代表的日本人 (いつか読んでみたかった日本の名著シリーズ4)

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著者 : 内村鑑三
制作 : 齋藤 慎子 
  • 致知出版社 (2012年11月20日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784884749798

代表的日本人 (いつか読んでみたかった日本の名著シリーズ4)の感想・レビュー・書評

  • 読了。表紙に153分で読めますとあった。あわてて読む本でなく、じっくり読む本のように感じたので、表紙のコピーはいらないように感じた。153分以上かかったと思う。
    100年前の英語でかかれた日本人の紹介の本である。西郷隆盛、上杉鷹山、二宮尊徳、中江藤樹、日蓮上人についてかかれていた。西郷隆盛、二宮尊徳、日蓮上人の名前だけは知っているが、何をした人かよく知らなかった。読んでる途中何度も、私利私欲を捨てて今の仕事を頑張ろうという気持ちになれたが、最後の章の日蓮上人は、創価学会の友人を思いだし、複雑な気分になった。正しいという言葉に疑問を感じるようになったからかも知れない。

  • 『武士道』『茶の本』とともに、明治期に英文で刊行された著書の1つ。思想家・内村鑑三が、西郷隆盛、上杉鷹山、二宮尊徳、中江藤樹、日蓮の5人の生涯から、日本人の精神を解き明かす。

  • 日本を海外に紹介した本の逆輸入版。似たようなものに新渡戸稲造の『武士道』がありますね。

    紹介されているのは、西郷隆盛、上杉鷹山、二宮尊徳、中江藤樹、日蓮上人です。

    前から気にはなっていたものの、明治期の本で難しそうだったので及び腰だったのですが、現代語訳を見つけたので購入。

    全員に共通(日蓮さんだけ毛色が違うか…?)しているのは、「利他」「清貧」ということかなと理解しています。

    あと、上杉鷹山や二宮尊徳の話を読んでいると、改革というのは当然のことを粛々とやり続けることなのかなと思いました。

  • TOPPOINTにて通読。

    上杉鷹山、西郷隆盛、二宮尊徳、中江藤樹、日蓮上人

  • 西郷隆盛
    中田藤樹

  • 内村鑑三の有名な著書(岩波)を現代訳したもの。読み易い。
    代表的に日本人とは、
    ・西郷隆盛
    ・上杉鷹山
    ・二宮尊徳
    ・中江藤樹
    ・日蓮上人

    当時の欧米諸国が、日清戦争、日露戦争に勝利し、列強に並ぶ強国になった日本に驚愕するなか、内村鑑三が、日本人に脈々と流れる精神の強さ、素晴らしさを欧米諸国に対して紹介したもの。
    ここで紹介される人物は、いずれも、仏教、儒教など東洋思想を以って人生を全うした人物であり、一読後、この5人の類似性を改めて感じることができる。
    明治新政府の要人が岩倉使節団として渡航した際に、欧米諸国にあるキリスト教と対比して儒教や神道を思いに描いたように、日本がアジア諸国の中で植民地化せず、国家として独立自尊を貫き通せたことは、このような確たる東洋思想が浸透していたからではないか。

    以下引用~
    ・「(キリスト教)これは陽明学に似ている。日本国の崩壊はここから始まるに違いない」 高杉晋作がそう声をあげたのは、長崎で聖書に初めて目を通したときのことです。
    キリスト教に似た陽明学が、日本再建の推進力のひとつだったことは、あの当時の日本の歴史のなかでも注目すべき事実です。
    ・西郷の私生活について・・・「わたしは十三年間おそばにおりましたが、使用人を叱るところを見たことがありません。・・・その無頓着で無心なご様子は子どものようでした」
    ・(西郷のことば)「正義の道を歩み、正義のためなら国とともに散るぐらいの覚悟がなければ、外国勢と納得のいく関係は望めない。相手が強大だからと畏縮し、仲良くしてもらいたいばかりに、自尊心のかけらもなく相手の言いなりになれば、やはては軽蔑されるようになる。そうなれば友好的な関係は望めなくなり、最終的には相手国に服従することになる」
    ・(二宮尊徳)その一方で、不誠実な人は一切相手にしませんでした。森羅万象とその法則もこうした人に逆らいますから、尊徳の力でもだれの力でも、こういう人を不幸や堕落から救うことはできません。
    ・日本では、学校を知的修業の場としてとらえたことはこれまでありません。学校へ行ったのは、修学後に暮らしが立てられるようになるからではなく、真の人間になるためであり、そうした人は「君子」と呼ばれていました。英語のジェントルマンに近いものです。
    ・「先生」と「弟子」のこうした関係が日本人の頭のなかにあったからこそ、キリスト教の聖書に見られる親密な師弟関係を、ただちに理解できた日本人もいたのです。
    ・中江藤樹の教えには、一種独特な点がひとつありました。生徒に関して、徳と品格を最重要視し、学問や学識はほとんど問題にしなかったのです。
    ・「先生(中江藤樹)は、利を得ることが人生の目的ではなく、誠実、正義、人の道が目的である、とおっしゃっておられます」
    ・(中江藤樹)「徳を大切にしようと思うなら、日々、善を行うことです。善をひとつ行えば、悪がひとつ去っていきます。善を毎日行えば、悪が毎日去っていきます」

    以上

  • ■日本に影響を与えた歴史の人物

    A.西郷隆盛
    ・西郷は、見識が広くて進歩的な日本人だった。そんな彼の教養は、陽明学や禅宗など、全て東洋のものだった。
    ・「敬天愛人」を旨とし、誠実さを重んじた西郷は、何か行動を起こす時には、「わが命を捧げる」とよく口にした。この献身の精神こそ、西郷の勇敢さの鍵であった。
    ・正義を尊ぶ西郷にとって、「正義がきちんと行われていること」が文明の定義であった。

    B.上杉鷹山
    ・鷹山は優れた感受性の持ち主で、藩主となる日に藩祖を祀る神社に誓文を奉納するほど、信心深かった。
    ・鷹山は藩の産業改革に際し、まず人々に徳を身につけさせることを目指した。その背景には、富は徳の結果もたらされるものだという儒教の教えがある。このように、経済を道徳と関連づけて論じるのが、東洋思想の美点の1つである。

    C.二宮尊徳
    ・16 歳の時に孤児となった尊徳は、伯父の家で昼夜働き、野山への行き帰りに書物を読んだ。伯父の家を出た後は、荒れ地を豊かな農地に変えて資産家となり、その模範的な倹約ぶりと勤勉ぶりとで、村中の人々から敬われた。
    ・藩主に貧村の再建を命じられた時、尊徳は、強欲や怠惰を招く金銭支援をやめ、仁術(他人に対する思いやりの心)を施せば、村人は平穏で豊かな生活を取り戻せると提言した。

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