アルケミスト―夢を旅した少年

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制作 : Paulo Coelho  山川 紘矢  山川 亜希子 
  • 地湧社 (1994年11月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (204ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784885031182

アルケミスト―夢を旅した少年の感想・レビュー・書評

  • さらりと読めるけど、とても哲学的で感覚的な本。登場人物たちを見ていると、人生の選択って、色々だな〜と思う。ただ、自分の選択で自分自身が納得できるかどうかが一番大事なんだろうな。
    個人的には、クリスタル売りの商人の、一生憧れは憧れのままでそれを糧にして生きていく様に共感してしまった。

  • 引き寄せの法則の物語での形。内容はカーネギーの「道は開ける」と同様、信じれば優しい宇宙は、その通りにヒントを与えてくれ、必ずかなうというもの。でもこの本の良いところは、自分にとって何の形がほしいのかを考えることの大切さだった。
    主人公は、それを前兆として夢で見る。それは宝を見つけるということだった。でもいわゆる陳腐な本当に必要なのは富ではないという結末ではなく、手に入れるまでの過程における自分の心との対話であるように思う。
    まだ見えない未来に意味は無く、過ぎてしまった過去にとらわれてはいけない。何かを選ぶときは何かを捨て去るときで、それは等価交換の関係にあり、大きくアルケミスト(錬金術師)が象徴的に描かれるのであろう。
    費やした時間に対する実績、売買、生命の循環。不平等に見えてもそのときには、適切な価値であると思えば、等価交換は成り立つ。
    自己対話による克己ではなく、納める己、受け入れる己。明日死ぬのと今日死ぬことの違い、今を生きることの大切さを説く。
    でも結局は、自分が何をしたいのか、これを見つけることが一番大切なのだと思う。少年は外の世界を望み、神学校から羊飼いに、夢で見た富を望み、羊飼いから旅人に、旅人から時詠みに、そして最後は男になる。思わぬところで思わぬ啓示が思わぬ形で現れていて、それを見逃さないように、毎日、すべきことをを一生懸命行い、その真理を突き止めようとする心こそ大切だと教えてくれる。

  • 読み終わって、頭に思い浮かんだ言葉。

    「メメント・モリ」……死を思え。

    いつか自分は死ぬ。

    死ぬ瞬間に、その時に、

    「あ~、あれやりたかったなぁ」

    という後悔って、一番しちゃいけないものだと思う。

    「自分がやりたいことを、自分はやっているのか、もしくはやろうとしているのか。」

    『アルケミスト』は、手を変え品を変えこのことを言っている気がする。

    思い立ったが吉日。

    もし、夢に向かって歩き出した時にいいことが起きたら、それは、きっといい結果が待っていることの「前兆」。

    だから、夢へと続く"きっかけ"を見逃さないで。夢へと走り出したら、モチベーションを持ち続けて。


    夢への道のりでの最大の障壁は、「安定した環境」。
    作中では、主人公を数回、「安定した環境」の魔の手(?)が迫る。
    その度に彼は、「夢をあきらめて、ここで平穏な生活していこうかな」と思うものの、結局は歩みを止めない。
    その一方で、"歩みをとめた"サブキャラクターについても描かれている。
    夢を叶えるよう努力するか、安定した日常を選ぶか。賛否両論ある。ここでどちらが正しいとは言わない。
    今のご時世だと、前者の方が支持されるか。「自分のmission」という言葉があるし。


    そう言えば、これを読み終わった後。
    マイミクさんが紹介していた、故・スティーブ・ジョブス氏の演説を見た。それは今朝のテレビでもやっていたのだが、彼は癌に侵された後、毎日、鏡の前で

    「今日が人生最後の日だとしたら、今日することは私のしたいことだろうか」

    と、自分に問いかけているのだそうだ。

    まさに、『アルケミスト』の内容とオーバーラップする演説だった。

    夢をつかむのか、ありふれた毎日を送るのか。
    夢への一歩を後押しするような、彼の一言。

    「Stay hungry, Stay foolish」

    3回繰り返されたそのフレーズが、今も私の耳に残っている。


    一度読んでみるといいかも、な本。

    その衝撃(?)のラストを含め、お勧めです。

  • 自分の人生を生きる

  • あることを契機に再読、★2.5かなぁ。
    小説というよりも人生訓という詩の連作という感じ。一つ一つの言葉に重みを感じる人には良い作品だろうと素直に思いますが、ストーリーテリングをある程度重視する当方のような人間にはどうなんだろう?
    言葉を語るために流れを止めてしまう感じがあり、乗り切れなかったです、確か初読の時もそう感じたように記憶しとります。
    実際、この作家の他作品はいま一つという噂を聞いたことがありますが、何となく分かる気がするな。

  • 数年ぶりに再読。「大いなる魂」とか「前兆」とかいった言葉からなんとなくスピリチュアル系なん雰囲気を感じた。

  • 羊飼いの少年は、同じ夢を二度見たことになにか意味があるのではないかと考え、夢を解釈してくれる老女の元を訪れます。
    そこから、少年の旅が始まります。

    面白いと勧められて読んだのですが、面白かったです。
    物語としても面白いですし、哲学的であり、自己啓発でもあるのですが、取り立てて小難しいことが書かれているわけではなく、とても読みやすい。
    かといって、物足らないような内容でもなく、読みながら、あるいは読み終わったあと、考えされられる部分が多々ありました。
    後半の、錬金術師と少年の会話は、ぐさりと刺さってくるものがあります。

    「傷つくことを恐れるのは、実際に傷つくよりつらいものだ」

  • 何度か夢に出てきた宝物を探すためにスペインからピラミッドへとむかう少年が旅の途中で様々な人と出会い「大いなることば」を学び、自分の心と向き合う。児童書っぽいけれど、信仰や哲学は大人が読むために書かれたのでは?とも思う。原書はポルトガル語だということなので、日本語で読んでみたが、巻末に英語から日本語に訳されたとあったので、しまった、英語で読めば良かったと後悔。

  •  スペインからモロッコに渡り、ピラミッドを目指す内容。
    羊飼いをやっていた少年が、ピラミッド付近の宝を探しに行くために、羊を売りジブラルタル海峡を渡る。
    その後、モロッコや砂漠で様々な出会いや状況が訪れる。

     個人的には、前半は読みやすかったが、後半になると風や太陽などと少年は会話をします。
    それを理解するのが少し難しく感じました。

  • 錬金術以降の意味が一部 わからなかったが、夢は思い続ければ叶う的な前向きな内容

    中高年になって読むと 青臭い気もするが 星の王子様より 行動的、現実的、野心的で 男性向け、経営者向けの本だと思う

  • 夢を旅した少年の話。イエスさまのお話かと思ったがそうではないようだ。子供にもすすめたい。

  • 林田さんがタイムラインでほんの一部をシェアしていたので、気になって読んだ本。

    よくわからない部分もあったけど、とにかく人間は自分が本当に何がしたいのかということに真面目に向き合って、それを追求して生きていくのが難しい生物なんだなと。
    自分の目的を達成するための手段が、いつの間にか目的にすり替わってしまっても気づかないし、シンプルに自分の目的を追求している人に対して邪魔もはいるし、障壁もあるから、自分の中にいる悪魔に負けて、一見、楽な道(楽な道が幸せな道とは限らない)を選んでしまったりもする。(それって、自分の中にも思い当たる節はあるし、決して他人ごとではないという。)
    そんなかんじで自分の”心の声”をいつの間にか封じ込めてしまって、生活に多少の不満感のようなものがあるけれどもなんとなく生活ができているからそれでいいやというかんじになってしまう。
    本来なら、人間だれしも、自分が本当にやりたいこととかっていうのは持っていて。でも歴史に残るような偉業だったり、他人から羨まれるような成果(もちろんこれは仕事の話だけでなく、最高の母親であったとかも含まれると思う)を残せる人と、そうでもない人の違いは、自分のやりたいことを追求できているかというシンプルな差なのかもしれない。大半の人は自分の本当にやりたいことを追求できるわけではないから、モチベーションも上がらない。だから、ものすごい成果を残せるわけではないみたいな。今まで、偉人と凡人を分けるものは何なんだろうと思ってきたけれど、これも一つの要素としてあるのかもしれない。
    最近、ちらほらやりたいことを求められるのはおかしいみたいな発言をする人いるけど、それってその人自体がもう既に何らかの要因で”心の声”が聞こえなくなっているだけなのかもね。
    相変わらずまとまりないけど、こんな感じでメモ終了!



    ”傷つかないようにしていることは実際に傷つくよりもつらいことだと心に言ってやれ。”
    傷つかないようにする方が、実際に傷つくよりもつらいことだとかっていうのも気付かない。本当にそうかもしれない。まさに今。一丸さんの件も、なんとなく思ったようにはうまくいかなくて、一丸さんに頭下げに行った時は久々に折られたなと。まあ、そのあたりの時って、大好きだった彼女に振られたり、サークルも崩壊するしで弱っていた時というのもあってのかもしれないけれど、割と来たな。その印象が強すぎるから、どうも、やっても意味ないんじゃないかみたいな悪魔がことあるごとにささやいている。だから、最近振るわないというか、こう足が重いのかもしれない。でも、この書評?を書きながら振り返ってみて、本当にやれることを手を尽くしてやったのかといわれると、それはそうでもないのかも。まだまだできることはあったし、それで成功する可能性もあった。そう、まだ手を尽くしていないんだよね。とりあえず、少しずつでもいいから目の前にあることを一点集中していくしかないのかも。自分の中の悪魔とうまく付き合ってもう少しやってみようじゃない。


    ”愛は逃げない。”
    もし、今のが本物なら、逃げないでそのままでいるのかもしれない。もしそれが、薄れたり、逃げたりしたとしたら、それは。まー、本物だと思い込んでいたというだけのものかもしれない。それには少しねかしてみるのもいいのかもしれない。

  • 少年が夢をつかむための物語。アルケミストとは錬金術師のこと。風と話したり砂漠と話したり。星の王子様と同じ路線と思えばよいのかも。そんなに都合よくいくものかと思う。

  • 読んでいる最中から色々と考えさせられました。この本図書館の子供向けの所に置いてあったんですが、大人になってから読んだ方が色々と得るものがあるのではないでしょうか。「夢を見ながらそれを叶えない人がいる、その人は傷つくのが怖いのだ」というような内容に心をぐっと掴まれた思いがしました。対価なしに何かを得ることはないのだけれど、たとえ何かを失ってものちの未来から見ると無駄ではないのかもしれない。夢を叶える勇気が私にはあるだろうか。

  • 恐れ・不安・迷いの中で、見えない力、自分自身を信じる力によって、夢を引き寄せていく物語のように感じた。こうなりたい自分に価値観を置き、直感と信念に基づいて行動することは簡単ではないが、少年の生き方はお手本にしたい。

  • 宇宙の摂理をファンタジーとして体験できる。

  • 「結局、人は自分の運命より、他人が羊飼いやパン屋をどう思うかという方が、もっと大切になってしまうのだ 」

    なぜそんなことを自分に話すのか少年が尋ねると

    「それは、お前が運命を実現しようとしているからだよ。それに、今、もう少しですべてをあきらめようとしているからだ」

    王様との対話。

    この本のレビューはやはり様々で、それはそれぞれの人生の段階や状況が様々だからこそなのだと思う。

    ここで共感するかどうかが、この本と出会うタイミングかどうか、なのだと感じます。

    そして、たまたま私にとってはそれが今だったのだと。

    6年前、30になりたてのころ、お友だちからこの本をいただいた。スラスラ読めちゃう本だな、くらいしか印象がなかった。

    たまたま節目の季節を過ごしてる今、大量の本も処分したけど、この一冊は押入れの奥に残ってた。

    読みはじめて、一言一句、逃すことができずに、大切にすべてイメージしながら読み進めた。

    今この時期にこの本を読めてほんとにうれしいし、6年前に私にこの本を贈ってくれた愛ちゃんに感謝でいっぱいです。時間かかってゴメンね(=´∀`)人(´∀`=)

  • ブクログがきっかけで読むことにした本の一つ。サラリと読めるようで、難解な本だと思いました。当時「星の王子さま」と並び称されたというのも、納得できます。子どもの頃に読んでいたら、この不思議な感じがより長く印象に残ったのではないかな、と感じました。

  • 1988年にベストセラーとなり、世界的にもファンの多いこの本。羊飼いの少年サンチャゴが自分のみた夢を信じて旅をしながらいろいろなことに気付いていきます。大切なのは"夢を追い続けつつも、自分を見失わないようにすること”。自分を信じて突き進む少年のひたむきさは頼もしく、たくさんのことを教えられます。大きな夢でなくてもなにかにチャレンジしてみようかなと思えてきます。

  • 世界中で愛されて1000万部!との謳い文句通りの「なるほど本」でした。
    淡々と描かれたこの本の中には愛、易しさ知識すべてのものが入っています。
    ファンタジーというよりも人生の師と仰ぎ奉りたくなるような本。
    もう一度、咀嚼し身体に行き渡るように読んでみたい本です。

  • 「それで、それが愛というものなのかね?」
    「そうです。それが愛というものなのです。それは獲物をはやぶさにし、はやぶさを人にし、人を今度は砂漠にするものです。それは鉛を金に変え、金を地球に戻すものなのです」


    夢を追って旅する少年の話。
    彼は旅の最中にいろんな人に会います。老人、イギリス人、クリスタル商人、そして最後に錬金術師。旅の終わりに、彼は彼らに会わせてくれたことを神に感謝します。
    題名にもなっている錬金術師(アルケミスト)、一般的なイメージは鉛を金に変える術というようなものですが、この本のテーマはそれよりもっと広大です。
    宇宙にある全てのものが、その法則に則り循環しているのです。だから求めるものはいつだって自分の心の中にもあります。

    「マクタブ」作中で繰り返し使われているこの言葉を、私も人生の方針を見失いかけたらつぶやいてみようと思います。
    意味はぜひ読んで確かめてみてください。

    少年は最後に夢をかなえて、宝を見つけます。
    その居場所こそ、この本のテーマになっているんじゃないかなと思います。

  • 信じる力、みたいのはあんまりだけど
    所有する、ということ
    あらゆるものの声に耳を傾けること
    なんかは結構響いたかなあ。

  • ブラジル人の作家さんの作品を初めて読んだ。

    これは凄い本だ。夢中になって一気に読んでしまった。

    いくつかの宗教が信じられている文化の中で、一人の少年が生きる意味とはなにか?自分はなにを求めて生きているのか?夢ってなに?というテーマが旅する少年を通して語られている。

    宗教じみた言葉で語られる人生の道しるべが、わかり難いようで、わりと率直に心にすとんと落ちてくる。

    文体は童話のようだが、そのテーマは非常に深く、読む人の人生の物差しで意味合いが変わってくると感じた。
    読む人の年齢によって、感情移入する登場人物も変わってくることだろうと思う。

    世にある作品の根幹を濃縮して語ったような作品で、個人的にかなり衝撃的だった。

    大変レベルの高い作品。凄い。

  • ■書名

    書名:アルケミスト―夢を旅した少年
    著者:パウロ コエーリョ

    ■概要

    羊飼いの少年サンチャゴは、アンダルシアの平原からエジプトのピ
    ラミッドに向けて旅に出た。そこに、彼を待つ宝物が隠されている
    という夢を信じて―。「何かを強く望めば宇宙のすべてが協力して
    実現するように助けてくれる」少年は錬金術師の導きと、さまざま
    な出会いと別れのなかで、人生の知恵を学んでいく。世界中の人々
    の人生に大きな影響を与えてきた夢と勇気の物語。
    (From amazon)

    ■感想

    有名な本で、やっと、古本屋で見つけたので購入しました。

    えてして、期待が大きい本というのは、面白くないと感じるものが
    多いです。これもそんな一冊です。

    自己啓発+宗教本です。

    この形態だと、「聖なる予言」を昔に読んだことがありますが、あ
    ちらの方が楽しめました。

    本作は、あまりに宗教色が強い。
    「信じる者は救われる」という事を、神秘的っぽい描写でクドクド
    伝えています。
    確かに、気になった言葉はありましたが、この物語でしか言えない
    言葉は皆無で、既に言われている自己啓発の言葉の数々を、物語
    の中に挿入しただけです。

    中盤からは、飽きて半分飛ばし読みっぽい感じで読んでました・・・・

    ■気になった点

    ・僕たちは変化に備えておかなければならないのだ。

    ・羊が僕に教えてくれるのではなく、僕らが羊から学んでいただけ
     なのだ。

    ・決心するという事は始まりに過ぎない。

    ・ここでは本は不必要な荷物だと決めたのだ。

    ・人は誰でもその人、その人の学び方がある

    ・学ぶ方法は一つしかない。それは行動を通してだ。

    ・おまえが自分の内に素晴らしい宝物を持っていて、それを他人に
     話したとしても、めったに信じてもらえないものなのだよ。

    ・お金で命を救えることはめったにない。

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