、乱読を否定していること。一度に飲むのは1冊に限るべし。乱読すると、どの本に何が書いてあったのか分からなくなるので身につかない結果に。

     また、読書は実践への最深の原動力であり、読書と実践は車の両輪とのこと。読書好きの欠点は実践性の希薄化しやすい。そして、分析ばかりしてとにかく迷って勇断を欠きやすく、人間的な暖かみに欠ける。自分のことを言われているみたいで、ちょっと痛い。自戒の意味を込めて、実践について意識したい。

     まだ読書の習慣のない人、読書したいけど続かない人、読書が趣味な人、要は全ての人にオススメ。

  • 継続して本を読んでいますが、読みやすい本に偏ってしまったり、読み方が荒くなったりと、「ダレた」状態になってしまうことがあります。
    そんな自分に気づいたときは、渇を入れるためにも、読書そのものに関する本を、読むようにしています。
    この本は、「読書論」に合わせて「人生論」という言葉がタイトルに入っていたので興味を持ち、読んでみることにしました。
    まず、なぜ「人生論」なのかという説明が冒頭にあり、その後に、「書籍の選択」から始まる、本の読み方についての説明が続きます。
    まず僕の心に残ったのが、冒頭の「人生を真剣に生きようとしたら、何人も読書というものと、無関係ではありえない」という部分。
    自分の人生を自覚的に生きたいということと、読書を続けようというのはそれぞれ、自分の中で意識として持っていたのですが、それらを明確に結びつけ、強く主張している文章に出会えたので、より自分の心に深く、刻むことが出来ました。
    著者が明治生まれ(故人)であること、そしてこの作品は教育者を想定して書かれていることもあり、書斎の件など、今の自分にはピンとこない部分もありました。
    しかし上述の「人生論」や、書籍の選び方等、冒頭に書いた「自分の読書態度を正す」という目的に向けては収穫の多い、一冊でした。
    著者の仕事、読書、そして人生に対する姿勢ともども、参考にしたい一冊です。

  • TOPPOINT 2011年9月号より。


    読書はなぜ大切なのか。
    望ましい読書法とは。

    「生きるヒント」の本でもある。

  • ■読書
    1.読書で最も大切なのは、書物に対する鑑識眼を養う事である。その能力は、現実の世界を理解し、人生に対する洞察力を身につけなければ養うことはできない。
    2.読書には弊害もある。その第一は、読書人の中には人間的な温かさの欠ける場合が少なくないということだ。「知」はいわゆる分別作用であり、物事を分析して人々に解き明かす。しかしその時、その物もつ全一的生命は失われるといわねばならない。

  • 読書とは何たるかを教えられた気がする。天性の本読みはほっておいても読書するが、そうでない人がいかに本を読むか。そして、生活の中で本を読む行為に懸ける時間を工面する時間調整術が一番自分の中で納得した部分だった。

  • 本を読むこと自体が、人生とは何かを考えることである。

  • 易しいことを難しく
    深いことを浅く
    興味深いことを よりつまらなく

    本当の本読みは
    俺様一人という過剰な意識が
    そこかしこに
    でてくる 
    迷著

    このような輩を
    奉る 教育関係者には
    ほんとうに
    ぞっとしてしまう

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