- Amazon.co.jp ・本 (204ページ)
- / ISBN・EAN: 9784885031182
感想・レビュー・書評
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錬金術師の一人称が「わし」じゃなかったら惚れてた。等価交換に従って、この世界はできている。道を志した者は大いなる力によって必然的にそれの方向へと導かれる。風や太陽をも味方につける。
スプーンの話がすき。うつくしい。空っぽになって渇いたとき、何もかもなくなって、空虚で寂寞で、どうしようもなくなったら、或いはそうでなくても、何度でも読みたい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
夢を追うことを諦めてはいけない、自分の信じる道を行きなさいってことなのかな。今の自分にはそれが一番強く感じたメッセージ。年月を経て読み返した時、自分がどう感じるのか楽しみな本。心に残った言葉の数々、これから先大事にしよう。
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夢で見た宝物を探しに行く少年の話です。始めのほうはちょっと文章に慣れるのに時間がかかりましたが、流れに乗ってきたら一気に読めました。偶然なんてことはなく、すべてに意味がある...ということを語っている物語でした。読み終わって、ちょっとほっとした気分になりました。
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かなり色んな方々に推されている本。……んが、困ったことに、ストーリーや色んな方々の感想を読んでも、何を書き込まれた本だったか、わたしが読んで何を感じたか、さっっっぱり思い出せないのだ。
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大分前に
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変な説教臭さや考えの押し付けが無く、意味の深い童話を読んでいるような感じで読めた。
手元に置いて、時々思い出した時に読みたい本だな、と思った。 -
「社長が読む本」みたいので発見したもの。淡々とした文章だけど、すごく素直だったり、すごく愚かだったり、人そのものが書かれているカンジ。夢はなにか、目的はなにか?考えさせれるし、人生でもやもやしたときにもう一度読みたい本。辛い時にこの本に出会って、晴れやかな気持ちになれたし、もっと地に足をついて生きたいと思えた。宮殿をスプーンを持って歩く話は教訓みたいで印象的だった。会えて良かった。
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前々から気になっていたのですが、ぴったりのタイミングを待って待って、ようやく読みました。
語り口は謎めいているけれど、とてもストレートなメッセージを伝える本。
わたしがふだん読んでる小説が、遠まわしにひねくれた方法で表現している(まあそこが好きなのですが)ことを、すとんと胸の真ん中に落としていくような感じ。
スピリチュアル系にいささかアレルギーのある自分だけれど、それでも時々敬虔さに似た気持ちが湧いた。
錬金術師とふたりで旅する場面では特に、ゲド戦記を思い出しました。
どちらも何度も読み返すべき本だと思います。 -
「地球上のすべての人にはその人を待っている宝物があるのです」――羊飼いだった少年は「宝物」を探す旅に出る。
本書には夢を探求する旅(=人生)において忘れてはならないエッセンスがちりばめられており、自己啓発の物語ともとれる。しかし、本書が世界的に愛読されているのは、その自己啓発的な部分だけではなく、少年の旅物語としての童話性が評価されているからだと思う。
パウロ・コエーリョの著作の中では比較的宗教性が薄く、読みやすい。子どもも大人も楽しめるが、ぜひ夢を持つ若者に読んでほしい。背中を押してくれるはずだ。 -
えり*深い…