天才バカボン 1 (竹書房文庫 T 1)

著者 :
  • 竹書房
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感想 : 22
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  • Amazon.co.jp ・本 (265ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784884752934

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  • アニメ(最初のアニメ化)でしか見ていなかった『天才バカボン』。
    文庫1巻目は、ハジメちゃんの誕生エピソードが収録。
    驚いたのが、キャラクターの目の表情が実に巧みであること。
    どの登場人物も表情豊かなのである。パパとバカボンを見るママの眼差しなど、ギャグ漫画なのにじわっときてしまう。
    本巻の解説はタモリ、「バカボンの世界展」は「おまわりさん」。そしてトキワ荘の仲間たちが載っている「バカボンあるばむ」、これらも楽しく読める。動きと構図、それに表情をじっくり見ながら読むと味わい深い。

  • 超有名ギャグ漫画。
    とりあえず出産編からスタート。
    イカレ警官もまだ出場していないがじょじょに変な輩が出てくる。
    さりげなく理不尽な暴力を否定している点に感動した。

  • 赤塚不二夫は、晩年、「バカボン」のパパの扮装で、よく話をした。
    「これでいいのだ」

    ものごとを肯定的に捕らえるという主張を、
    「バカボン」のパパという配役に語らせている。

    時代は、社会批判の時代に、物事を肯定する姿勢を、
    大勢の人に受け入れさせた力はすごいと思う。

    近年、現実肯定の風潮の中では、
    突拍子も無いことをすることが風刺にみえていた。

    現在、世相は批判的な方向に向こうとしている。

    どんな時代でも、表面的な流れ対して、
    素朴な「バカボン」と、破天荒な「バカボン」のパパは、
    波の上の木の葉のように、揺らぎながら、留まっているように見える。

    今の世代の人がどう読むかは分からないが、
    赤塚不二夫の最大の伝言が響くことを願う。

    ps.
    最初の入力で人名に誤変換がありました。申し訳ありませんでした。
    ご指摘いただきありがとうございました。「プレビュー」という仕組みは、誤字、脱字、文字化けを確認する仕組みだということを再認識しました。

  • 僕の中でバイブルと言える本。
    本当に感謝。

  • シールにして冷蔵庫にぺたぺた貼りたいくらい、全てのコマがかわいい。細かい表情も素晴らしいのだった。

  • ゆるすぎ(笑)でも嫌いじゃない(笑)リラックス効果は抜群!

  • 後半の、ハジメちゃんが誕生してからがとても好きだったので、気が向けば続き買うよ。
    昭和だー。なんだかぬりえをしたくなる絵柄です。

  • 親父の時代のマンガだよ。

  • 1巻!!
    時代的にわからないのもあるけれど、まずは読んでみましょう。

  • これでいいのだ!!

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著者プロフィール

1935年9月14日、旧満州に生まれる。手塚治虫の『ロストワールド』に影響を受け、漫画家を志す。56年、『嵐をこえて』でデビュー、伝説のトキワ荘に入居する。62年、『おそ松くん』と『ひみつのアッコちゃん』の連載を開始。イヤミが口にする「シェー!」の言葉やポーズは日本中で大流行した。67年には『天才バカボン』と『もーれつア太郎』の連載が始まり大ヒット。バカボンのパパやウナギイヌ、ニャロメなど数多くのキャラクターを生み出した。主要な作品はアニメ化され、「ギャグ漫画の王様」とうたわれる。ほか代表作に『レッツラゴン』『ギャグゲリラ』など。98年に紫綬褒章受章。2008年8月2日没。享年72。

「2018年 『コアでいいのだ! 赤塚不二夫』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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