組織を変えるマネジメント

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著者 : 佐藤克男
  • 致知出版社 (2011年9月16日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (257ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784884749262

組織を変えるマネジメントの感想・レビュー・書評

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  • ・5年ほど前、ある自己啓発セミナーに出席したら、30代の女性が発表しました。
    「私が中学生の頃、家庭科の実習の縫物を、家で何日かかかって制作しました。その発表の日、学校へ行ったら、その作品を忘れてきたことに気が付きました。家に取りに行こうかどうしようかと考えていたら、先生からお母さんが学校へきているとの連絡がありました。私は驚き、学校の玄関に行きました。母がその作品を持ってきてくれていたのです。
    私はその作品を母から奪い取るようにして、『何で来たのよ。お化けみたいな顔をしているのに、恥ずかしいじゃない』と叫んで返
    しました。母の顔はやけどの痕で醜いケロイド状態でした。
    母にはきつい言葉だったかなと思って、憂鬱な気分で家に帰りました。夕方、父からよばれました。きっと学校のことで怒られるなと思いつつ父のところへ行きました。
    父は、『お前に話しておきたいことがある』と穏やかな口調で『お前が赤ちゃんの時、うちは火事になったことがあったんだよ。お前が二階で寝ていたんだけど、お母さんは消防士が止めるのを振り切って火の中に飛び込んで行ったんだ。お前にはやけどの痕はないよな』と言いました。
    私はそれを聞いた途端、目からこんなに涙が出るのかと思うほど泣いて、隣の部屋にいたお母さんの胸に飛び込んでいました。」
    という内容でした。知らないということは恐ろしい事です。
    教育の基本は、「知らないという事は恥ずかしい事だが、勉強しようとしないことは、もっと恥ずかしい事だ」という事を気付かせる事です。

    ・クラブ1本でボールを打ち、9ホールを500m以内でプレーするパークゴルフが北海道では盛ん。森町にも6か所ほどパークゴルフ場があり、4か所が町営です。そのうちの1か所がかなり整備されたバークゴルフ場で、民間の協力会社に業務委託をしています。その費用が1200万円ほどで、売り上げが340万円でした。340万円稼ぐために1200万円かけてるのか、と不思議に思い「これを改善しろ」と指摘したら、「しっかり改善しました」と持ってきた答えが1150万円でした。
    ちょうど同規模の民間経営のパークゴルフ場があり、そこの経営者に聞いたところ売り上げが年500万円ほどあるそうです。社長の息子夫婦がお母さんに手伝ってもらいながらやっているとの事でした。そこの土地は自分で購入し、、整備から芝を植え付け、クラブハウスも全部自前です。
    町営のパークゴルフ場を業務委託している企業は一切の投資はありません。土地の購入も、起伏のあるパークゴルフ場に整備した費用も、芝の植え込み代も一切かかっていません。
    私は職員に、「来年のこのパークゴルフ場への業務委託費は200万円とする。その代り売り上げは全部、請け負った企業のものとする。今年の売り上げは340万円だったが、来年500万円になったからといって戻せとは言わない。翌年は100万円、その次は0だ。」と言いました。役場の職員は目を白黒させて、「これでは委託業務をやってくれる企業はありません」と言います。それに対して私は、「どこもやるところがないのなら、俺がやるからいい」と見栄を切ったのです。
    今までやってくれていた企業と役場の職員は大揉めに揉めていましたが、その企業の社長が、「意地でも俺がやってやる」との事で一件落着したのです。

    ・PDCAではなくPCDCAC。こうして成功に近づいていく。

    ・議会とうまくやったほうがいいとよく言われるが「うまくやる」ということは、妥協しろということなのです。政治は妥協の産物ですから、妥協をすべて否定するつもりはありません。しかし、肝心なことで妥協しては目的を達成する事はできないのです。「うまくやろうとすればうまくいかないもの」

    ・30代後半から北は北海道、南は沖縄まで多い時には年間60回ほど講演をして回り、少しだけ地方の経済について知っていました。感覚的な物ですが、美容室が多いか少ないかでその町の裕福度を感じ取っていました。奥さんは旦那の小遣いを削っても、自分が美容室に行く予算は確保するものです。我が森町の美容室は女性1万人あたり、26件ありました。なんと、近隣の市町村では断トツの1位で、2位が函館の22件。

  • 現在は、逮捕され、冤罪と主張戦っているとのこと、ことの事実関係はわからないが、…。本自体は良くある政治家の美談といった内容。

  • ○何を成し遂げるにせよ、根本は一緒。情熱を持って当たること。その中で自分をどうやってコントロールするか。そこは自分や成功してきた経験に頼ることになるのでしょう。
    ~以下、引用~
    ・今の国政のように、「子供は社会全体で育てなければならない時代になった」から、子供手当なるものを配るということを是としているのではありません。
    子供は親が責任をもって育てるのは当たり前です。
    ・コンサルタントの真似事をしていたので、その会社に行くと、すぐにトイレを見る癖がついています。トイレの汚い会社は業績も良くないからです。これははっきりしていることです。
    ・役場のお客様は町民です。・・・皆さんの給料を払ってくれているのはこのお客様です」・・・。
    ・企業には経営理念が大切です。この企業は何のために存在するのかという明確な証です。・・・一回作ったら何十年も変えなくてもいい、不易の魂です。
    ・森町職場理念
    一、我々は、森町職員として、町民サービスを第一義として、日々勤めます。
    一、我々は、公務員のモットーである、公僕の心得を遵守して、励行します。
    一、我々は、森町職員として、仕事を通じて社会に貢献し、自己啓発に勉めます。
    ・我が森町役場の朝礼の意義を紹介します。
    1.職場での職員の意識の統一(職場理念の確認)。
    2.家庭と職場での意識の変わり目をはっきりとする。
    3.報・連・相の場。
    4.職員教育の場(管理職も含めた)。
    5.本日の仕事の始めに対しての意識の高揚。
    ・七つの行動基準・・・・
    セブンアクト
    一、挨拶が示す人がら、躊躇せず先手で明るくハッキリと!
    二、返事は好意のバロメーター、打てば響く「ハイ」の一言!
    三、気づいたことは即行即止、間髪入れずに実行を!
    四、先手は勝つ手五分前、心を整え完全燃焼!
    五、背筋を伸ばしてあごをひく、姿勢は気力の一歩!
    六、友情はルールを守る心から、連帯感を育てよう!
    七、物の整理は心の整理、感謝をこめて後始末!
    ・洗礼の辞
    ・・・・
    一、君に合う仕事は一生涯ない。君が仕事に合わせるだけだ。・・・仕事に情熱を傾けた時、初めてその仕事が天職となる。・・・世の中はすべからく「こんなはずではなかった」の連続だ。安心せよ。
    ・・・・
    一、感謝せよ。・・・感謝を君の全身、君の行動、君の生き方で表現せよ。
    ・どうせやるなら町民が喜ぶような気配りをすれば一回で住むものを、お役所仕事で「こんなもんでいい(やってあげるんだから)」という考えです。
    ・これほど自信がつくものはありません。人間は誰しも欠点はあります。不得手なことはあります。それを直させることも一案かもしれないが、それよりも得意の分野を探し出し、そして褒めて伸ばしてあげるのです。
    ・私は、ホテルのフロントでの職業欄でも必ず「町民サービス業」と書くようにしている、と前述しました。「町民」や「公務員」などとは書きません。何事も自分の立場をはっきりさせることです。
    ・どんな仕事でも、お客様があって初めて仕事が成り立ちます。
    ・この町は調べれば調べるほど良いところが出てきます。
    ・子供は一度言えばやりますが、大人は違います。何度も繰り返さないといけない。だから、向こうが根負けするくらいやりなさいと指示しています。
    ・町の財政が、北海道百八十の市町村の中で下から四番目に悪いと言われても、まだ、文房具を定価で購入し、ガソリンを管内で一番高く買うことが異常だと思わない体質に染まっていたわけです。
    ・私は職員にコスト意識を持つことを教えました。たとえば、「あなたの一分間はいくらか」という形で原価意識を問うのです。
    ・私は、どうしても腑に落ちないので、所轄の警察署へ行って、署長に聞いてみました。署長は「賭博にはならんないと思います。本部に聞いてみます。」とのことで、その日のうちに署長から電話があり、「全く問題ありません」と返事をもらいました。
    ・ただし、このような議員も一人ひとりはまともな人なのです。しかし、まとまると集団心理で違う道を選んでしまう。
    ・その女房が言うには、「どんなに不景気になっても美容室が不景気になるのは最後よ」とのことです。
    ・とにかく、「森」という地名を売ることが大切です。
    ・自治体が収益事業を始め、自分達の食い扶持を少しでも稼ぐようになれば、国全体としても楽になるはずです。国から交付金や補助金を貰うことが当たり前という今のシステムは制度疲労を起こしています。
    ・目標も夢も持たない人生は、行き先を決めずに飛行機に乗ろうとしていることと同じです。
    ・とにかく、与えられた仕事を好きになるしかないのです。
    ・私の場合、議員には議会ではっきりと言うようにしております。何の気遣いもせずにです。はじめのうちは気遣いをしておりましたが、はっきり言うことによって、意図が間違いなく伝わります。
    ・私は選挙に立候補する時に、自分に言い聞かせていました。
    「おい佐藤。死ぬ気でやれよ、死なないから」と。

  • こんな人がどんどん増えていけば公務員全体が良くなる。
    現在「ぬるま湯」に浸かっているわけではないが、努力をしなければいずれ自分も「茹で蛙」になってしまう。日々努力。日々挑戦。

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