幸福を見つめるコピー

著者 :
  • 東急エージェンシー
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感想 : 40
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784884971113

感想・レビュー・書評

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  • 名コピーの数々。
    コピーはつくるのではなく、見つける。なるほど。

    エッセイは数段、面白い。
    さっと読める本、ということが文章のうまさの証なのでしょう。

    「消しゴムの人生は、後半がボロボロでした。」は一番ぐっと来ました。

  • 岩崎俊一さんのコピー集。
    コピーも素敵だが、途中途中の、岩崎さんの人間味あふれるコラムもステキだった。
    やっぱり、人生とか、人柄だったりとかが、スゴイ出ているコピーが多い。
    好きだったコピーもたくさんあるが、岩崎さんの考える思考に触れられたことがよかったかな。
    あなたに会えたおかげです。

  • 岩崎さんの書くコピーが好きで手に取った一冊。
    幸福になるという北極星を目指してコピーを書くという信念が、そのままコピーにあらわれていると思う。どのコピーも、あったかくて、心に少しだけ光が灯るようなそんな感覚を呼び起こしてくれる。
    この本におさめられているエッセイを読むと、本当に書き手の素地というか、経験や感覚、考え方がコピーをつくりだしているんだなと思う。でもコピーは「つくられる」のではなく「見つける」ものだという発想も素敵だと思う。そのへんにふわふわ浮いている「ほんとうのこと」を誰の心にも伝わる・ひびくようにカタチを変えて呈示するのがコピーライターの仕事。
    山崎ナオコーラと同じように、書き手が何を目指してものを書くのかがわかると、そしてそれが書かれたものからざくりと心に伝わってくると、なんだかうれしくなるな。
    こんな短いコトバで人を幸せな気持ちに一瞬でもさせられるなら、それは素晴らしい仕事だと思う。

  • 2009?。途中まで読んですごくよかったのだけど、そういえば最後まで読んでいない。

  • 岩崎俊一さんのコピーが好きだ。
    いつもその目線は優しく、正しいことを正しく、かつ魅力的に伝えてくれる。
    奇をてらったものは殆どない。だが全てのコピーに発見がある。新しい価値を見つけ出して、コピーに昇華する。

    広告の姿は変わっていくけれど、人のこころは変わらない。

    そんな気がする。

  • 販促寄りのコピーばかりでなく、こういったコピーもやはり世の中には必要だな、と感じる一冊。

著者プロフィール

コピーライター。1947(昭和22)年、京都生まれ。同志社大学卒業後、大毎広告、レマン、マドラなどの広告制作会社を経て1979年独立、岩崎俊一事務所を設立。TCC賞、ACC賞、読売広告賞、朝日広告賞、カンヌ国際広告賞銅賞など受賞多数。「一度、ふられてらっしゃい」(サントリー)、「聴こえてくるのはいのちです」(ソニー)、「21世紀に間に合いました」(トヨタ自動車)、「年賀状は、贈り物だと思う」(日本郵政)などの時代を代表するコピーを多数生み出した。2014年67歳で逝去。『大人の迷子たち』(廣済堂出版)などによりエッセイストとしても知られる。

「2016年 『昭和という たからもの』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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