何のために働くのか ポケット版

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著者 : 北尾吉孝
  • 致知出版社 (2012年3月9日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (229ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784884749576

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何のために働くのか ポケット版の感想・レビュー・書評

  • ・働くことは自己実現のため=西洋思想、東洋思想において、仕事とは天命に従って行うもの。

    ・いい仕事をする前提にある人間としての成熟。経験の積み重ねが人間の深みとなる。

    ・好き嫌いで判断している限り、決して自分の望んでいる仕事には巡り会えない。

    ・絶えざる挑戦が社会を動かす。常に挑戦する姿勢を忘れてはいけない。

    ・陰と陽を相対させることで統一調和が行われ、そこに永続性や安定性がもたらされる。世の中の事象はすべからく陽と陰とが相俟つことが必要。

    ・仕事に悩んだときの対処法は1)自分が打ち込めると思う仕事を新たに探すこと 2)道楽の世界をもつこと 3)考え方を変えてみること(ex.外交官時代の吉田茂)

    ・大きなことを考える習慣を身につける。つまらない日常の出来事を気にするよりも、世の中に目を向けて、常に大きな志を掲げ、自分に何ができるかを考える習慣を身につけることが大切。

    ・積小為大by 二宮尊徳 小を積み上げて大を為す。世の中はなんでも、小さなことの積み上げによってできている。日常の小さな努力の積み重ねが、いざというときに大きな力となっていく。大きな仕事をしようと思うのなら、小さな仕事を大切にしなくてはならない。

    ・失敗しても、後ろは振り返らない。たとえ、失敗したとしても、「あ、これは天命だ。天はここで自分に失敗させたほうがいいと考えてこうしてくれたんだ」と考えるようにしている。

    ・「冷に耐え、苦に耐え、煩に耐え、閑に耐える」曾国藩は「四耐」が人間には必要だという。

    ・自分を鍛える3つの方法
    1)判断力、直観力を養う。
    2)ものの見方・考え方を養う。根本的、多面的、長期的にものを見る。
    3)すべてを自分のこととして考える。

    ・自分の力を伸ばそうと思うなら、時として、ご縁を広げるための努力もしなくてはならない。良き縁がさらに良き縁を尋ねて、その発展の仕方といえば誠に機妙である。また、いろんないい縁を結んでいくと、それがいい結果につながる「多逢勝因」。ご縁が広がれば広がるほどいい仕事ができる。

    ・すべての前提に健康がある。健康管理のできない人にいい仕事はできない。忙中閑あり。忙しい中にも自分の時間を見つけることは必要。時として自分をじっくり振り返り、あるいは何も考えないでただ心を休める時間をもつことが大切。

    ・東洋哲学では徳が才に勝る人を君子と呼ぶ。才が徳に勝っている人は大才であっても小人である。どちらも並外れてすぐれている人を聖人と呼ぶが、徳か才かといわれたら、やはり徳のほうに重きを置く。

    ・志ほど世にとけやすく、壊れやすく、砕けやすいものはない。それでもなお、志がなければ、事業の成功も人間としての完成も期待できない。「志ある者、事遂に成る」。高い志こそが人間を成長させていく原動力になる。

    ・命を惜しむと生き方が変わる。自分なりの死生観を持つことで成熟する。陰があれば陽がある、陽があれば陰がある。吉田松陰は29歳で生涯を終えたにも関わらず21世紀にもその名が刻まれている。今の若者から突出したリーダーがあらわれないのは恵まれ過ぎたがゆえの不幸と言えるかもしれない。しかし、自らの天命を見つけようという意志があれば、この日本においても命を輝かせて生きることができる。

    ・働く=傍(はた)を楽にすること、つまり社会のために働くこと、公に仕えること。

    ・一人前の大人となるために必要なものは、知識・見識・胆識をもつこと。見識とは物事が正しいか間違っているか判断がつくこと。その判断をつけるために正しい知識,節操が必要になる。見識は実行する勇気を伴って初めて生きてくる。世の中の毀誉褒貶は一切関係ないスタイルで、自分が正しいと思うことを堂々と行なっていく実行力が大切。その実行力が胆識。知識、見識に加え、この胆識を持たなくては本物の人物... 続きを読む

  • チェック項目9箇所。「世の中で一番楽しく立派なことは、一生涯を貫く仕事を持つことである」、「世の中で一番さびしいことは仕事のないことである」、まさに、我々が生きるということは、仕事を通してであります、従って我々はできるだけ若い時から確固とした仕事観を持つことが極めて重要なのです。もしも働くことに幸福感が感じられなければ、「自分の人生とは一体なんなのか」という不安や疑問が一生ついて回るように思うのです、その点で、仕事とは人生そのものと言ってもいいと私は思っています。問題は、アメリカ流の仕事観に基づいて仕事を進めていくのが日本人にとっていいことなのかどうか、という点です、アメリカの状況を観察すれば一目瞭然ですが、仕事についていけない人、脱落してしまう人がどんどん出てきています、日本でも近年、ニートやフリーターの増加が社会問題化しています、勝ち組、負け組という言葉に象徴されるような大きな経済格差も生まれています。私たちの生きている社会は人間のつくった社会です、仕事をする相手も人間です、人間抜きには何も語れないのです、したがって、人間とは何かと考えることは、よく生き、いい仕事をするためには欠かせない大きなテーマになります。親は、勉強がいくらできても人間的に未熟であっては意味がないということをはっきり子どもに教えるべきなのです、そのうえで、人間として一流になるためにはどういう勉強をするべきなのかを教え、導いてあげるべきです、それが親の務めというものではないでしょうか。努力もせずに愚痴を言い、文句を言う、そして、やる前から「できません」と諦めてしまう、これが一番いけません、「なせばなる」という前向きの考え方を持つことです、そして、「なさねばならない」という強い意志を持つことが大切なのです、これを教えるのは、リーダーの大事な仕事でもあります、もしあなたが指導する立場に立ったなら、同じことを何度も繰り返し、朝から晩まで徹底的に吹き込まなくてはなりません。健康な体があってはじめて充実した仕事ができるのです、そういう意識をしっかり持って、健康を維持する適度な睡眠や適度な運動を取り入れることです、これはいい仕事をするために最も大事なことです、健康の維持を大前提として、仕事を効率的にやることを考えるべきなのです。一つのことが長続きしないというのは、徳が足りないと言い換えてもいいと思います、結局、いくら素地があっても徳がないと長続きしないのです。なぜマッカーサーは日本の精神文化を破壊するように命じたのでしょうか、それは、彼が日本の強さの秘密が武士道を核とした精神性にあると分析し、日本の復活を阻止するためにはそれを骨抜きにするのが得策だと考えたからです。

  • 何のために働くのか?
    公のために働く、といってる。

    古典の大切さ

  • 働く目的とは何か?
    仕事は人間的な成長と縁をもたらす。

    人間として生まれて、どう生きたいのか?対価のためだけに仕事をするのでは40年間はもったいない。

    『悔いの残らない生き方をするのもしないのも自分次第』
    何を思い、何に価値を置き、どう生きるのかを考えさせられる本である。
    この本のなかで、多く登場する『論語』。
    一人前の大人になるために、人間として必要な教養として①知識②見識③胆識が必要である。

    自分の行いが、『天を仰いで恥じず、地に伏して恥じず』ならばよい。
    『動機善なりや、私心なかりしか』

    仕事への取り組み方として、『考え方✖能力✖熱意=人生、仕事の結果』

    運や気を掴む
    寧静致遠…遠くのもの(目標や志)に到達するためには心を落ち着かせて判断していく必要がある。
    志は利他的であり、野心は利己的である。

    判断軸として、『信、義、仁』

    【自分なりのまとめ】
    自分の会社の社会に果たす使命とは何か?その会社のなかで自分の果たすべく使命は何か?
    常に頭の片隅に置いておく。

    悔いのない人生を送るために、徳を高めて、志をもち、自分の役割(使命)を果たす。

  • 人間は仕事を通じて自分地自身を磨き、高めていく事ができるのです。何があっても動じずに自らの意志を貫き通せるような胆識ができあがるまで、自分を磨いて、成長し続けなくてはなりません。「風韻」を発するような格調の高い人間になるまで、やり続けなくてはなりません。

    将来を決定するのは自分自身。

  • 来年社会人となる私のために知り合いの方に頂いた書籍でした。

    仕事とは、単なる金儲けの手段、生活のための手段などではないと私も考えています。
    仮にそうであるなら、「プロテスタンティズムと資本主義の精神」にも書かれているように、ある一定量の仕事をし終えたらそこで休んでしまうほうが得策であるにも関わらず、より高い役割を求めて働いている人の動機を説明することができません。
    人生とは広義の勉強・仕事であるのだと私は考えています。

  • SBIホールディングスの北尾吉孝氏の著書。
    「人間力」で有名で、様々な業界の有名人が読んでいる雑誌「致知」(書店での販売無し、定期購読のみ)を発行している致知出版社より発行されており、今回ポケット版が発刊されたのを機に購入して読んでみた。
    論語等の中国古典に精通されている著者が古典の文言を引用されて、働く際に重要な人間としてのベースになる考え方や姿勢を教えて下さっている。
    様々な経験や体験を踏まえて自分を練っていく、艱難辛苦にあえて挑戦してそれを乗り越えることで自分を成長させていく、積小為大(小さいことの積み重ねが大きな成功につながる)、人事を尽くして天命を待つなど。
    ただ、このような考え方などは社会人になって8年目にもなると、重々承知している。
    分かっていながら、一歩踏み出すためにはどうすればいいのかが重要なので、それを実践するための具体案が無かったように思えた。
    「そこは自分で考えろ!」ってことかな。
    社会人になりたての新社会人などが、仕事をする際の考え方や姿勢などを学ぶ際には最適な本だと思います。

  • ホリエモン事件の時は、こんな印象ではなかったのですが、イメージが一新された一冊でした。

    普遍的な内容でいて、けど新鮮。
    著者が尊敬する孔子の格言がところどころあり、とてもためになった。おかげで論語に興味も湧きました。

    この本は、自分の蔵書としてとっておきます。

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